AIの発展は昨今目覚ましいそうで


日々刻々と社会への影響予想が覆され

時代の先読みが難しいほどの発展ぶりだそうです。


AIができないもの

人間にしかできないもの


の中に


ミス、弱さの表現?

があるそうです。


人は、失敗や弱さに共感し

慰められたり、励まされたりもする生き物。


やっちまった!

という出来事が

人間らしさを際立たせる時代になるのか。と。


カズレーザーと学ぶ

という番組で触れられていました。


先日他界された

ピアニストの

フジコ•ヘミングさん。


コンサートで沢山間違えてしまった

というご自覚があった時


「今日はいっぱい間違えちゃって

ごめんなさい」


なんて謝られるシーンもあったそうです。


素敵な人格から醸し出される演奏

に私も魅力を感じていますし

そんな魅力に惹きつけられて

コンサートを聴きにいらっしゃる方々

結構おられるってことなんだろうなぁ。


と思います。


技術を追いかけすぎると

機械的な演奏になっていく。

そして

その方の人格から醸し出される魅力

というものが閉じ込められていく。


常々感じている事です。



テレビでは

かなり昔作成されたドラマが放映されるようになり


俳優の方々の現代の演技技術が

高度になってきているんだなぁ


と感じる反面


心に響く演技

される方

お見かけしなくなった感もあります。


たいしてドラマを見ているわけではないので

偏見だったらごめんなさい🙏


ちなみに私は

どんな役にもなれるような

カメレオンみたいな役者さんより


その方の人格が滲み出るような

作られきれていない人間臭さ

この役はこの方にしかできないなぁとか

この方がされるから味が出てる

と感じるもの

に心が動かされます。


ストーリー、脚本と

配役のマッチングは

監督さんがされるようですが

この役は是非この人に…という時


俳優さんの

人格的な魅力を引き出す

という意味で采配されたものと

そうじゃないものでは

私自身

受け取る感覚が変わってくる気がします。

ーこれは日本のドラマに限らずですー





日本の教育環境の影響もあったかもしれませんが


私は

体調を崩したころ

ー交流分析の第一人者であられる

心理士の先生に

カウンセリングしていただきましたー


私の自我状態が

脆弱な自我状態であったことを自覚

させていただくことができました。


そして

そこに至るまでの振り返りをしてきました。


〜すべき

〜してはならない

あなたはダメな人間だ

ダメな演奏家だ…


否定的な言葉を浴びる環境

散々なじられる環境におかれていたためでした。


私の自我状態は

交流分析でいう

A(成人)がCP(批判的な親)に汚染された状態だった


という事と

AC(順応する子ども)が高かった。


なので

FC(自由な子ども)を高める作業をする事で


自我状態を健全な状態にしていった


という体験を思い出しながら



日本のピアニストの方々の演奏

自我脆弱な演奏をよくお見受けします。


もちろん

技術は本当に素晴らしく

私もとても勉強になっていますが


何にも響かない。


決して皆さんが


とは言いません。


辛口な発言になりますが、

少なくとも私が目指したい類ではない


ということです。


ー日本のピアノ教育の問題じゃないかな?

と常々感じていますー



もちろん料理でさえ

これは人気の有名シェフが作った料理

と思い込むだけで

実際にその料理は美味しく感じる


という心理的効果もありますので


コンクール入賞者とか

天才

人気のピアニスト

巨匠

の演奏だ


と聞いてから演奏を聴けば

さらに素晴らしい演奏

と感じられる効果もあります。


そんなこんな考えると


他者が自分の演奏をどう受け取るか


ということに

あまり振り回されず


私は私


の演奏を追求していきたい


と思ったりしています。





レッスンでも

そういったことを踏まえて

上達のお手伝いをしていきたい


と思っています。