子どもにとって

親の存在が

安心、安全であること


凄く大切だと思っています。


子どもが人格的に健全な成長をしながら

知識や技術を獲得していくエネルギーにもなる

欠かせない要素だからです。


ですので

体罰はもってのほか。


また

教育虐待は

子どもを尊重せず

親の価値観の押し付けから生じます


イチロー選手は

お父様がスパルタ野球教育だったようですし

スポーツ選手や

音楽家や

音大に来られる方々の中には

親御さんがスパルタだったケース

あるようです。


それが全て悪い

とは言い切れません


でも…


それで苦しんだ方々のお話も伺ってきたので

自分の子どもたちに関しては

自分でピアノを教える

ということに

慎重だったと思います。


その世界で秀でても

人格的に歪んでしまったり

そのことで

人間関係に苦しんだりすれば


子育てとしては

失敗というか

子どもたちに申し訳が立たない


と感じたからです。


そういった意味で

家庭で自分の子どもを教育する

というのは

かなりリスクがあると考えています。


だからって

全くしない

という意味ではありません。


幼稚園や学校、習い事の教室など

プロのいる

教育施設に

ある程度の教育をお願いする


当然の流れのように思います。


立派な学校の先生のお子さんが

難しいケースを伺うことがありますが



家庭教育が

お子さんにとって

精神的に

安心安全な場でなくなっている可能性も

考えられます。



また

医師の世界も

会社の世界も

牧師の世界も(?)

子どもが跡を継いでいく

ことで


例えば

マザコンや共依存

精神的自立ができず

物事が自分の意志で決められない

考えられない

未成熟な大人として生きる


なんてリスクもあります。


自分が築き上げたものを

子どもに押し付ける

子どもの意思を無視して。

いや

そんなこと考えさせないように

洗脳して後を継がせる

とか。


子どもは親の所有物ではない


おそらく

別人格をもった

自分とは違う人間なのだ

という感覚

が弱いのかもしれません。


最近

ある実験として

中国、韓国、日本人と

欧米の方々の

親の写真を見た時の脳の反応に

違いが見られた


ということを

何かの本で読みました。


中国、韓国、日本人は

親の写真を見て

自己を認識する脳の部位が

強く反応していたそうです。


欧米の方々はほとんど

反応しなかったそうです。


ーということは

その逆

親が自分の子どもの写真を見たとき

脳の自己認識は

どんな反応するのかな


と興味が湧いていますー


ですので我々は

なおさら意識的に

子どもが健全な自立をしていくために

子どもの意思や考え、気持ちを尊重する対話


心がける必要があると

思っています。