井の中の蛙で一生過ごそうとすれば
人格的にも、知識的にも、技術的にも
成長は寸止まりします。
成長が止まると
生ものなので
腐っていく。
井の中が心地良い人たちは
特に
大人や指導的立場の人間が
広い世界を見せないように
広い世界に対して
否定的な言葉を浴びせ続けて
マインドコントロールすることもあります。
それは
ほとんど無自覚でしている場合だったりします。
若い頃
(今のところ)
最初で最後の海外旅行ですが
アメリカに1ヶ月半ほど
滞在する機会がありました。
衝撃的だったのが
自分の置かれた環境の中では
NGだったり、ダメ出しされたりすることが
海外では
気にしていなかったり
OKだったり
むしろ推奨されていたり
なんてことが重なり
自分の物事に対する
認知や考え方、感じ方が
大きく変化する体験でもありました。
精神的な解放と自由を体験しました。
自由に考えていい
感じていい
そしてそれを
表現していい
始めは戸惑いましたし
結局
日本に帰れば
その感覚は次第に封印されていきました。
それでも
若い時に海外に行かせていただけたこと
貴重な体験をさせて頂きました。
ーちなみに宇宙に行くと
世界観が変わるなんて話も聞きますー
私の子どもたちも
(自分から希望してですが)
それぞれ期間や国は違いますが
海外在住体験をしました。
その体験は
視野を広げてくれた
と思います。
少年犯罪の更生に関わっておられた
カトリックの神父さんの取り組まれたことは
少年たちを
未開発地域の国に連れて行くこと
でした。
ー少年の犯罪は
九割が男の子
女の子は一割だそうですー
大人のチープな説教や
懲罰なんかより
遥かに効果があった
と言っておられました。
最近
フランシス•ベーコンという
15世紀の人
ー弁護士から政治家になったし哲学研究もしていた人らしいですー
の思想に関心をもち
意識的に
自分の思考に取り入れてみるように
しています。
人の「思い込み」について
ー思いこんだら試練の道を🎵
星飛雄馬の主題歌の歌詞にあったような😅
私も思い込み激しい人間でしたのでー
この思い込みや偏見の世界を「イドラ」
と名付けたそうです。
強く思い込んでいる人は
自分が騙されていることに気づかない
人は、どんな状況で思い込みを信じてしまうのか
思い込みや偏見に騙されず
正しい判断ができるようになるために
四つのイドラをチェックすること
1 種族のイドラ
人間の世界、自分の所属している世界が
全てと考えていないか
2 洞窟のイドラ
自分がそうだから、
誰もがそうだと思ってしまう偏見はないか
ー自分の主観こそが世界だと勘違いしている人
沢山いるそうですー
3 市場のイドラ
噂話や多くの人が言っているから
それが正しいと感じてしまう偏見はないか
ーたとえ嘘の情報でも、いろんな人から
それを何度も聞くことで簡単に信じてしまう
でも実際はデマを流した人の話が
広がっただけだったりするー
4 劇場のイドラ
権威を盲信することから生じる思い込みではないか
ー一度相手が賢い人だと思ってしまうと、
その人の専門分野と全く違う内容の話であっても
それを正しいことだと信じてしまうー
宗教の世界は
劇場のイドラ
かなりあったなぁ
と思います。
特に、子育てに関して
権威のある人がこうするべき
(ムチで叩いて子どもを調教するとか
3歳までに自我を折って従うことを学ばせる
なんて、無知丸出しで最低です)
と言ったせいで
家族が苦しんでいるケース
一杯見てきました。
正しい知識を身につけ
正しい原因をまず突き止めなければ
望んだ結果を生み出すことはできない
権威のある人が言ったから
うまくいっているはずだ
と思い込むのではなく
うまくいってない
という事実を事実として受け取ることで
(辛いことかもしれませんが)
原因が見えてきて
対処していける
これは
音楽の世界でも感じることがあります。
先生の言う通りにしているから
コンクールで評価されたから
上手くいってるはず
というか
自分は上手い
何の問題もない
と思い込むと
成長は止まります
そして
次第に腐っていき
悪臭が漂う音楽に。
芸術に完璧はない
人間は不完全
これでいい
という世界に立てこもらず
でも
自己肯定感は保ちつつ
自分のよくないところの原因を突き止めて
望む結果に導きだす作業
まず私がし続けていきたいと思った学びでした。
ベーコンさん
ありがとうございます😊