年末に、「鈴木バイオリンが大府(おおぶ)市に本社移転」という記事が中日新聞に掲載されていました。
鈴木バイオリン工場は一時期大府市にあったのですが、戦争で楽器製造全面廃止となり、大府のバイオリンの里は幻となってしまったんですよね…。
大府市に本社移転と言う事は…
幻の「バイオリンの里」が復活
ちょっと、ワクワク
初めて国産バイオリンを製造したのは、鈴木バイオリンの鈴木政吉さん。
政吉さんのバイオリンは、あのアインシュタインにも贈呈され、自分の愛用のバイオリンと聴き比べをした事もあったそうで😲
他のバイオリンと遜色のない音色だったと述べています。
鈴木バイオリンについては、大府市歴史民俗資料館で鈴木政吉展があった時に書いたブログに詳しく書いています↓
そしてその新工場、どこに出来るのかと思ったら、以前イタリア料理店があったところだと知りました。
お料理も美味しくて、閉店した時は残念だったのですが、そこは建物もすごく素敵だったのです。
まるでドイツのおとぎ話に出てきそうなメルヘンチックな外観で、もったいないなぁと思っていたのです。
レストランだった時は、こんな感じでした↓
かつて長男の梅雄が工場を大府に作ると決めた時、ドイツで見た「楽器生産の村、マルクノイキルヘン」を大府に再現しようと思ったそうなのですが…。
ドイツのメルヘン街道にありそうなこの建物は、新工場にピッタリな気がします♪
大府市は、世界的バイオリニストの竹澤恭子さんや、大府市公式イメージ曲を作曲・演奏されているバイオリニストの水野紗希さんの出身地でもあります。
工場移転に伴い、スズキ・メソードによるバイオリン教室も併設されるとのこと。
「建康都市おおぶ」ですから、運動、食だけでなく、芸術文化の充実で心も健康にしたいものです
今回の大府市への移転を機に、日本のバイオリン作りの文化を残したい!というプロジェクトを立ち上げ、その資金をクラウドファンディングで集めているそうです。
リターンも、大府市出身のバイオリニスト・水野紗希さんの記念コンサートチケット、本社工房見学チケット、30年前に生産終了となったSUZUKIギターのリペア済み蔵出し品など、色々あります。
バイオリン作り文化の継承のために、ご協力お願いします💕
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