ルビンの壺が割れた / 宿野かほる | 趣味は読書です

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ひたすら読んだ本たちの記録

 

「突然のメッセージで驚かれたことと思います。

失礼をお許しください」
――送信した相手は、かつての恋人。

フェイスブックで偶然発見した女性は、

大学の演劇部で出会い、二十八年前、

結婚を約束した人だった。

やがて二人の間でぎこちないやりとりがはじまるが、

それは徐々に変容を見せ始め……。
先の読めない展開、待ち受ける驚きのラスト。

前代未聞の読書体験で話題を呼んだ、衝撃の問題作!

 

 

 

話題作、今更ですが読んでみました。

続きが気になってさくさく面白くは読めましたが

まあでも、だめでしたね。

この先ネタバレ有りです!

 

 

最後に持ってくるどんでん返しとしては、

アンフェアでしたね。

異常者としてオチをつけたかったのなら、

もっとその片鱗をそれまでの間にちりばめとかないと。

まあ確かに後に戻って読み返すと

ぞっとする部分はありましたが。

住所とか名字のくだりね。

 

もう、好きになれる登場人物が一人もいない、

絶望的な作風でした。

一見良い人やと思ったのに、のパターンやから

余計に絶望。

主人公→異常者

美帆子→性的に訳あり

叔父→娘と性交する性的異常者

優子→叔父や彼氏以外と性交する

宮脇→金持ち逃げ

などなど。。

誰か一人ぐらいまともなやつおらんのかいっ!?

 

どんでん返し大好き人間としては、

これまでもっともっと

ハイクオリティなどんでん返し物を読んできたので、

全然満足できていません。

もっと私を驚かしてくれ!さあもっと!

という気持ちです。

 

 


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