38歳で妊娠。
結婚で生じるあらゆることに納得がいかず、
婚姻届は出さなかった。
区役所に母子健康手帳をもらいに行くと、
想定外のことを言われもやもやし……。
妊娠を機に押し寄せる無数の「うわーっ」。
メリットのない結婚制度の不自由さ、
百点満点の無痛分娩のありがたみ、
ゾンビと化した産後、妊娠線というタトゥー、
恐怖のワンオペ育児に子守歌代わりのBTS……。
“母性”でまとめられたくない、
自分だけの気持ちを掬いあげて言葉にしていく、
最高に風通しのいい育児エッセイにして新時代のバイブル!
ん~まあややこしい人やな~という感じでした。
「母ではなくて、親になる」の山崎ナオコーラっぽい感じ。
いきすぎたフェミニズムというか。
そんな無理せんでいいよ・・と
肩をたたいてあげたくなりました。笑
こういう人たちって、何かの条件に
自分の生活が変えられるのを、
極端に嫌がるじゃないですか。
でも、妊娠出産子育てって、
それこそ劇的に生活が変わりますよね。
でもそれってさすがに普通じゃない?
それでも自分の生活を変えたくないって、
それはエゴでしょ、と思っちゃう。
それならそれこそ、子どもを作らなければいい。
って言うと、
女性の生き方が変わらないように社会を変えていかなきゃ!
となるのが、こういう人たち、
だという印象があります。;
でも、子どもが生まれた後の作者さんは、
ちゃーんと生活が子どもによって変えられて、
苦労したり悩んだりしていて、
そうそう、そうよね~と親近感を覚えました。
それでええねん。それが普通や。笑
変わってええねんで!
あとはこれはあまりこの本は関係ないのですが、
最近のこの世の、謎のアンチ母乳の風潮。
ミルク最高!みたいな雰囲気がすごいですが、
それこそ理系的に、母乳のメリットは
変えようがない事実なんやから、
それはそれで認めたらいいのに。
そのうえで、
別に無理して苦しみまくってまで母乳をしなくていい、
だったら納得なのですが、なんで
アンチ母乳、までいっちゃうんでしょうね?
なんかなんでも、
いきすぎた反対意見は不自然やな~と思う最近です。
それにしても、この人の旦那さんがなかなかのやばい人!
自分は何にも気にしないタイプ♪
やから周りにもそれを強要する、というか
周りもそうだろうと決めて行動する人、
めちゃくちゃ苦手です。
想像力のなさがすごい。
フェミニストの人って、
そういう人と結婚しないイメージなのですが、
なんで結婚したんかな。気になります。
あとは、
男の子と女の子の区別をなくそう!
みたいな昨今の風潮も、いきすぎたら逆に
子どもにとってマイナスでは?と思ってしまいます・・。
極端な例えだと、
親のエゴで、男の子にスカート履かせる、
みたいな。
社会が男女のイメージを作っている!
それに抵抗しないと!
って感じなんだと思いますが、
その社会が変わるのは
きっと何百年もかかるだろうから、
今はまずその社会で生きやすくしてあげるのも
大事なんじゃないかな、と思うのです。
なんだか関係のない感想が多くなってしまいましたが、;
いろんな人の感想を聞きたくなる一冊でした。

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