離島で研修医やってきました。 / 水谷緑 | 趣味は読書です

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ひたすら読んだ本たちの記録

離島で研修医やってきました。 お医者さん修行中コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミッ.../KADOKAWA/メディアファクトリー
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学生でも医者でもない「研修医」のポチ。

大都会の病院で昼夜を問わず激務に追われ

お医者さん修行を積む毎日です。

そんな中、実習のため訪れた離島の病院で

予想外の体験をすることに!!

のんびりと時間が流れる島で

お医者さんと島の人たちがどんな風に

命と向き合っているかを

研修医の目でつづったコミックエッセイです。









さっそく、前作「あたふた研修医やってます。 」に続き

研修医エッセイ2作目を読みました!

離島で研修医、ってどういう意味かな~

と思っていたのですが、

2年間の研修医生活の中で、約1か月

“地域医療”を学ぶ目的で、ポチさんの病院では

①村②島③市中病院

のどれかを選ぶシステムだったようで。

これは3人1組での研修なので、同期の

なつみちゃんと丸山と共に、そして

島の人々と共に過ごした日々のエッセイです。


もうとにかく、島の人々が魅力的過ぎました!

それと、おじいちゃんおばあちゃんを描かせたら、

この水谷さんは天下一品!

めちゃくちゃかわいい!面白い!

島の唯一の病院の院長先生はもう

70歳のおじいちゃん先生なのですが、

老人ホームに往診に行くと、たちまち

おじいちゃんおばあちゃんたちのアイドルに!

みんな車いすで「先生・・」と

にじりよってくる姿は圧巻でした。笑

こんな感じで、治療内容や効率よりも

患者との心のつながりや安心感を大事にする島の医療に

ポチたち研修医も新たな価値観を持つようになります。


最初は読みながら、

離島の医者って、

大学病院とかと比べてめっちゃ楽やん!

自分やったら絶対離島がいい!

とか思っていたのですが、

読み進めていくと、離島では

離島ならではの大変さがありすぎることが

よーーくわかってきました。;

やっぱり、島の医療を分野関係なく

全て引き受けなくてはならないこと。

高齢者が多いので、毎日往診で島中回ること。

24時間、島民の救急を受け付けなければならず

プライベートなどないこと。

そして、狭い社会での

濃密な人間関係の中での医療。

他にもまだまだ色々あるんだと思います。

それでも、島の人たちに愛され、

必要とされる離島のお医者さんは

素敵な仕事だなぁ~!と思いました。


もう読んでいてきゅんきゅんしちゃいました。

水谷さんの研修医シリーズは

もうこれで終わりなのでしょうか?!

ちなみにこのエッセイは

2015年4月に出版された超最新作です。

絵も可愛いし面白いし、

もっともっと書いてほしいと思います!

※追記:「まどか26歳、研修医やってます! 」新刊出ました!




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