- 離島で研修医やってきました。 お医者さん修行中コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミッ.../KADOKAWA/メディアファクトリー
- ¥1,080
- Amazon.co.jp
学生でも医者でもない「研修医」のポチ。
大都会の病院で昼夜を問わず激務に追われ
お医者さん修行を積む毎日です。
そんな中、実習のため訪れた離島の病院で
予想外の体験をすることに!!
のんびりと時間が流れる島で
お医者さんと島の人たちがどんな風に
命と向き合っているかを
研修医の目でつづったコミックエッセイです。
さっそく、前作「あたふた研修医やってます。 」に続き
研修医エッセイ2作目を読みました!
離島で研修医、ってどういう意味かな~
と思っていたのですが、
2年間の研修医生活の中で、約1か月
“地域医療”を学ぶ目的で、ポチさんの病院では
①村②島③市中病院
のどれかを選ぶシステムだったようで。
これは3人1組での研修なので、同期の
なつみちゃんと丸山と共に、そして
島の人々と共に過ごした日々のエッセイです。
もうとにかく、島の人々が魅力的過ぎました!
それと、おじいちゃんおばあちゃんを描かせたら、
この水谷さんは天下一品!
めちゃくちゃかわいい!面白い!
島の唯一の病院の院長先生はもう
70歳のおじいちゃん先生なのですが、
老人ホームに往診に行くと、たちまち
おじいちゃんおばあちゃんたちのアイドルに!
みんな車いすで「先生・・」と
にじりよってくる姿は圧巻でした。笑
こんな感じで、治療内容や効率よりも
患者との心のつながりや安心感を大事にする島の医療に
ポチたち研修医も新たな価値観を持つようになります。
最初は読みながら、
離島の医者って、
大学病院とかと比べてめっちゃ楽やん!
自分やったら絶対離島がいい!
とか思っていたのですが、
読み進めていくと、離島では
離島ならではの大変さがありすぎることが
よーーくわかってきました。;
やっぱり、島の医療を分野関係なく
全て引き受けなくてはならないこと。
高齢者が多いので、毎日往診で島中回ること。
24時間、島民の救急を受け付けなければならず
プライベートなどないこと。
そして、狭い社会での
濃密な人間関係の中での医療。
他にもまだまだ色々あるんだと思います。
それでも、島の人たちに愛され、
必要とされる離島のお医者さんは
素敵な仕事だなぁ~!と思いました。
もう読んでいてきゅんきゅんしちゃいました。
水谷さんの研修医シリーズは
もうこれで終わりなのでしょうか?!
ちなみにこのエッセイは
2015年4月に出版された超最新作です。
絵も可愛いし面白いし、
もっともっと書いてほしいと思います!
※追記:「まどか26歳、研修医やってます! 」新刊出ました!