お久しぶりです♪ | piano*演奏会*庭の花

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私の好きなこと。思ったこと。

もう6月ですねニコニコ
なんて月日は早く過ぎるのでしょう!
ブログを書くのはいつぶりか…
…もう忘れてしまいました(笑)てへぺろ

私は相変わらず元気に楽しく趣味三昧で過ごしております音譜
ブログに書きたいこともいろいろあったのですが…サボり癖ってついちゃうものですねあせる

今日はとりあえず思い出しながら今までの出来事などを書いておこう!とAmebaアプリを久しぶりに開きました。

(すみません!
こんなに書いてないのに毎日たくさんのアクセスがあるようです。
また、フォローしているブロガーさんのところへもご無沙汰していて…本当にごめんなさいアセアセお願い)


まず、書かなきゃ!と思い立ったその理由ですが…

藤田真央君です!

先週モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、山田和樹指揮。
藤田真央君ピアノのラヴェルのト長調協奏曲のコンサートに行ってきました。
そのことも書きたかったし…

もうひとつは、文藝春秋から出版された真央君のエッセイ本「指先から旅をする」。
その本の愛蔵版というのが受注生産で出版されました。

愛蔵版というだけあって写真集付き、豪華な装丁の立派な本!




愛蔵版を購入した方限定で参加できる真央君のトークショーというのが先日あって、それをライブ配信で視聴しました。
真央君のトークって本当に面白いのです。

エッセイでは世界中を演奏旅行する先々で起こる出来事や演奏中に感じたこと、大御所指揮者や音楽家たちとの交流など…
真央君にしか書けない貴重な体験談を面白おかしく文章にされてるんですね。
コンサートでの真央君のプレトーク、アフタートークではいつも面白くて笑っちゃうのですが、真央君の文才も驚くほどなんですよね。
エッセイを読みながら何度も笑ってしまいます。

真央君、文章を書くのは苦労せずできるそうで、エッセイを書くようになってからは常日頃アンテナを張って今起こったことを言語化するようになったんだそう。
村上春樹さんと小沢征爾さんの対談本のなかで村上さんが「文章で一番大事なのはリズム」と言っているのを読んで、「音楽と同じだ!」と思ったとか。

確かに真央君の文章やトークにもリズムがあってテンポがいいから笑えるんですね!

演奏旅行やピアノの練習でかなり時間を使うでしょうに、たくさん本を読んだり勉強されていて真央君凄いな…と改めて思ってしまいました。

そんな真央君のお話を聞いて…
自分もいろいろと興味のあることが多く、ピアノの練習も時間がかかるし見たいもの聴きたいものたくさんあって、なかなか自分に勉強になること…本を読んだりとかできないんだけど、ブログを書くのも思ったこと体験したことを言語化する勉強になるし、やっぱりやったほうがいいよな〜
と、そんなふうに思い至ったのです。

ということで…
まずコンサートの感想です!


先週5月30日(木)。
愛知県芸術劇場コンサートホール
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
山田和樹指揮
久しぶりの真央君のコンサートです♪


名古屋国際音楽祭が今年も始まりました。
6公演あり、有名オーケストラはチケット料金お高めなんですが今年は3公演行くことにしました。
最初は真央君のラヴェルのコンチェルト!

本当に良かったです〜💓

座った席は最前列の右ブロック↓




見え方はこんな感じ。
演奏する真央君が上を向けば目が合いそうになり、下を向けばピアノの蓋裏に頭上からの姿や手元が映る…
テレビのカメラが切り替わるように、真央君をいろんな角度から見られるという…2度美味しい?
そんな席でした。

ラヴェルのコンチェルトはラヴェル晩年の作品で、ジャズの要素やスペイン風の旋律が出てくるところが面白い。
一楽章冒頭の鞭のパチン!という音から始まり弾むリズムで最後まで駆け抜けます。
真央君の軽やかな音、柔らかくてオーロラのように変わる音色…
オーケストラのあらゆる楽器が奏でる色彩豊かな音!
真央君自身もとても楽しそうに演奏されていて聴くこちらも本当にドキドキワクワク楽しい🎶

あっという間の20分くらいでしたが内容的には充分満足でしたピンクハート
もちろん満場の大喝采です。

アンコールは…
(真央君、プレトークでコンサート後のヤマカズさんとの食事の予約時間があるからアンコールは短めに…と失言してしまいましたが…(お店と時間までバラしてしまった!))
プロコフィエフのソナタ1番1楽章を演奏してくれました!

(文藝春秋のトークでは「怒られてしまったので8分かかる長めのアンコールを弾いた」と言ってました笑)

そんな楽しいコンサートでした爆笑


時は遡りまして…

もう一つ書きたいコンサートについて。

4月14日(日)
大阪の住友生命いずみホールへダニール・トリフォノフさんのリサイタルを聴きに行ってきました。

去年は愛知県芸術劇場コンサートホールで聴いたトリフォノフさん。
今年は名古屋公演がありません。
なので大阪へ遠征。


住友生命いずみホールへは去年の阪田知樹さんのコンサート以来2度目。





席は最前列真ん中。
ピアノのリアルな生音を聴ける大好きな席ピンクハート


プログラムはなかなか重たいもので、前半はラモーの新クラブサン組曲集からイ短調
モーツァルトのソナタ第12番ヘ長調
メンデルスゾーンの厳格なる変奏曲の3曲。
後半はベートーヴェンのソナタ29番「ハンマークラヴィーア」1曲。

1曲目ラモー

淡々と鍵盤と宙を交互に見ながら演奏するトリフォノフさん。

その暖かい音色がとても幸福な気持ちにさせてくれました。

残念だったのはラモーのまさに一曲目が始まってすぐ、携帯の着信音が鳴り始めたことです。
かなり大きな音で何コールも続きました。

トリフォノフさん含め皆さん気分を害したのは間違いありません。
私はいつ止むのかとドキドキしました。
鳴り止んでからしばらくは気になりましたがいつの間にか再びトリフォノフさんの奏でる音楽の世界に…

ほんとうに穏やかな暖かい気持ちになりました。

モーツァルトのソナタ12番。
聴き慣れたソナタ。
どう弾くんだろう?と興味津々でした。
藤田真央君の明るくてお茶目なモーツァルトと違い…かなり厳格なソナタに聴こえました。


真央君のモーツァルトは少しロマン派的な歌い方をするけれど(それが遊び心があっていい)、トリフォノフさんのモーツァルトはピアノ学習者が見習うべき理想的な演奏と言えるでしょうか。
とても古典的でテンポを揺らすこともテヌートすることもない。
美しくキリッとした音色でテンポも一定。
スッキリとした清潔感のあるモーツァルトだと思いました。


…スミマセン。

ここまではすぐに下書きをしてあったんですが…
メンデルスゾーンの厳格なソナタ、ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」については書いていなくて…

思い出しながら書くと…
とくに「ハンマークラヴィーア」については…
あんなに長大で内容の濃いソナタなのに、まったく時間が短く感じられたことです。
以前ユジャ・ワンさんで同じ曲を聴いたことがあるのですが、テクニックの凄さばかりが印象に残って、ベートーヴェンではなく、まるでリストのように聴こえたのを覚えています。

けれど、トリフォノフさんの演奏はもちろんテクニックは凄いのですがそれを感じるのも忘れるくらい曲に没頭できました。

モーツァルトもですがベートーヴェンも本当に古典派らしい、さすがの演奏だなあと思いました。

カーテンコールは写真撮影OKで
撮れたのがこの1枚。


トリフォノフさん動きが素早くて(せっかち?)サッサッと出てきてお辞儀してサッサッと帰られるので爆笑

この日の前に東京でのリサイタルではアンコールに演奏した曲がなんと!
ジョン・ケージの「4分33秒」だったそうです。
ピアノを前にして4分33秒の間まったく音を出さない。
ただ座っているだけ…
その間の会場の物音や観客のざわつき…それが音楽だというんですね。
そんな曲があるとは知っていたけど、その演奏を聴けたお客さんはラッキーなのかアンラッキーなのか?
やっぱりトリフォノフさんの音を聴きたいじゃないですか?

でもどうやって4分33秒を計るの?と思ったら、客席にいるスタッフが4分33秒を計っていて丁度に拍手をするんだそうです。
なるほど、と思いました。


大阪でのアンコール曲は…
KAJIMOTOのホームページより↓

そう。
ショパンの前奏曲から10番が嬉しかったです音譜

最近のコンサートでショパンの前奏曲を聴く機会が多くて嬉しいです。
今自分が弾いている曲集なので。
今年は他に何人かのピアニストさんで聴けますラブ

そうそう、真央君の6/1みなとみらいでのコンサートではアンコールにショパン前奏曲7〜16番まで演奏したとか?
羨まし過ぎます!
今練習中の7、8番がとくに聴きたかったな〜笑い泣き


演奏会の感想だけで長くなってしまいましたチュー

もうひとつだけ書きたいことがあるのですが…




とうとう!

とうとう!

ユンディがまた日本にやって来てくれますびっくりマークびっくりマーク

私が最後にユンディのコンサートを聴いたのは2016年6月…
8年前だー!!

なかなか日本に来てくれなくて、いろいろあって…
やっと復帰してオーストラリア、ヨーロッパでツアーしているのを耳にしていました。

8年ぶりに日本に来てくれる!
胸が躍りました。

少しドキドキでもあります。
ユンディはどんなふうに変貌を遂げたのか…
あの綺羅びやかで美しい音は変わっていないのか…

日本ツアーいくつ行けるかわからないけれど、とにかく嬉しくてワクワクしてます。
楽しみだなあラブラブ


長くなってしまいました。

また近いうちに時間を見つけて何か文章を書けたら…と思いますウインク


それではバイバイ