台風接近! でも | 京田辺市松井山手のピアノ、ソルフェージュ教室 「ピアノ教室momo」のレッスン室だより♪

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10月13日は待ちに待ったいずみホールでの福間洸太郎さんのピアノリサイタル音譜


台風19号が近畿に接近する中、開催がどうなるのか心配でしたが、予定通りサイン会まで開催されました。

<鐘に共鳴するロシア魂>と題したプログラムで、ラフマニノフ、チャイコフスキー、スクリャービン、そして、ロシア5人組のボロディン、バラキレフ、ムソルグスキーの作品でした。


ラフマニノフの「鐘」ではじまり、鐘の余韻にうっとり、チャイコフスキーは「トロイカ」「ドゥムカ」、何度も聞いた事があるけれど、こんなに素敵な曲だったのかと感動!、そしてスクリャービンの「幻想曲」、恥ずかしながらよく分からなかった曲こんなにも鮮明に。ボロディンは箸休め的な小組曲2曲で風景が見えて、そして、メインディッシュ一つ目はバラキレフのあの「イスラメイ」。緻密で構築されているのに、エネルギーに満ちて、感覚も研ぎ澄まされていて、何よりどんな場面でも細部にわたって全ての音が美しく、圧巻の演奏という表現では物足りない名演奏に終わってからの休憩中も大興奮でした。


後半は二つ目のメインディッシュ、ムソルグスキー「展覧会の絵」。

七色の(もっとかな)音色を奏でる彼ならではの演奏に、この曲中の絵画を実際に美術館で順番に見ていっているような感覚に陥りました。この曲はオーケストラ編曲のほうがおもしろい!なんて思っていたのは大間違えでした。

最後に洸太郎さんがロシア民謡を元に作曲したアンコール曲もラフマニノフ風チャイコ風…と今回のプログラムの作曲家風にアレンジしたもので、とても面白い曲でした。


彼にかかるとすべての曲が魔法にかかったように蘇る、いや、もともと素晴らしい曲が、素晴らしく演奏されたのを聴くことがなかったのかもしれません。彼の演奏に出会えた事に感謝です。

幸せなひと時で、豊かな気持ちは次の日も続きました。台風は接近していたけれど、コンサートが予定通り開催されて本当に良かったです。


来年は同じいずみホールで現代曲のコンチェルト。ぎりぎりゲットしました。たのしみ~ラブラブ




こうたろう
音譜ピアノ教室 momo http://momo-pianostudio.com  流れ星