40年近く続いた変形性股関節症患者会「のぞみ会」が閉会する
私が最初に接触したのは
朝日新聞で見た記事がきっかけだった
(たぶんそのころから悪化する自分の障害に悩んでいた)
芥川賞作家で、患者でもある
重兼芳子さんの講演会「私の生き方」を知り
新宿の戸山サンライズまで母と行った
(年表を見ると1989年 なんと35年前!)
「手術をして赤いハイヒールが履けた」
という話が印象的だった
残念ながら重兼さんはその数年後に亡くなっている
(闘病記もある)
そこから同病の人たちとの交流が始まり、
自分の病気と向き合う人生が始まったのだと思う
活動に参加したりしなかったりだったが…
10年前からは支部組織の運営を任され、
病気とより密な生活になった
支部活動の企画、交渉、調整、文書作成、窓口業務…
普通の股関節患者より
はるかに障害の重い私ができることなのか、
とも思ったが
誰かがやらなければならないのなら、
グチグチ言うのは性に合わない
私でよければ何でもやるわ~
現役時代より仕事したかも?
そのボランティア活動も、もう終わる
運営委員のご苦労さん会
自分で言うのも何だが
私はつい、いろいろと気が付いちゃうし、
クソ真面目(下品で失礼!)だからか
この仕事は「小さなストレス」の連続だった
でも、どなたかのブログを読んでいて
「日常の小さなストレスが、別の大きなストレスを忘れさせている」
ウ~~ン、そうよね、
思えばここ十年、私もつらいことがたくさんあった
肉親を亡くしたし、老母の施設入居、
新たな難病の診断、入退院、
慢性的な痛み、
思うようにならない自分の障害…
それらの心労は、小さなストレスに紛らわされていたのかな?
もちろん、楽しいこともたくさんあった
ブログを読んでくれる会員さんがもしいたら
この場を借りてお礼を言いたい
関係者の皆さん、ありがとうございました
またいつかどこかで!
もとのご隠居に戻りま~す!