毎朝起こしに来る猫が、
クローゼットを開けろ、と鳴くので
しかたなく開ける
寝室のクローゼット、ぎゅうぎゅうで
もうあまり着ないコート、ジャケット類
買い置きの下着
画材やスケッチブックでぎっちり
モノが多いな~
私は健康な体、歩ける脚、以外は必要なものは一応あるかも
(それが一番重要なんだけど)
老眼だけど目が見えるし、耳も聞こえるし
しゃべることは、たぶんじゅうぶん以上できる(笑)
家族もかろうじている (人間x1 猫x2)
ああ、子孫がないけど、
それによる幸せはないが、苦労もない
親もなんとか生きているし、いまのところ介護の必要もない
自分の車(軽だけど)も運転免許もあって、行きたいところは自分でどこへでも
住む家もあるし、ぜいたくはできないけれど必要なおカネはある
(いや、自慢してるわけじゃない)
不足はなにもないはずだけれど、なんだか虚しい
欲が深いのだろうか?
思えばすべてのものがいずれ消えていくんだもの
生きていくことは
今あるもの、ひとつづつなくなっていくこと
そして自分のいのちも明日はわからない
そんな虚しさを感じてしまった