ニシェーミのワイナリーに泊まった翌朝、早めにカルタジローネに移動。
今日は比較的時間に余裕があるので、のんびり街を歩いてみたいと思います。
カルタジローネまでは車で約30分。
お花畑なんぞが時折見えます。
カルタジローネにだんだん近づいてきて、もう正面にそれらしき街が見えています。
街中まで車で入って行くことはできないのでまず駐車スペースを確保せねばならんのです。
駐車場は至るところにありますが、どこに停めるのが良いのやら...しばらくぐるぐると周って物色してみました。
道端に線引いてあるだけの青空駐車場はさすがに怖いので、それは最終手段ということであちこちさがした結果ここに停めました。駐車スペースが広くて、街までの距離も近く、セキュリティも他に比べてまだよさそう、そして何よりトイレがキレイだったんです
わたし的には星5つさしあげたい
散策を始める前と後にキレイなトイレを使えるというのはとてもありがたいですものね。
"Parcheggio Santo Stefano Caltagirone"で検索しても出てきますが、地図のリンクも載せておきます。→コチラ
停めやすーい!と言っても停めるの夫だけど。すぐにでも旧市街へ歩きだしたいところですが車外から見えるところに荷物は絶対に置かないのが鉄則。なるべく身につけて、どうしても持って歩けないものは面倒でもいったんトランクに隠します。チェックはぬかりなく
駐車場から歩いて5分ほどのPonte San Francesco
橋の下にお店があったので「階段どっちですか?」と聞いたら「有名な階段?普通の階段?」と聞き返されました。観光客オーラ全開のアジア人二人組なんだから有名なほうに決まってますやろ。
有名なほうをお教えくだされ。
たぶんさっきの人が言っていた「有名でないほうの階段」
じゃない方芸人みたいな扱いでごめんなさい。
「道なりにまーっすぐ行くと左手に見えてくる」と教えてもらったとおり歩くこと2〜3分。
広場に出ました。Piazza UnbertoⅠ(ウンベルト1世広場)
おおっ!広場の先に「有名な方」の階段が見えてきました
ちょうどインフィオラータの時期だったので赤いお花の模様になっていた階段。実は今回の旅ではノートの街のインフィオラータを見に行きたかったのですが旅行の計画と日程が合わず、諦めていました。ノートほど大掛かりではないもののカルタジローネで見られてよかった
階段に向かって歩いていると左手に見えてくるPiazza Municipio(市庁舎広場)
着きました。SCALA DI SANTA MARIA DEL MONTE
看板も陶器ですね。さすが。上に乗っかっている松ぼっくりみたいなもの、シチリアでよく見かけると思いませんか?なんだろうな〜と前から思っていたのでシチリアから来るお客さんに聞いてみました。「イタリア人あるある」で適当な事を言う人も何人かいましたが、松ぼっくりだと言う人が多かったです。子孫繁栄の象徴なんですって。珍回答も書いておきますが「ただの飾りもの」とか「意味なんてないよ」って言った人もいました。今後もシチリアからのお客さんには質問しつづけてみたいと思います。そんで円グラフでも作ろうかな。
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/101.png)
全部の階段のタイルを撮影してたらキリがないので、自分が好きだと思ったタイルを片っ端から撮ってみました 帆船、魚、人の顔、鳥など多種多様の柄、かがんで見ていたら腰が痛くなってきたので残念ながら途中から流し見で失礼しま〜す。
ローマ数字で「1955年7月25日」と書かれたタイルが階段の最上段中央に埋め込まれていました。この大階段が1955年7月に完成したと書いてありましたので、落成日が7月25日ということなんでしょうか。説明を読んだ限りではそこまで詳しく分かりませんでしたので、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教示ください。
階段を登りきった正面にあるタイルの絵
ここは小さな広場になっていて、向かって右手に大階段と同じ名前の教会があります。
大階段と同じ名前の教会。階段を登りきった広場の右側にあります。
もともとここにあった教会はビザンチン様式だったけれど1963年の地震で被害を受けてしまったので現在の教会は18世紀後半の再建との事。
階段の上から振り返った景色
5月といえどここまで登ると少し汗ばみ、風が心地よい日でした。カルタジローネに泊まるかモディカに泊まるか迷ったのですがやはりモディカに時間をかけたいので今日の宿はモディカです。大階段も堪能したことですし、これからモディカに移動します。
モディカの様子はまたあらためまして