パンドリーノ(ミニパンドーロ) | イタリア料理レシピと旅記録 un piatto pieno di ricordi

イタリア料理レシピと旅記録 un piatto pieno di ricordi

2007年から4年半のイタリア生活を終え2011年に帰国。30ヶ国以上の国とイタリア20州全てを旅して各地で食べた思い出の料理や
気になったレシピを元に家庭で手軽に作れるようアレンジして日々お料理を楽しんでいます。



こないだから焼き続けているパンドリーノ。なかなか手強いです。はい。
このパンドリーノで5回目(しつこっ!)ですが、ようやくそれらしくなってきました。
初めてチャレンジした時はびっくりするくらいのドッシリ感で全然ふわっとしてないし。

その後も焼き続けて今朝、夫に出してみたところ「まだ焼き続けとったんか...」とあきれ気味の視線を感じながら食べてもらうと「あ、わりと近づいたんじゃない?」ということで第一段階クリアかな。

イタリアにいた頃、クリスマス時期はたいてい朝ごはんの時に頂いてました。高さ20cmくらいのパンドーロをスパッと縦に切ってかぶりつく。そうなんです。売ってるパンドーロって背が高いんです。パンドーロ型を買ってもうちのオーブンには入らないのでミニサイズでせこせこ焼いている次第です。

作り方のコツをイタリア人に聞いてもほとんどの人が「あれは家で作るもんじゃなくて買うもんだ」このレシピではドライイーストを使用しましたが次回パネトーネマザーを試してみようかな。
何度か焼いてそれっぽくなりましたが、正直まだまだ修行が必要ですなあタラー





⬆️こんな具合にシリコン型なので焼き色は薄めでした。時間と共に柔らかさが失われるので、残念ながら長くはおけません。
また焼いて少しずつ改良していきたいので、レシピは随時良いものが出来た時点で書き換えていきたいと思います。パンドリーノ型はシリコマートのパンドリーノ型を使用しました。


2017年12月18日 
材料とレシピの工程を一部更新しました。変更後のレシピではスタンドミキサーを使って生地を混ぜてこねます。生地をこねる際フックタイプのアタッチメントを使用します。2015年にこの記事を書いて以来、毎年焼き続けてなんとなくこんな感じに落ち着いております。



‘・:*:・。,材料ミニパンドーロ6個分 ,。・:*:・゚'



強力粉                 200g
塩                   3g
レモンの皮のすりおろし         1個分
グラニュー糖              50g

ドライイースト             5.3g

バニラオイル              3~4振り
ラム酒                 小さじ1

牛乳                  80ml
無塩バター               60g
卵                   1/2個

粉砂糖(飾り用)            適量





‘・:*:・。,作り方 ,。・:*:・゚'


【1】バター、卵を室温にもどす。卵は割りほぐしておく。

【2】スタンドミキサーのボウルに強力粉、砂糖、塩を合わせる。

【3】40℃に温めた牛乳にドライイーストを溶かして【2】で合わせた粉に加えて混ぜていく。

【4】生地がまとまりだしたらレモンの皮、バニラオイル、ラム酒、溶き卵を加えてこねていく。
更にバターを少しずつ加え、15分ほどこねる。

【5】うすくオイル(分量外)を塗ったボウルに生地を入れ、ラップをしてオーブンの発酵30℃で一時間発酵させる。

【6】約2倍の大きさにふくらんでいるので6等分して型に入れ、今度はオーブンの発酵40℃で40~50分。型のフチあたりまで生地がふくらんできたらOK。

【7】180℃のオーブン(予熱なし)で15~16分焼く。
焼きあがったら型から外してケーキクーラーや金網にのせて冷まします。
仕上げに粉砂糖を茶こしに入れてふりかけます。
シリコン型なので焼き色がつきにくいため天板は使わずグリル用の網などに載せて型が少し浮く感じで焼きます。オーブンの火力によって表面が焦げすぎないよう注意しながら焼いて下さい。焼きすぎると水分がどんどん蒸発して硬くなってしまいます。