冬休みのミラノ旅行 4〜ピエモンテ州アルバ〜 | イタリア料理レシピと旅記録 un piatto pieno di ricordi

イタリア料理レシピと旅記録 un piatto pieno di ricordi

2007年から4年半のイタリア生活を終え2011年に帰国。30ヶ国以上の国とイタリア20州全てを旅して各地で食べた思い出の料理や
気になったレシピを元に家庭で手軽に作れるようアレンジして日々お料理を楽しんでいます。

普段お肉をほとんど食べない私がめずらしくガッツリ食べるお店。2008年頃から行き始めたピエモンテ州アルバのレストランBovio(Via Alba, 17, La Morra CN, イタリア)大好きです。たっぷりな思い入れに比例して内容もちょっと長めになります~。





この門から坂をゆっくり下っていく時、嬉しさがフツフツと込み上げます。四季それぞれの美しさがあって甲乙つけがたいけれど、秋から冬にかけて来る事が多いので空気が張り詰めて凛とした感じがなとも言えません。以前訪れた時は一面銀世界でそれはそれはもう別世界でした。
















左上から時計周りに
黒トリュフとパルミジャーノをのせた子牛のタルタラ
たぶんスフォルマート(名前忘れました)
チーズフォンデュのタルト
子牛のツナソース


お肉苦手なくせに生肉まで(笑)。このお店に通い始めた頃は「お肉が苦手なので別のメニューでお願いします」って言ってたけれど、最近少し成長しまして。好き嫌いはとりあえず置いといて「経験しよう!」と思うんです。「美味しい」と感じても「無理!!」と感じても、それも全てそこでしか味わえない貴重な経験。自分の経験値を広げるのも、先すぼみにするのも自分次第ということで。たくさん経験しないと人生もったいない。





左上から時計回りに
目玉焼きにアルバ産白トリュフたっぷりのせ(別料金でメインのお肉をこれに変更してもらいました)
バルベーラのリゾット
牛肉の煮込みバローロソース(こちらが通常のメイン料理)
ピエモンテのチーズ

サクサクサクサク...いつまでスライスしてくれるの~!ってくらいやってくれました、白トリュフ。スライスしてるところを動画で撮ってもいいですか?って聞いたら「よっしゃ!」と構えて下さったので、たくさん動画もお写真も撮らせて頂きました。お店や料理の写真は、カジュアルなお店でも無言で撮るのはどうかと思うので、必ずお店の方に一言お声かけをして了解を得てから撮るようにしています。






この地区はバローロやバルバレスコが有名なので、せっかくならそういったどっしりしたワインを頂くべきなのかもしれないけど、重いワインを飲むとなぜかお腹が痛くなる事がよくあるので(笑)2011年、2012年の若めのワインにしてもらいました。そしてお腹も無事♪どっしり重いワインは自宅用に買って帰りました。家でならお腹の急降下もどんと来い爆  笑






食後酒にバローロのグラッパ。
外のテラスで飲んでも良いと言って頂いたので、お名残惜しい景色を見ながら。お店の方が「女性にはカモミールの食後酒などいかがですか?」と言って下さった助言もおろそかに「いえ。グラッパで」の数十分後クラっとなりました。やっぱりキツい(笑)飲み終えたグラスをお店に返しにいったら、もう皆さんお昼休憩に出ていっちゃって誰もいなかった~。厨房の奥の方にぽつんといらっしゃった夜の下ごしらえしている方に「お会計はさっき済ませてますので、グラスここに置いておきま~す」とお声をかけてお店を後にしました。長居しすぎて帰りの高速は霧の夜道でほとんど視界がなくて怖かったです。来年もまた来たいおねがい