発表会を開催するかどうか未定だった時期が長かったこともあり、、、
先週のレッスンまでは、ハノン、メトードローズ、バイエル、トンプソン、ギロック、ブルグミュラー、ツェルニー、小品(バロックや古典の短い曲)など、普段の練習をやりつつ、「発表会の曲」に取り組んでいた生徒さんがたくさんいました
実は、この基礎練習の積み重ねが「発表会の曲」の仕上がりにも影響大なのです
そして、ピアノを長く楽しく、そして充実させていくために、とても大切な習慣です
この大切な習慣を、日々のピアノの練習のなかで定着させていってもらいたいのですが、
強制は→
義務は→
(小さいお子さんは)一緒に→
(なんとかピアノを続けている小学生〜は)自分から、の日を増やす→
(すこしでも上達したいと頑張ってる人は)研究心を持って練習→
「研究心をもって練習する(自分のやり方を足していく)」
教える私自身も「研究心をもって」教えているかどうか、最近、自分に問うてます。
教える方も「もっとこうやったら…」を探究し続けることが大事です
生徒さんは、「言われた練習をこなす」ではなくて、
「もっとどうやったらいいんだろう」と言う気持ちをもって、
リズム練習
メトロノーム、
片手練習
部分練習
……などなど、先生がこういう練習してこようね、とレッスンの時に言ったことに、自分のやり方を加えていってほしいのです
そうすれば、少しずつ上達していくのを感じられるはずです
そして、基本の教本は短期間で仕上げて⭕️をもらえるように、を目指しましょう
バイエルで例えると、
まずは、一曲を(だいたい)2回のレッスンで仕上げられるようにすること。難しい曲でも3回くらいで。
長い期間かけないこと、が大切です。
教本の1曲1曲には、共通の課題があります
左右のバランス
フレーズを音楽的に弾けるように
ブレス
緩急、強弱
基本の和音進行と曲の構成
など。
これに各曲の課題が出てくるので、それを短期間である程度できるように、を繰り返して繰り返して進んでいくと、
曲を弾く時に、それがいかされてきます
ハノンも、新しいところに進むと難しく感じる時は、
四角で囲っている「ドラソラファソミファ | レ」
だけを片手で5回ずつ弾くことから始めれば、
誰でも簡単に弾けるようになり、それにリズム練習をたしていけば、指もよく動くようになっていきます
生徒さん一人一人によって、進度はそれぞれですが、今のところ誰もイヤがってる生徒さんはいません
「めんどくさっ」って思ってる生徒さんはきっといっぱいいると思いますが…
でも、先生も生徒さんもともかく根気よく気長に続けていくことが大切だと思います
指メソッドもやり、スケール、アルペジオもやるとなると大変ですが、こちらも全員がマスターできるように
発表会が終われば、一人一人計画的に取り組んでもらいたいと思います
(ブログで宣言しておきます)
全ての基礎練習は、なんのためかというと、
弾きたい曲を弾きたいように演奏するためです
さぁ、「発表会の曲」最終仕上げに向かっていきましょう
ハートフルピアノ教室
太田直子