前回の続きです
初めての方は
こちらを先に読んで頂けたらと思います
今回は
2番の歌詞の考察を書きます
Official髭男dism
「Pretender」
作詞・作曲 藤原聡
早速、いきます❗
♪誰かが偉そうに
語る恋愛の論理
何ひとつとしてピンとこなくて
飛行機の窓から見下ろした
知らない街の夜景みたいだ
《解釈》
恋が実ったというのに
彼女と心が通じ合ってない僕には
恋愛の論理なんて偉そうに聞こえる
セオリー通りに進む恋愛なんて
空高くから見た美しい夜景のように
僕にとっては非現実的なものだ
♪もっと違う設定で もっと違う関係で
出会える世界線 選べたらよかった
いたって純な心で 叶った恋を抱きしめて
「好きだ」とか無責任に言えたらいいな
そう願っても虚しいのさ
《解釈》
自分がもっと
彼女に相応しい人間だったらよかった
相手から愛されることを求めず
相手の心の中なんて考えず
叶った事実だけを抱きしめて
一方的に「好きだ」って
言えたらいいのに…
しかし
そう願っても、それが出来たとしても
ただ虚しいだけだから…
♪グッバイ
繋いだ手の向こうにエンドライン
引き伸ばすたびに 疼きだす未来には
君はいない その事実にCry…
そりゃ苦しいよな
《解釈》
僕は君に'さよなら'を言う
終わりを先延ばしにするたびに
ズキズキと痛む未来に君がいるわけない
その事実は悲しいし
それは苦しいから
大サビは
1番と同じなので割愛します
♪それもこれもロマンスの定めなら
悪くないよな
永遠も約束もないけれど
「とても綺麗だ」
《解釈》
全てが運命だと言い聞かせて
それも悪くないと思うことにしよう
君との永遠は叶わない
未来の約束も出来ないけれど
君は「とても綺麗だ」
報われない想いも
運命だと思って
受け入れる事に決めた主人公
「好きだ」という思いを吞み込んで
相手を困らせることのない
自分にとっての確かな事実
「とても綺麗だ」とだけ伝えて
関係を終わらせるのではないでしょうか
きっと
自分と彼女の世界線は違う…
もう運命の人のふりはやめよう…
そしてこの曲は幕を閉じます
以上が私の考察でした
ラストの解釈も
人それぞれだと思うのですが
私はサビの'グッバイ'に強い意思を
感じるので主人公は
自ら終わりを告げて別れると解釈しています
MV観ちゃうと
ずっと片思いな感じもしちゃうけど
私はカップルとして考察したら
全ての辻褄が合いました
タイトルの
「Pretender」=「ふりをする人」
については
相手の気持ちに気付いていながら
運命の人のふりをしていた主人公と
気持ちがないのに
恋人のふりをしている彼女の
両方のことを指してると思います
この曲は
詐欺師たちによる騙し合いが魅力の
映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」
の主題歌です
ロマンス編には
恋愛模様も盛り込まれています
恋愛中って多かれ少なかれ誰でも
何かのふりをして
相手や自分を騙すことがあると思うんです
気付かないふり、知らないふり
好きなふり、喜んでるふり…
実は誰もが「Pretender」
映画にもピッタリの曲です
そして
さとっちゃんの手にかかれば
詐欺師を彷彿とする
「ふりをする人」の曲が
こんなにも優しく誠実な
心の美しさ際立つ一曲になるなんて
いやいや、あっぱれ
私はこの曲を聞くと
いつもこう思います…
♪君は綺麗だ
いやいや
さとっちゃんの心が一番綺麗だよ…
って
はぁ……スッキリ
想いを込めて書いたつもりですが
拙い文章で分かりにくい箇所も
たくさんあったと思います
少しでも曲の素晴らしさが
伝える事が出来ていたら幸いです
長い長い独りよがりの考察を
最後までの読んで下さった方…
飛ばし飛ばしでも
少しでも読んで下さった方…
ありがとうございました