名古屋市天白区にあるPhysio Conditioning Lab.(フィジオコンディショニングラボ)|パーソナルトレーニング×ピラティス&ボディメンテナンス 理学療法士トレーナーの柴田です。
はじめに
「もう歳だから仕方ないですよね」
「40代になってから疲れやすくなった」
「50代になって腰や膝が痛くなったのは年齢のせい」
「昔はできたけど、今は無理」
身体の悩みを抱えている方から、このような言葉を聞くことがあります。
確かに、年齢とともに身体には変化が起こります。
筋肉量や筋力、柔軟性、バランス能力、持久力などは、何もしなければ低下しやすくなります。
しかし、ここで非常に重要なのが、
「年齢による変化」と「年齢だから仕方がないこと」は同じではない
ということです。
年齢を重ねること自体は止められません。
しかし、
「どれくらい身体を動かせるか」
「どれくらい筋力を維持できるか」
「どれくらい身体機能を保てるか」
は、生活習慣や運動習慣によって変わります。
つまり、「歳だから仕方ない」と感じている身体の変化の中には、適切な運動や生活習慣によって改善・維持できるものが数多くあります。
本当に「歳だから身体が動かない」のか?
例えば、50代になって、
「階段がつらくなった」
「以前より歩くのが遅くなった」
「しゃがみにくくなった」
「長時間歩くと疲れる」
という変化が出てきたとします。
これを、
「50代だから仕方ない」
と考えることもできます。
しかし、別の視点から見ると、
・筋力が低下している
・身体活動量が減っている
・長時間座っている
・股関節や足関節が動かしにくい
・バランス能力が低下している
・運動習慣がなくなった
・体重が増加した
・痛みを避けて動かなくなった
など、改善できる要素が隠れている可能性があります。
つまり、
「年齢」ではなく「年齢とともに何が変化したのか」を見る
ことが重要なのです。
「歳だから仕方ない」が身体をさらに衰えさせる理由
最も注意したいのが、「歳だから仕方ない」という考え方が、実際の身体機能低下を進めてしまうことです。
例えば、
「階段がきつい」
↓
「歳だから仕方ない」
↓
「できるだけ階段を使わない」
↓
「脚を使う機会が減る」
↓
「筋力が低下する」
↓
「さらに階段がきつくなる」
という悪循環が起こることがあります。
身体は、使わなければその能力を維持することが難しくなります。
逆に言えば、現在の能力に合わせて適切に身体を使い続けることで、筋力や身体機能を維持・向上できる可能性があります。
だからこそ、
「できなくなったからやめる」のではなく、「できる方法に変えて続ける」
ことが重要です。
年齢よりも「活動量」に注目する
身体機能を考えるとき、年齢だけを見てはいけません。
同じ60歳でも、
毎日よく歩く人
週に数回筋トレをする人
趣味で運動をしている人
と、
ほとんど座って過ごす人
外出する機会が少ない人
運動習慣がない人
では、身体機能に大きな違いが生じることがあります。
もちろん個人差はありますが、
「何歳か」だけでは、その人の身体能力は判断できません。
だからこそ、「もう歳だから」と考える前に、
「最近どれくらい身体を動かしているか?」
を振り返ってみることが大切です。
筋力は何歳からでも鍛えられる
「筋トレは若い人がするもの」
と思っている方もいます。
しかし、筋力トレーニングは若い世代だけのものではありません。
高齢者においても、適切な運動は筋力や身体機能の維持・向上に重要です。
もちろん、若い頃と同じ重量・同じトレーニングを行う必要はありません。
むしろ重要なのは、
「現在の身体能力に合った負荷を設定すること」
です。
例えば、
椅子から立ち上がる
↓
少し低い椅子から立ち上がる
↓
スクワットを行う
↓
負荷を追加する
というように、段階的に進めることができます。
「重い重量を持つこと」が筋トレではありません。
自分の身体に必要な刺激を適切に与えることが筋力トレーニングの本質です。
「痛いから歳のせい」と決めつけない
腰痛、膝痛、肩こり、股関節痛などについても、
「年齢だから仕方ない」
と考えてしまう方がいます。
しかし、痛みの原因は非常に複雑です。
例えば膝痛であれば、
・関節の状態
・筋力
・身体活動量
・体重
・動作方法
・過去のケガ
・運動量の急激な変化
など、さまざまな要因が関係します。
そのため、
「歳だから痛い」
だけで終わらせるのではなく、
「なぜ今、この動作で痛みが出るのか?」
を考えることが重要です。
痛みの原因によっては、適切な運動や身体の使い方を身につけることで、症状や身体機能が改善する可能性があります。
ただし、強い痛み、急激な腫れ、外傷後の痛みなどがある場合は、自己判断で運動を続けず、医療機関で状態を確認することが大切です。
「柔軟性が落ちた」も年齢だけが原因ではない
「昔より身体が硬くなった」
という悩みもよくあります。
もちろん加齢による身体の変化はあります。
しかし、日常的に身体を動かす機会が減ったことも、身体の動かしにくさに関係します。
特に、
・長時間のデスクワーク
・座っている時間が長い
・歩く時間が少ない
・同じ姿勢を長時間続ける
といった生活では、身体を大きく動かす機会が減ります。
そのため、柔軟性だけを考えるのではなく、
「日常生活で身体をどれくらい動かしているか」
も見直す必要があります。
「若い頃の身体に戻す」のではなく「今の身体を良くする」
ここは非常に大切な考え方です。
40代、50代、60代になってから、
「20代の頃と同じ身体に戻したい」
と思うこともあるでしょう。
しかし、身体づくりでは、
過去の自分と比較しすぎないこと
も重要です。
例えば、
「昔は10km走れた」
ではなく、
「今は痛みなく30分歩けるようになった」
「階段を楽に上れるようになった」
「以前より長く立っていられるようになった」
など、現在の身体からどれだけ改善したかを見ることが大切です。
身体づくりの目標は、
「若返ること」ではなく「今の自分の身体能力を高めること」
です。
身体を変えるために最初にやるべきこと
では、「歳だから仕方ない」を変えるためには、何から始めればいいのでしょうか?
おすすめは、いきなり激しい運動を始めることではありません。
まず、
①現在の身体の状態を知る
ことです。
例えば、
・片脚で立てるか
・椅子からスムーズに立てるか
・階段を問題なく上れるか
・しゃがめるか
・歩く速度が落ちていないか
・以前より疲れやすくなっていないか
などを確認します。
次に、
②不足している機能を見つける
筋力なのか。
柔軟性なのか。
バランス能力なのか。
持久力なのか。
動作の問題なのか。
痛みなのか。
人によって改善ポイントは違います。
そして、
③必要な運動を少しずつ始める
ことです。
最後に、
④身体の変化を定期的に確認する
ことが重要です。
この繰り返しによって、自分の身体に必要な運動を調整できます。
おすすめしたいのは「筋トレ+有酸素運動+日常活動」
年齢を重ねても身体機能を維持したいのであれば、一つの運動だけに偏らないことが重要です。
例えば、
筋力トレーニング
→ 筋力・身体機能を維持する
ウォーキングなどの有酸素運動
→ 持久力や身体活動量を高める
日常生活で身体を使う
→ 実際の生活に必要な能力を維持する
というように、それぞれの役割があります。
「週1回だけ頑張る」のではなく、日常生活の中でもできるだけ身体を使うことが大切です。
「運動する時間がない」は工夫できる
忙しい方から、
「運動する時間がありません」
という相談もよくあります。
もちろん、まとまった運動時間を確保できれば理想的です。
しかし、
・エレベーターではなく階段を使う
・近い場所は歩く
・座りっぱなしを減らす
・テレビを見ながら軽い運動をする
・短時間の筋トレを行う
など、日常生活の中で身体を動かす方法もあります。
最初から完璧を目指す必要はありません。
重要なのは、
「できることを、できる範囲で、継続する」
ことです。
「歳だから仕方ない」を変える一番の方法
結局のところ、「歳だから仕方ない」を変えるために最も重要なのは、
年齢ではなく、自分の身体に目を向けること
です。
「もう歳だから」
ではなく、
「今の自分には何が足りないのか?」
と考えてみてください。
筋力が足りなければ筋力を鍛える。
身体が硬ければ必要な可動性を改善する。
体力が落ちていれば有酸素運動を取り入れる。
痛みがあるなら、その原因を評価する。
運動不足なら、まず活動量を増やす。
このように考えると、「歳だから仕方ない」という言葉が、
「今から何を変えればいいのか?」
という前向きな言葉に変わります。
よくある質問(FAQ)
Q. 40代からでも筋トレで身体は変わりますか?
A. はい。
年齢に関係なく、適切な負荷で継続的にトレーニングすることは筋力や身体機能の維持・向上に役立ちます。
重要なのは年齢ではなく、現在の身体能力に合わせて運動を行うことです。
Q. 50代になって体力が落ちました。もう元には戻らないですか?
A. 年齢による身体の変化はありますが、体力低下のすべてが年齢だけで決まるわけではありません。
活動量や運動習慣などを見直すことで、身体機能の改善を目指せる場合があります。
Q. 膝や腰が痛いのも歳のせいですか?
A. 年齢は一つの要素ですが、それだけで痛みの原因を説明することはできません。
関節の状態、筋力、身体の使い方、活動量、過去のケガなどを総合的に確認することが重要です。
Q. 運動経験がなくても筋トレを始めていいですか?
A. もちろん可能です。
ただし、運動経験がない方ほど、最初から高負荷にするのではなく、自分の身体能力に合った運動から始めることが重要です。
Q. 何歳くらいまで身体を鍛えられますか?
A. 「何歳まで」という一律の年齢で区切ることはできません。
年齢や健康状態、既往歴、現在の体力に合わせて運動内容を調整することが重要です。
Q. 若い頃と同じような運動をしたほうがいいですか?
A. 必ずしも同じ運動をする必要はありません。
現在の身体能力に合わせて運動強度や種目を調整し、無理なく継続できる方法を選ぶことが重要です。
Q. 「歳だから仕方ない」と思ったら何から始めればいいですか?
A. まずは現在の身体機能を確認してみましょう。
歩く、立ち上がる、階段を上る、片脚で立つなど、日常生活に必要な動作を確認し、どこに問題があるのかを把握することが第一歩です。
まとめ|年齢は「諦める理由」ではなく「身体を見直すきっかけ」
歳を重ねれば、身体は変化します。
しかし、
「歳だから仕方ない」=「何をしても変わらない」
ではありません。
筋力、体力、柔軟性、バランス能力、身体の動かしやすさなどは、適切な運動によって維持・改善できる可能性があります。
大切なのは、
年齢を見るのではなく、身体を見ること。
そして、
「できなくなったこと」ではなく「これから改善できること」に目を向けること。
です。
「最近、階段がつらい」
「歩くのが遅くなった」
「昔より疲れやすい」
「身体が硬くなった」
「腰や膝が痛い」
こうした変化を「歳だから」と片付ける前に、一度ご自身の身体を評価してみてください。
もしかすると、その原因は「年齢」だけではなく、筋力低下や活動量の減少、身体の使い方など、変えていける部分にあるかもしれません。
「もう歳だから」ではなく、「今から何ができるか」。
この考え方が、これからの身体を変える第一歩になります。
フィジオコンディショニングラボが大切にしていること
当ジムでは、単純に「若い頃と同じような身体を取り戻す」ことを目標にするのではなく、
「今の身体を評価し、今の自分に必要な機能を高める」
ことを大切にしています。
理学療法士として、筋力だけでなく、関節の動き、姿勢、バランス、歩行、身体の使い方、痛みなどを確認。
そのうえで、パーソナルトレーニングやピラティスなどを組み合わせ、一人ひとりに合わせた身体づくりを行います。
「歳だから運動しても無駄」
ではありません。
むしろ、年齢を重ねるほど、
「自分の身体に合った運動をすること」
が重要になります。
名古屋市天白区・植田駅周辺で、
「年齢とともに身体が動かしにくくなった」
「筋力や体力を落としたくない」
「腰痛・膝痛があるけれど運動したい」
「いつまでも自分の足で歩きたい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
当ジム・治療院では、理学療法士が医学的根拠に基づき、年齢や身体機能に合わせた筋力・体力・姿勢・動作改善プログラムを提供しています。
「歳だから仕方ない」を「まだまだ身体は変えられる」に変えていきましょう。
