名古屋市天白区にあるPhysio Conditioning Lab.(フィジオコンディショニングラボ)|パーソナルトレーニング×ピラティス&ボディメンテナンス 理学療法士トレーナーの柴田です。
「本気で身体を変えたい」
そう思って、パーソナルジムやピラティスを探している方は多いと思います。
痩せたい。
腰痛を改善したい。
肩こりをなくしたい。
姿勢を良くしたい。
体力をつけたい。
筋肉をつけたい。
もっと若々しく動ける身体になりたい。
こうした目標を持つことは、とても大切です。
しかし、理学療法士としてこれまで多くの方の身体を見てきて思うのは、
「本気で身体を変えたい人ほど、運動の種類だけを探していない」
ということです。
「何をすれば痩せますか?」
「どのストレッチが一番効きますか?」
「何回筋トレすればいいですか?」
もちろん、こうした疑問も大切です。
でも、それ以上に重要なのは、
「なぜ今の身体になっているのか?」
を理解することです。
今回は、単純なトレーニング方法の紹介ではなく、本気で身体を変えたい人に、理学療法士として伝えたいことを少し深くお話しします。
身体を変えるために「特別な方法」は必ずしも必要ではない
身体を変えたいと思ったとき、多くの人が最初に探すのが、
「最新のトレーニング」
「効果の高いストレッチ」
「痩せる運動」
「話題のピラティス」
などです。
もちろん、適切な運動方法を選ぶことは重要です。
しかし、
「特別な方法を知れば身体が変わる」
というわけではありません。
身体を変えるための基本は、意外とシンプルです。
適切に身体を動かす。
必要な筋力をつける。
必要な可動性を確保する。
食事を整える。
睡眠を確保する。
日常生活で身体を使う。
そして継続する。
何より重要なのは、
「自分の身体に合った方法を選ぶこと」
です。
「頑張ること」と「正しく頑張ること」は違う
本気で身体を変えたい人ほど、
「もっと頑張らないと」
と考えることがあります。
毎日筋トレ。
毎日ストレッチ。
食事を極端に制限する。
痛くても運動する。
疲れていてもトレーニングする。
しかし、
「頑張れば頑張るほど身体が変わる」
とは限りません。
例えば、スクワットを毎日100回やっていても、そもそも股関節がうまく使えていなかったり、足首が硬かったり、膝に負担が集中していたりすれば、期待した効果が得られないことがあります。
逆に、必要な部分を評価して、適切な負荷で、適切な頻度で、適切なフォームで行えば、少ない運動量でも身体が変わっていくことがあります。
だから私は、
「どれだけ頑張るか」より「何をどう頑張るか」
を大切にしています。
身体が変わらない人には「原因」がある
例えば、
「ダイエットしているのに痩せない」
「ストレッチしているのに身体が柔らかくならない」
「筋トレしているのに姿勢が変わらない」
「治療を受けているのに腰痛が繰り返す」
という人。
こうした場合、
「もっと頑張る」
の前に、
「なぜ変わらないのか?」
を考える必要があります。
例えばダイエットなら、食事量、間食、活動量、筋肉量、睡眠、継続期間などを確認する必要があります。
姿勢なら、筋力、関節可動域、呼吸、胸郭、骨盤、股関節、足部、日常姿勢などを考える必要があります。
つまり、
「結果には必ず何らかの要因があります」
だからこそ、身体を変えるには「原因を探す」という視点が重要です。
「痛い場所=原因」とは限らない
これは、私が理学療法士として特に伝えたいことです。
例えば、
膝が痛い。
だから膝をマッサージする。
腰が痛い。
だから腰をストレッチする。
肩が凝る。
だから肩甲骨を動かす。
もちろん、それで楽になることはあります。
しかし、
「痛い場所」と「問題の原因」が一致するとは限りません。
例えば膝の痛みでも、股関節の機能、足関節の可動性、足部の使い方、筋力、動作パターンなどが関係している場合があります。
腰痛でも、腰だけではなく、股関節、胸郭、体幹、呼吸、日常生活、身体活動量などを考える必要があります。
だから、
「身体を変えたいなら、痛い場所だけを見るという考え方から一歩進むこと」
が重要です。
「硬いから伸ばす」だけでは身体は変わらない
身体が硬い。
↓
ストレッチする。
これは間違いではありません。
しかし、
「なぜ硬いのか?」
を考えたことはありますか?
例えば、股関節が硬い人でも、本当に筋肉が短縮しているとは限りません。
関節を動かすことに不安がある。
筋力が足りない。
身体を安定させる能力が低い。
別の関節が動いていない。
こうした要因によって、身体が「動かないようにしている」可能性もあります。
その場合、ただストレッチを繰り返すだけでは、根本的な問題が解決しないことがあります。
だから、
「硬い=伸ばす」
ではなく、
「なぜ硬いのか?」
を考えることが重要です。
「筋肉が弱いから鍛える」も同じ
「お尻の筋肉が弱いから、お尻を鍛えましょう」
これはよくあるアドバイスです。
しかし、本当にその筋肉が「弱い」のでしょうか?
もしかすると、筋力そのものではなく、
「その筋肉を適切なタイミングで使えていない」
だけかもしれません。
例えば、片脚立位で骨盤が不安定になる人に、ただ「お尻を鍛えましょう」とスクワットを大量に行わせるより、まず足部、股関節、骨盤、体幹の位置関係や動作を確認した方がいい場合があります。
つまり、
「筋力だけではなく、使い方も見る必要があります」
身体は「部分」ではなく「全体」で考える
身体は一つにつながっています。
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
腰椎。
胸郭。
肩甲骨。
頸椎。
これらは完全に独立して動いているわけではありません。
例えば、
足首の動きが悪い。
↓
膝や股関節の動きが変わる。
↓
骨盤の動きが変わる。
↓
体幹の動きにも影響する。
ということがあります。
もちろん、すべての症状がこのような連鎖で説明できるわけではありません。
しかし、
「痛い場所だけを見る」のではなく、「身体全体を見る」
という視点は非常に重要です。
「姿勢を良くしよう」と頑張りすぎない
姿勢改善でも、
「胸を張る」
「背筋を伸ばす」
「お腹をへこませる」
といった意識だけで頑張る人がいます。
しかし、
良い姿勢とは、ずっと同じ形を維持することではありません。
座る。
立つ。
歩く。
しゃがむ。
振り向く。
寝返る。
さまざまな状況に合わせて身体を動かせることが重要です。
だから、
「正しい姿勢をずっとキープする」
よりも、
「いろいろな姿勢を楽に取れる身体を作る」
という考え方が大切です。
本気で身体を変えたいなら「身体の声」を無視しない
「本気だから痛くても頑張る」
という考え方は危険です。
筋肉痛や運動後の疲労と、明らかな痛みや身体の異常は同じものではありません。
特に、急激な痛み、強い腫れ、明らかな力の入りにくさ、しびれ、痛みの急激な悪化などがある場合には、
「もっと鍛えれば治る」
と考えず、医療機関などへの相談が必要になる場合があります。
本気で身体を変える人ほど、
「休むこともトレーニングの一部」
と理解しています。
身体を変えるには「時間」が必要
これも非常に重要です。
SNSでは、
「1週間で変わった」
「1回で姿勢が改善」
「たった5分で腰痛改善」
という情報が目に入ります。
もちろん、1回の運動や施術で身体の感覚が変化することはあります。
しかし、
「一時的に変化すること」と「身体が変わること」は別です。
筋力をつける。
身体の使い方を改善する。
体脂肪を減らす。
運動習慣を作る。
これらには時間が必要です。
だから、
「短期的な変化だけで判断しないこと」
が大切です。
「継続できる人」が最終的に強い
身体を変えるために、週7日運動する必要がある人ばかりではありません。
むしろ、週2回でも、半年、1年と継続できれば、大きな意味があります。
一方で、毎日頑張って1か月で燃え尽きてしまえば、継続的な身体の変化につながりにくくなります。
だから、
「自分が続けられる方法を見つけること」
が非常に重要です。
「運動をすること」が目的になってはいけない
パーソナルトレーニングに通う。
ピラティスをする。
筋トレをする。
それ自体が目的になってしまうことがあります。
しかし、本来の目的は、その先にあるはずです。
「腰痛を改善して旅行に行きたい」
「膝を気にせず孫と遊びたい」
「10年前の服をもう一度着たい」
「階段を楽に上りたい」
「いつまでも自分の足で歩きたい」
こうしたものです。
だから、
「運動は目的ではなく、目的を達成するための手段」
として考えることが大切です。
本気で身体を変えたい人は「評価」を受けてほしい
私は理学療法士として、ここを非常に重要視しています。
同じ「腰痛」でも、同じ「猫背」でも、同じ「ダイエット」でも、身体の状態は一人ひとり違います。
だから、全員に同じトレーニングを行えばいいわけではありません。
例えば、
「スクワットが良い」
と聞いたから全員がスクワットをする。
「お尻を鍛えると姿勢が良くなる」
と聞いたから全員がお尻を鍛える。
という方法ではなく、
「まず身体を見て、必要なものを選ぶ。」
この順番が重要です。
本気で身体を変える人に必要なのは「自分を知ること」
身体を変える第一歩は、
「何をするか」
ではありません。
「自分の身体が今どうなっているのかを知ること」
です。
例えば、
どこが硬いのか。
どこが弱いのか。
どの動作が苦手なのか。
左右差はあるのか。
痛みはいつ出るのか。
何をすると楽になるのか。
日常生活で何が負担になっているのか。
こうした情報を整理すると、
「なぜ身体が変わらないのか」
が見えてくることがあります。
「正しい運動」より「自分に合った運動」
ここも大切です。
世の中には、
「この運動が正解」
という情報がたくさんあります。
しかし、
「誰にでも同じ運動が最適」
とは限りません。
例えば、同じ腰痛でも、
Aさんは歩くと楽になる。
Bさんは歩くと痛くなる。
Aさんには適した運動が、Bさんには合わない可能性があります。
だから、
「正しい運動を探す」のではなく、
「自分に合う運動を探す」
という考え方が重要です。
本気で身体を変えるなら「生活」も変える
週1回、パーソナルジムに通っていても、それ以外の時間をほとんど座って過ごしていたら、身体を変えるには限界があります。
運動は、1日の中の一部です。
だからこそ、
歩く時間を増やす。
長時間座り続けない。
階段を使う。
睡眠を確保する。
食事を整える。
自宅でも簡単な運動をする。
など、
「日常生活そのものを変えていく」
ことが重要です。
身体を変える人は「できなかった日」を気にしすぎない
毎日完璧にできる人はいません。
仕事が忙しい日もあります。
疲れている日もあります。
体調が悪い日もあります。
旅行に行くこともあります。
重要なのは、
「今日はできなかった」
ではなく、
「次の日にまた戻れるか」
です。
1日運動しなかったことより、
「1日できなかったから、もうやめた」
となることの方が問題です。
「本気」とは、無理をすることではない
私は、
「本気で身体を変える=死ぬほど頑張ること」
ではないと思っています。
本気とは、
自分の身体と向き合うこと。
必要なことを学ぶこと。
自分に合った方法を選ぶこと。
できることを継続すること。
そして、必要なら専門家の力を借りること。
だと思っています。
理学療法士だからこそ伝えたい「身体を変える順番」
私が身体を変えるうえで大切だと考えている順番は、
①目的を明確にする
↓
②現在の身体を評価する
↓
③問題点を整理する
↓
④必要な運動を選ぶ
↓
⑤正しい動作を身につける
↓
⑥徐々に負荷を高める
↓
⑦日常生活にも運動を落とし込む
↓
⑧継続して再評価する
です。
いきなり、
「とにかく筋トレ!」
ではありません。
身体が変わったら「人生」も変わる
これは、私がこの仕事をしていて強く感じることです。
身体が変わると、単純に見た目が変わるだけではありません。
腰痛が改善して、旅行に行けるようになる。
膝が楽になって、孫と遊べるようになる。
体力がついて、外出する機会が増える。
姿勢が変わって、自分に自信が持てる。
筋力がついて、「歳だから」と諦めていたことに挑戦できる。
つまり、
「身体を変えることは、人生の選択肢を増やすこと」
でもあると思っています。
よくある質問(FAQ)
Q. 本気で身体を変えるには、毎日運動する必要がありますか?
必ずしも毎日運動する必要はありません。
重要なのは、自分の目的や身体の状態に合った運動を、無理なく継続することです。運動頻度だけでなく、運動内容や負荷、日常生活での活動量も重要です。
Q. 筋トレとピラティスはどちらが身体を変えるのに効果的ですか?
どちらが優れているというより、目的によって使い分けることが重要です。
筋力や筋肉量を高めたい場合は筋力トレーニング、姿勢や身体のコントロール、動きの質を高めたい場合はピラティスが活用できます。
Q. ストレッチを毎日しているのに身体が柔らかくなりません。なぜですか?
身体の硬さには、筋肉の柔軟性だけでなく、関節の動き、筋力、神経系、身体の使い方など複数の要因が関係します。
「硬いから伸ばす」だけではなく、なぜ動きが制限されているのかを確認することが重要です。
Q. 痛みがあってもトレーニングした方がいいですか?
痛みの原因や程度によって異なります。
痛みがあるから必ず安静にする、逆に痛くても運動する、という二択ではありません。症状を評価し、必要に応じて運動内容や負荷を調整することが重要です。
Q. パーソナルトレーニングは普通のジムより身体が変わりやすいですか?
パーソナルトレーニングの大きなメリットは、一人ひとりの目的や身体の状態に合わせて運動内容を調整できることです。
ただし、実際の効果は指導内容だけでなく、本人の継続や生活習慣などにも左右されます。
Q. 40代・50代からでも身体は変えられますか?
年齢だけを理由に身体の変化を諦める必要はありません。
筋力、身体活動量、姿勢、運動習慣などを適切に見直すことで、身体機能を維持・向上できる可能性があります。
フィジオコンディショニングラボが大切にしていること
当施設では、
「とりあえず筋トレをする」
という指導は行っていません。
理学療法士として、
姿勢。
関節の動き。
筋力。
バランス。
身体の使い方。
呼吸。
歩行。
痛みの出る動作。
日常生活。
などを確認し、
「なぜ今の身体になっているのか?」
を考えるところからスタートします。
そのうえで、
パーソナルトレーニング。
マシンピラティス。
コンディショニング。
などを組み合わせ、その人に必要な身体づくりを行っていきます。
例えば、
「腰痛を改善したい」
という人と、
「姿勢を良くしたい」
という人と、
「痩せたい」
という人では、
当然、必要なアプローチは変わります。
だからこそ、
「一人ひとりの身体を見て、必要なものを選ぶ。」
これが私たちの考え方です。
最後に|本気で身体を変えたいあなたへ
本気で身体を変えたいなら、
「一番効く運動を教えてください」
ではなく、
「私の身体には何が必要ですか?」
と考えてみてください。
身体を変えるために必要なのは、魔法のようなトレーニングでも、一瞬で痛みが消える方法でもありません。
自分の身体を知る。
原因を考える。
必要な刺激を与える。
少しずつ身体を変えていく。
そして、その変化を積み重ねていく。
その先に、
「痛みを気にせず動ける身体」
「自信を持てる身体」
「いつまでも自分らしく動ける身体」
があります。
私は、「身体を変える」ということは、単に筋肉をつけたり、体重を落としたりすることではないと思っています。
「身体が変わることで、できることが増える。」
そして、
「できることが増えることで、人生の選択肢が増える。」
これこそが、本当の意味で身体を変える価値だと思っています。
「もう歳だから」
「昔から身体が硬いから」
「何をやっても変わらなかったから」
と諦める前に、まずは一度、
「自分の身体が今どうなっているのか」
を知ることから始めてみてください。
身体は、正しく向き合えば変えていくことができます。
本気で身体を変えたい人に必要なのは、根性ではありません。
自分の身体を知り、必要なことを、正しく、継続することです。
それが、理学療法士として私が最も伝えたい「身体を変えるための本質」です。
