札幌駅前 整体・Conditioningサロン 、理学療法士による施術のPhact ふぁくと公式ブログです!!
動画を使った事例報告です(^^)
『 十数年にわたり股関節の痛みを抱えていた 』
『 数年前、整形外科に受診し”臼蓋形成不全”と診断も、治療は必要ないと言われた 』
という50代 女性の改善事例報告です。
先日の、
【 股関節痛と間違いやすい、股関節の筋肉の不調 】
の記事をみて『 これかもしれない!! 』と思ってご予約頂いたそうです。
ご自分で色々と調べていた方で『 痛いのは股関節じゃなくソケイ部だよなぁ 』と、先のブログに共感していたとのこと。
結論から言うと、
1回のセッションで、こんな感じに歩き方が変わって不調も大きく軽減しました。
2つ動画
左:来店時 右:初回 終了時
( 最後に解説付きの動画もあります!! )
最初の歩き方、
左足での支えが、なんとも痛みをかばってるように見えるし安定してませんね。
右足を出す時の、左足 1本支えの瞬間・・

大腿骨と、下腿の骨が一直線に支えれていなくて・・

左足の外側に肩から体重をかける感じに。

そのため、股関節は内側への倒れ、捻れるような状態。
さて、
こんな支柱がまっすぐ立っていない状態でも、人間の身体は『倒れてしまうことなく、支え、歩く』ことができますよね。
傾いた支柱を筋肉が支えているからです。
この方の、
傾きと捻れを補償している筋肉はこの2つと分析しました。

大腿直筋と縫工筋
この筋肉の赤◯部分、
筋肉の起始部(=始まり部分の腱になってる所)と不調部位が一致しました。
まずは、
”こんな分析を体感するような流れ”を組み、僕の分析と仮説を実感に変えてもらいました。
そこから行ったセッションでは、
① 左足脛骨を軸にした荷重感覚獲得
② 骨盤ー大腿ー脛骨間の関係性改善
のためのプログラムを実施しました。
一般的な整形外科的概念では、
こうした正しい位置での荷重を行うために筋トレしたりするのですが、『 正しい位置での荷重を学習することで、それらの筋肉が抗重力筋として参加するようになる 』ためのアプローチを行いました。
簡単に言うと、
筋力が足りなくて内側で支えれなかったんじゃなく、使い方を知らなかったから使えなかった。だから筋力も落ちた。
ってことです。
案の状、数日後には内転筋~骨盤底などの本来使いたかった部分に筋肉痛がきたようです。
それでは解説つき動画をどうぞ(^^)/
注)無駄に音が出ます。
『 そもそも、なんでこうなったんだろう? 』
と過去のエピソードを更に探ると、出産後に左足に力が入らず歩けなくなった時期があるとの事で、出産時の骨盤底筋の破綻なども考えられました。
また、
臼蓋形成不全であることは否定しませんが、これで痛みがとれたという事実は、痛みはやっぱり使ってる筋肉由来だったという事を教えてくれます。
ま、
なにはともあれ、結果オーライですよね(^^)
痛みもとれ、正しい使い方の感覚も掴まれたようだったので、3週後にどこまで筋力がつき安定しているか、経過をみていく予定です。
追伸
Mさま こんな感じになりましたが、顔大丈夫ですか?その後の経過など、コメント頂けると幸いです(^^)
次回、お会いできるのが楽しみです(^^)/
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!!
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