桜が満開になって、「やっと春らしくなってきたな」と思ったのもつかの間、暖かい日が続いたかと思えば、急に肌寒くなる日も。季節は春へと進んでいるはずなのに、足踏みしているような、そんな日が続いていますね。
春の天気は変わりやすく、暖かさと寒さを行ったり来たりしながら、少しずつ季節が進んでいきます。そんな移ろいやすい気候を感じていると、私たちの身体にも似たようなしくみがあることを思い出します。
それが、「アロスタシス(allostasis)」と呼ばれる身体の調整メカニズムです。
たとえば、大勢の前で話す前にドキドキしたり、手のひらに汗をかいたりするのは、身体が「これから緊張するぞ」と先回りして準備してくれているから。高い山の上では酸素が薄くなるので自然と呼吸が速くなります。こうした変化は、身体が「これから起こること」を予測して、自分を守るように調整してくれているのです。
「身体はなるべく一定になるように保たれている(ホメオスタシス)」と思われがちですが、実際には環境や状況に応じて、少しずつ変化しながら、必要な調整をしてバランスをとっています。春の気温のように、揺れながらも少しずつ安定に向かっているような状態です。
ただ、こうした調整をずっと続けていると、エネルギーも消耗します。だからこそ、がんばる時間だけでなく、ゆるめる時間や回復の時間もとても大事です。揺れ動きながらも春から夏に向かって進んでいくように、私たちの身体も、変化を受け入れながら、ゆるやかにバランスを取っていけたらいいですね。
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