車を運転していると、たまにGPSがずれていることがあります。
道なき道を走っていたり、標識もないのに「この先、一時停止があります」と案内されたり。画面を見て、思わず首をかしげてしまいます。ちゃんと道路を走っているのに、なぜか違う場所を示している。
身体にも、これと似たことが起こります。
まっすぐ立っているつもり。
骨盤は水平のつもり。
左右は揃っているはず。
けれど実際には、わずかな傾きやねじれ、左右差がある場合があります。
そのずれに気づかないまま表面的な「正しい形」に合わせようとすると、どこかに余計な力が入ります。本来動きたい場所ではなく、別の場所で調整してしまう。
それは、GPSがずれたまま目的地を目指しているような状態です。
私たちは、自分の身体の位置や動きを、主に内側からの感覚で把握しています。
けれどその感覚は、経験や慣れによってつくられています。
長く続いた使い方は、少し偏っていても「これが普通」という感覚になります。
感覚が鈍いのではなく、「身体の地図」が、正確でないことがあるのです。
では、どうすれば現在地を正しく知ることができるのでしょうか。
そのヒントは、前回の記事でお伝えした「触れてみる」というシンプルな方法の中にあります。外からの感覚を手がかりにすることで、内側の感覚とのずれが少しずつ整っていきます。
「触れて感じる」というシンプルな方法を、実際に試してみると、その意味がよりはっきりしてきます。
そして、身体の地図が詳しくなると、動きも自然とスムーズになっていきます。

梅の花がちらほらと咲き始めました。
視覚だけでなく匂いでも楽しめますね✨
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