鳥がらみで,過去画像で失礼します。
一時期白鳥の撮影にはまったことがあります。
手賀沼には一年中住み着いた白鳥がいるのですが,近隣には越冬のために冬だけ多くの白鳥が見られる場所があります。
その中でも一番好きだったのは茨城県坂東市の菅生沼。
県境の利根川を渡った直ぐの場所なので,自宅からも気軽に行くことが出来ます。
菅生沼は「すがおぬま」と読みます。
素顔沼?
菅生沼,私はよく使うワードなので一発で変換できるようになりました。
ここには,上沼と下沼と二つの沼があって,下沼は茨城県立自然博物館の敷地ともなっています。
白鳥たちは,日中は上沼で過ごし,ねぐらは大きな下沼と決めているようで,夕方から下沼へ移動し始めます。
白鳥は体が重いので,飛ぶためには助走が必要です,水面をバタバタと走り抜けます。
不思議なことにちゃんと風向きを判断して,飛行機のように向かい風の方向に助走します。
風が強いと簡単に体が浮き上がっていくのですが,風が弱いと長い助走が必要となります。
この風向きと,風の強さ,そして夕焼けの好条件がそろうとこんな写真が撮れます。
スローシャッターで背景を流すことと,羽の動きで動感を出します。
このおかげでだいぶ流し撮りは鍛えられました,もちろんレフ機の時代ですけど(笑)。