教場 | ありのす

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混沌とした毎日の日記
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正月早々はまったドラマ。

時間だけはあったから、ごくせんを通しで見て疲れたりとかしてましたが(内容結構忘れていた)、やはり印象に残ったのはこっち。

というか、まだ全部見てませんが。

 

ネットでも話題のようですが、何しろ右目義眼で半白髪のキムタクが警察学校の教官。しかも怖い!しかもはまってる。

ほとんど笑わず、考えていることが分かりにくい鬼教官ですが、後であーなるほどねと思う考察が多くて、さすが警官の先生だと思わされます。

 

身も蓋もないことを言えば、個人的にはキムタクってトレンディドラマでかっこいい役をバンバンやってた頃から、「・・・・考えてることが読みにくい」と思ってた俳優さんでした。あと、口調がどっちかというと荒っぽくて率直な方なので(これは演技と言うより元々だと思うのですが)、優しいというイメージはなかったんですよね。別に意地悪だと思うわけでもないんだけど。

多分凄く表情豊かというタイプではないんじゃないかな。

 

なので、今回の役はすっと違和感なく入ってきた感じがあって、本当にナイスキャスティング。

そうか、先生役が合う俳優だったんだなとようやく腑に落ちました。

原作も読んでますが、原作では先生がここまで主になってなかった感じがしました。いろんな生徒がいろんな事情の結果落後していく話がメインなので、先生役でそこに筋が一本通った感があって、いい構成だなと思います。

 

見ていて気持ちがいいのが、授業の時や教官に話しかけるときの敬礼やお辞儀などの挨拶で、軍隊っぽいけれど体がピッと直線になっていて綺麗。生徒役の俳優さんも皆これはそろっていたけど、まずここまで持って行くのは大変だったんじゃないかなあ。

警察も昨今は叩かれることもあって大変だけど、厳しい訓練で選抜されてきた精鋭なんだなあと思うとあらためて敬意を感じますね。

教場というのはそういう意味でも凄く新しい題材で新鮮だった。

授業の内容も実際的な内容が多くて、いちいち勉強になってます。ものの尋ね方とかもよく考えられていて合理的なんだなー。

 

新しい世界を見たと言うことでは正月にふさわしかったかもしれません。