カールさんとティーナさんの古民家村だより | ありのす

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というのを昨日見ました。新潟の十日町の限界集落の古民家を再生して、集落も復活させたドイツ人のご夫婦のドキュメンタリー。

日本の古民家は改築すればまだまだ住める宝なのに、壊して数十年しか持たない使い捨ての家を新築する。勿体ないとドイツの方に指摘されている我々日本人は恥ずかしい。

古いものを大事にするドイツならではのご指摘ではありますが、もっともだなあと思いました。

カールさんが改築した古民家は壁の色が割にカラフルで、どことなくドイツの田舎の建物っぽくかわいらしいかんじになっているのがまた面白かった。

この集落は将来、ドイツ風の古民家村ということで有名になるのでしょうね。

 

日本の家が地震とかでもたないのではなくて、古くて寒くて使いづらいからと住人が壊して建て替えているだけなのだろうなあと。

街の活性化をするといいながら、大事にすべき景観はやはり行政が主導しないと、いとも簡単に壊れていきます。街の建物に統一感があって歴史があって美しいということは、よそから住人を呼ぶには一番の要素なんだけど。

ゆるキャラ作るよりよほど効果的なんですよね。

 

先日、松本市内の観光地区に用事があってほぼ1年ぶりくらいに行ってきました。コロナで全然行ってないので。

人通りはあまりありませんでしたが、電信柱を廃した通りが以前より植物とか綺麗な植え込みも増えて、歩道部分がすっきりして綺麗に歩きやすくなっていてよかった。

一方で、六九通りとかの古い町並みにも、古い家を生かしたお店が増えているようで、そのあたりの街開発は徐々に成功しているように思います。こういうのって多分一軒一軒のお店や個人宅へのリノベの呼びかけなのでしょうね。

 

ずっと興味のある問題でしたが、改めて考える機会になるいい番組でした。