コロナの時代の僕ら | ありのす

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混沌とした毎日の日記
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タイトルが超タイムリーである。

初版が今年4月25日だからまあ薄い本で、ショートエッセイ集になる。

素粒子物理学の専門家だそうで、文中にも数学が出てきたけど、分かりにくいところは全然なかった。1時間くらいで読めるので、今の時代の心得として読んでみてもいいかも。

 

読みながら思ったんだけど、経済を憂慮する必要のない専門家の間では、すでに気候変動は自明の理で、それが直接現れるのは例えば今回の大雨だし、間接的に現れるのはCovid-19である。という見方があるようだ。

コロナが出てくる前に騒いでいた環境破壊と、コロナは無関係ではないということ。

アマゾン森林火災とオーストラリアの大火災が今後新たな災厄の元になるかもしれないという憂慮があるけど、既にそれを半分忘れかけていることにびっくりした。

 

何度も書くけれど、今回全国的な自粛期間中、空も新緑も本当に綺麗だった。ダムを造ったり森を伐採したりしなくても、日常の経済活動をやってるだけで破壊される自然があるんだなあと私は思ってしまった。