直木賞と芥川賞の発表があった。今年も話題づくり中心・・・なのかな
年令がまず話題になった受賞ですが。
以前も20歳代で芥川賞受賞、とかいうのが話題になった年あったなあ。
そのときの作家さんはちゃんと残ってるから凄いなあと思いますが。
ただ、直木賞もなんか最近その芥川の例に習ってる感じがしなくもないです。
こちらのほうは、結構当てにして読んでたりするので
朝井リョウさんって、そんなに面白いのだろうか。というのがまず率直な疑問。
受賞は順序じゃないけど、力作を書きながらまだ受賞してない作家さんが結構いるよな。と私でも思う。
恩田陸さんとかも、さんざ大作を書いて、受賞はかなり遅くだった感があります。
あと、若くして直木賞とかとっちゃうと、本をガンガン出してかないとという出版社の攻勢に流されて、10年後残ってない・・ということもありそう。
何しろいま、売れる作家は量ですよね。
東野圭吾さんの直木賞後の作品とか見ると、もう攻勢につぐ攻勢という売り方で、悪くはないのだけど、よく書いてるよなあと・・・三浦しをんさんとかも同様。まあ、勢いで書ける作家さんもいるということかな。
出版社も生き残りに必死なのでしょうが、そのせいで作家の寿命が短くなるんじゃないかと心配する一読者です。作品がたくさん出るのはうれしいけど、何気に読んで質が落ちてるのを感じたりするとすごーく悲しい。
出版界も、音楽界と同じくエイベックス化してるのでしょうか・・。