親が出てきました・・・ | ありのす

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混沌とした毎日の日記
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みなさま、本当にお騒がせしました。今日になって行方不明だった母親がひょっこり帰ってまいりました。

彼女はやはり野蒜にいて、野蒜小学校というところに2日間避難していたそうです。

ここは自衛隊のある矢本とかも近く、海もかなり近い場所で、津波で壊滅的な被害を受けています。


東松島にも多くの被害があることが、今朝あたりからようやく映像で流れるようになりました。また、ここで200体ほどのご遺体が確認されたということも11時のニュースで流れました。

それをきいて、父や弟はかなり覚悟を決めたようですが(私もちょっとこれは、と思った)、ネットでは、野蒜小学校にかなりの避難した人々がまだ孤立していることが映像で出ていました。(日テレかなんかのヘリ映像だったと思う)

母はやはり、その小学校に徒歩で避難していたということです。


野蒜小学校にいる人々は、携帯もつながらず、電話も使えず、外部に全く連絡の取れない状態でいままで過ごされているとのことでした。

食料などもあまりこなくて、他所から人が移動してくるのでかなり不足気味とのこと。

自衛隊は既にその遺体回収、周りの瓦礫撤去などにきているようなのですが、人々の移動などに手はかしてくれない。

JRで脱線した車両に乗っていた方々は、いったん小学校に避難し、後でバスが迎えに来て仙台へ運ばれたそうですが、母は見事乗り遅れ、一人で国道まで出て、ヒッチハイクして帰ってきました。

娘は、なんというかそのたくましさにただただ唖然とするばかりですえっ


ここでお知らせしたいのは、まだ野蒜小学校に、外部連絡をとれないまま、避難生活を続けてらっしゃる方が多数いるということです。

自衛隊及び救済活動をしている人は、早く彼らに手を差し伸べて欲しいと心から思います。

せめて、いらっしゃるかたが外部に連絡を取れるようとりはからってほしい。

うちの家族みたいに、半分絶望してご飯が食べられなくなっている方もご親戚にはいらっしゃるかと思うのです。

「誰々さんがここにいる」ということを把握して、発表する。それだって救済活動じゃないですか?

「孤立しているところがある」というばかりで内容の把握をしない報道も、ありかたに疑問を感じます。

何で人の不安をあおるような映像ばかり流して、生存者の方々の助けになる情報を流してくれないのですか?


ほっとすると同時に、今回かなり怒りを覚えています。


ちなみに、親の話では、津波警報発令の放送は、野蒜では、なかったそうです。野蒜の人たちは自主的に避難されたということですね。それでも、こんなに早く津波が追っかけてくるとは思わなかったといっていました。



野蒜小学校、及び周辺の孤立した避難所の方々に、一刻も早く連絡をとれる回線と、食事を、送ってあげてください。私の母を救ってくれた恩もあります。心からお願いしたい。どこにお願いすれば届くのかわからないけど。