昨日BSでやっていたのを見る。
何度か途中は見たことあるんだけど、結構淡々とした映画なんで、最後まで見たのは初めて。
若かりしジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが共演してる(しかもレオナルドは知能発達の遅い障害児役を演じている)というところで話題になってたような記憶があります。
出てくる家族は母親と、姉、妹、弟(ディカプリオ)。母親は昔ショックをうけたことがきっかけで超肥満になってしまい、椅子からほとんど動かない生活。
ギルバートは障害児の弟の世話で一日中手が放せない。
家がプレーリーの真ん中みたいな、草原以外道しかないようなところにぽつんと建っているのが印象的でした。他のシーンでも一箇所に池がひとつしかない、とか、キャラバン一台しか映ってないとか、とにかく建物の少ない場所のよう。
街の金持ちの奥さんとか、キャラバンが壊れて足止めを食ってる家族の少女とか、それなりにギルバートと人々の交流はあるのだけど、何しろ知恵遅れの弟の面倒をみるだけで手一杯でなかなか時間がとれない。
家族は好きなんだけど、その家族に縛られてるあたりがあんまりよそでは見ない設定かもしれません。
とにかく苦労人な主人公でした。
それだけに最後の火のシーンが、とっても印象的だった。まさかこういう手段に出るとはっていうのもあるんだけど、土地や家族からの解放を象徴してるようでした。
時間のあるときにじっくりと見ることをおすすめします。
しかしレオ様の名演は、子役の俳優ってときどきすごいということを思い知らされるのでしたまだ名声がなかったからこその怪演という気がします。