今更ながら、滋賀県知事選挙 自民復活の処方箋 | 53歳 おっさん社長の日記

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このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

おはようございます。

マレーシア航空機が撃墜されました。ウクラナイ政府が親ロシア勢力に寄るものだと完全に押しつけておりますが、そんなものロシアがマレーシア航空を落として得をするわけがありません。第一、航空機を打ち落とすのはそんなに簡単ではない気がしますので、誰が何のためにやったのかはきちんと調査が必要ですね。

マレーシア機がウクライナ東部で撃墜、295人全員死亡=当局

状況からすると、親ロシア勢力が輸送機を撃墜しようとして、民間航空機を打ち落としたことになりますね。しかし、777は上空1万メートルを飛行していると思いますから、地上からのミサイル攻撃で打ち落とせるもんですかね。その辺詳しくないのでよくわかりません。

しかし、またマレーシア航空機ですか。これで、完全に破産ですね。。。

さて、今日は先日の滋賀県知事選挙をちょっと詳しく取材した方がいらっしゃったので、それをレポートさせてもらいます。

テーマは選挙戦と創価学会ですかね。

今回の選挙結果(元民主党の三日月氏が当選して、小鑓氏が落選)した結果を、一言で言うと、自民党のオウンゴールと言うことがいえます。これは県連のミスですね。5月末から6月に自民党自身が調査した世論調査では、小鑓氏がかっていました。しかし、7月に入って完全に逆転されてしまいました。

これは、どうしてかと言えば、端的に言えば創価学会が小鑓氏支援で結束しなかったせいです。

滋賀県の過去の選挙結果を見ると、自民党は全県の基礎票で25万票ほどあることが解ります。これは事実を積み重ねていくと解りますが、この分析は今回は書きません。国政選挙の結果などからこう類推するわけです。ところが、今回の小鑓氏の得票は24万票と1万票ほど足りません。

そして、当選した三日月氏の得票は25万票あまりと、その左は、1万票以下でした。新聞によっては圧勝と書いていますが、ギリギリ勝ったというのが正しい見方ではないでしょうか。

以下、簡単に事実を書いていきます。

小鑓選対を指揮していたのは、兵庫淡路島地盤の西村康稔副大臣の秘書数人と言われています。これは、小鑓氏が通産省の出身ということで先輩・後輩の間柄だということが理由の様です。

先ず、大きな疑問は今回の知事選は、どうして滋賀県選出の国会議員の地元固めや地元の地方議員の活動に使わず、他地域からの落下傘部隊が中心の選挙運動をしたのかということです。

投票結果を見ると、小鑓氏が一番得票率が低かった(4割以下)彦根、長浜、米原などの琵琶湖東岸の都市部は、自民党の上野衆議院議員の地盤です。しかし、上野氏は、大津の選挙対策事務所から動けなかったようですね。選対内部からの情報ではないので、本当に詳しいところは解らないのではありますがね。

応援にこられた先生方は、地元の議員を除いては、そうそうたるメンバーです。これはこれで良いのですが、それが浮動票にまで届いていたかが問題です。

 菅官房長官、麻生大臣、谷垣大臣、田村大臣、山本一太大臣、古屋国家公安委員長、森まさこ大臣、茂木大臣、甘利大臣、林大臣、西村副大臣、小泉進次郎政務官、石破幹事長、河村選対長、高市政調会長、野田聖子総務会長、浜田靖一幹事長代理、中谷元副幹事長、左藤衆院議員、片山さつき参院議員、太田房江参院議員。佐藤ゆかり参院議員、三原じゅんこ参院議員、山田美樹衆院議員、 (公明)井上幹事長、斉藤幹事長代理 (維新)橋下市長

そして、何を差し置いても一番の敗因はこれなんじゃないかな?と思うのですね。

浮動票の獲得が全く出来ていなかったこと。

小鑓氏に投票する空気というのは全く作れなかったみたいですね。しかし、その空気を作り上げるのが、実は創価学会だったりします。創価学会の組織活動は、今の自民党の票集めには欠かせないのが実情です。選挙の時、個人演説会などにまとまって席を埋める方々がいます。それが創価学会の会員です。というのも、ある自民党の国政選挙の集まりで創価学会の幹部と知っている方が参加されたことがありますが、その時に聴衆の約半数がその方に挨拶に来られことがあるそうです。

つまり、創価学会が本気で支援すると、候補者の演説会を満員にできる訳です。それをみた候補者自身も手応えを感じますし、創価学会員以外の一般有権者もこの候補者は勢いがあるなと思うわけです。

今回はそのようなことが一切無かったそうです。また、自民党の市議、県議クラスも必死に小鑓氏を当選させようという気概が感じられなかった上に人を動員する空気に欠けたそうです。

この他に、滋賀県知事選 自民敗北の内情(前)  という記事もあります。これに寄れば、敗因は怪文書だったのではないか?と言う憶測もあります。興味のある方は読んでみてください。

今回の敗戦は、自民党滋賀県連のせいだけではありません。また、創価学会のせいでもありません。小鑓氏自身のせいだけでもないと思います。もちろん皆さんにそれなりの責任はあるとおもいますがね。

僕は、自民党を覆う、人気のある安倍政権にあやかればそれで良いんだという考えがもしあるのだとしたら、それも敗因なのかな?と思います。

それと、自民党が党として、どんな候補をどれぐらい養成しているか?というグランドデザインにも大きく関わってくるなと思うのです。すでに大きい組織の自民党が、今更方針を大きく転換するのは難しいかもしれませんが、次世代のリーダーをどう養成していくか、そろそろ自分の組織でそこを考えてもいい様な気がしますけどね。各県連が独自にやっているようですが、党としてネット以外の地上戦でも、若い人を集めて何かをする必要があるのかなと思いますね。

そうでないと、いつまでも創価学会からの支援が必要になってしまいます。

僕は創価学会もそんなによくないとは思いません。それはカルト的な部分もあると思いますが、少なくても日本のために害しか無いとは思わないんですよね。中にいるのは、本当に普通の人ばかりですからね。

でも、自民党は自公連立をいつかは解かないといけないのだと思いますが。。。