面白い記事を読んだので今後の中国の行方を少し書いておきます。
中国という国は、どうにも好きになれません。そのため、僕は反中に属する人のように思います。
ただし、散々中国にも行ってきましたが、中国人全てが嫌いか?という問いにはNOといいます。
つまり、中国共産党を核とした中国政府は嫌いだけど、中国人は好き、あるいはニュートラルですね。
中国人は、平気で臓器を売り買いするような血も涙も無い人も多数いますが、人情に厚い、絶対に裏切らない人も多数いまして、ともかく人数が多いので、本当にいろんな人がいます。
悪い例が目立つので、全員が酷いと思っていると、本当に善良な人も1割以上居ます。
ただし、この中国共産党が本当の意味で、成長の源泉でもあり、ガンでもあるわけです。
それを踏まえて、以下の記事を読んでください。
米中決裂の舞台裏…アメリカの無茶ぶりを受けた中国の本音が分かった(現代ビジネス)
この記事は、チャイナウォッチャーの近藤大介さんの記事になります。この中国の本音が誰に取材した、どんなものかはサッパリわかりませんが、実際にこの文章に書かれていることが眼前に起こっているのである程度信憑性が有ります。
実は、今回の米中協議は、日米でも同様なことがありました。日米の場合は、はじめから勝負は決まっていて、米国の完全勝利に終わっています。
日本の場合は、日米半導体交渉、プラザ合意などを経て、日本経済の活力が完全に奪われて、更に財務省の無能な制作のせいで、デフレが長期化して、更に日本人を貧しくしてしまいました。
その反対側で、米国政府は肥え太り、米国企業は貪欲な本省を隠さないというのが現在の姿です。
それと同じ事を中国に対してしようというのが今回の米中衝突の核心です。
中国政府は日本政府ほど弱腰でも無く、アメリカ人が裏で政治家を失脚させることもできないので、安泰です。
日本の場合は反米的な発言をするとあっという間に失脚させられます。橋本龍太郎元総理、中川昭一元財務相など自民党中枢といえども全く同じです。
この記事の結論は、米国につくか、中国につくかのブロック化が進むという結論になっています。
これは、イギリス人でありながら米国に対して様々なアドバイスを与える、エドワード・ルトワック氏の書く、『中国4.0 暴発する中華帝国』そのものの世界です。
最終的には、中国が孤立化していく、そして戦争になるかどうかは、中国がどこで折れられるかにかかっているのです。
中国はメンツをとても大切にしている国です。メンツを失うのであれば、いのちを投げ出すことはいとわないと思います。
そして、およそ75年前に米国が日本を挑発し続けたのは、東洋人がアジアに覇を唱えようとしたからに他なりません。75年前と同じような構図が日本周辺にできあがっています。
この有事に対応するのが憲法改正という事で、全てが繋がっているわけです。
中国の政権首脳がどのような判断を下すのか?最終的に習近平が折れて失脚していくのか?それとも、折れずに突っ張って小競り合いが起こるのか、それこそが今後の東アジアの状況を一変させる一番の要因になるという事でしょう。
面白い時代になってきたものです。