では、便利屋さんというのはどんな商売なのでしょうか?
基本的には、時間で労働を売るというビジネスの基本中の基本です。
労働の無いようですが、単純なものは草むしり、掃除、引っ越しの手伝いなどの単純労働から、PC のセッティングや不要品、ブランド品の引き取りまで様々な要求があるそうです。
このあたりは、実際に便利屋さんをやっている方に取材しておきましたので非常に信憑性があります。
意外に多いのが高齢者の方の話し相手だったり、買い物の手伝いだったりほんとうに単純なコミュニケーションの不足を解消するものだそうです。
そのような意味で行けば、非常に広い意味で、夜の商売の代表格である、女性がいるクラブや男性がいるホストなどに近いコミュニケーションビジネスといわれるカテゴリーに入るのかもしれません。
と言うことは、大手が資本をかけてどーっとやるよりも、個人レベルでそれなりにホスピタリティーの勉強をした方が、それぞれ特長を生かしてお客様とコミュニケーションをとりながらビジネスを行うと言うのがこの便利屋さんの基本なのでは無いかと思います。
ちなみに、取材した方は、別に本業を営んでおられるのですが、この便利屋さんビジネスだけで、月商2~300万円にはなっているそうです。粗利は、およそ半分ですから、来ず買い稼ぎの域を超えているんでしょうね。
ただし、非常に重要なのはお客様の集客で、チラシなのですが、普通の入り方では、なかなか信用していただけないとのことです。そこで、考えるのはどんなチラシをまけば、お客様はまず行動していただけるか?と言うことです。
彼の工夫は、季節の行事を利用することです。
例えば、春であれば学校への入学、引っ越しがかならず行われるシーズンです。夏は、夏休みがあって、ばーげんなどもあります。秋は、衣替えなどのシーズンがやってきて、冬は寒いので昨今なら防寒グッズがかなり流行りました。
とにかく季節ごとのイベント、それからお客様になる一般の方がどのようなことに不便を感じていられるのか?それを解消するためにはどうすればいいのかという事を常に考えているのだそうです。
最後は便利屋さんのビジネスをご紹介いたしましたが、なんでも良いと思います。どんな小さな商いもムダにしないで、少しずつ小遣い稼ぎから大きなビジネスに発展されるというの一つの方策なのではないでしょうか?