台北市内観光@台湾 | 旅するカメラ

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二日目の朝。
いい天気である。

いい天気過ぎて・・・これは絶対日に焼けるぞ。。。


豪勢なホテルの朝食バイキングを堪能した後、ガイドのグッさんが迎えに来て台北市内観光開始!

この日もマイクロバスで移動なのでラクチンである。
「公共交通機関に乗ったり自分の足で歩かないと旅した気分にならない・・・・」とかなんとかいいながらも
やっぱりこのラクチンさは捨てがたい。


と、最初に連れて行かれたのは台北の北側に位置する「忠烈祠(ツォンリエツー)」。
中華民国の兵士を祀っている祠なのだが、ここの衛兵の交代式がお目当てらしい。

忠烈祠

忠烈祠

忠烈祠



と、門の前に立つ一人の衛兵。
みんな彼の横で記念撮影をしている。
私も横に立って写真を撮られたのだが・・・となりに立っているのに「気配」を感じない。
なんと言うのか、「マネキン人形」みたいな気配だった。

忠烈祠

忠烈祠


その時は何がなんだか分からずに写真を撮られて下がったのだが・・・
よくよく見てみると衛兵の目は真っ赤に充血しており涙が流れていた。。
なぜ??

と、思った時にガイドのグッさんが(そう言えば、本当の名前は「藩(ハン)さん」と言ってたっけ・・・)説明してくれた。

この門の前の警護は1時間。
その間なんと「まばたき禁止」らしいのだ。

うわー、それってほとんど拷問じゃないの。。

彼らは一時間まばたきをせずじっと門の前に立ち警護しているのだ。
彼らの親にとってはとても誇りらしいのだが、実際に警護している彼らはたまったものではないだろう。
因みに、この門の前の警護に立つのは身長が180センチ以上の人だけらしい。
きっとこのときばかりは本気で背が高く生まれた事を恨んだ事だろう。



と、ここで9時になり衛兵の交代式が行われた。
衛兵が奥の本堂へ歩いて行くのを観光客が後ろから追いかける・・・という不思議な光景。

忠烈祠


忠烈祠

そして一番奥へ。

まあ・・・それだけなんだけど(笑)

ここは辛亥革命や抗日戦線などで命を落とした国軍軍人の英霊を祀る所で、護国神社みたいなものなのかな。
そう言えば昔ここは日本の護国神社があった場所だとか。。。
そんな場所を観光客がおもしろ半分に追いかけて行くのはなんだか申し訳ない。

でもそれが観光財源になって台湾を少しなりとも支えていると言うのなら・・・いいのか??




次に連れて行かれたのが「国立故宮博物館」。
幾度の戦火を逃れる様に海を渡り台湾へと移された北京の紫禁城にあった歴代皇帝のコレクションを展示している。
ここは台湾の中でも屈指の観光スポットらしく、ここにきて俄然ガイドのグッさんが張り切りだした。
他のガイドに負けじと説明する展示品の周りの空間を確保する。
そしてお手製の日本語で書かれた説明書きを使って熱弁を振るった。
おお・・・なんだかすごい迫力に押されてだんだんのめり込んで来たよ。。。

展示してある品はどれも信じられないくらい長い年月をかけて作られたと思われる逸品ばかり。
あまりの手の込みように気が遠くなりがち・・・。

あと、西太后の愛用していた品々などもあり興味を惹いた。
いつかは北京の紫禁城へ行ってみたいと思っていたので・・・


ちなみに故宮博物館内は写真撮影禁止。
「デジイチを持っているともしかしたら没収されるかもしれない。」とグッさんにおどされたので泣く泣くマイクロバスの中にニコンは置いて行ったので隠し持っていたコンデジさんでの撮影となった。
(グッさんが「本当は駄目だけど、ちょっとくらいなら博物館の中も写真撮っても大丈夫だと思う。」とか言ってたけど良識ある日本人のフリをして止めてみた。)

故宮博物館






そして次に「国立台湾民主記念館」へ。
(旧名は「中正記念堂」)

国立台湾民主記念館

この暑い台湾でこの広い広場を歩く気にはならなかった。
ガイドのグッさんも「暑いだけだから向こうには行きません。」だって(笑)
先ほどの故宮博物館のヤル気は何処へ行ったんだ(笑)



門の前で写真を撮っただけで本当に撤収。



昼食のお店へと向かう。
この日の昼食は「小龍包」で有名な「鼎泰豊(ティンタイフォン)」。


ガラスの向こう側で小龍包を包み、蒸しているのだが・・・
見えない。曇り過ぎ~w


そしてこの後、台湾旅行で一番行ってみたかった場所へと向かうのである。

続きは次回。