「台湾は料理が美味しいらしいよ!」と聞き、台湾へ行く事になった。
それだけに・・・料理には期待が膨らむ。
ちょうどお腹もいい具合に好いて来た頃、台北市内のとあるホテルのレストランへと案内された。
台湾は「広東料理」になるらしい。
この日の料理は広東料理のコースである。
まずは台湾ビールを1本注文。
地ビールを飲まなきゃ旅に来たって気がしないもんね。
ちょっと薄めの味だが普通に美味しい。
もう一本同じメーカーで便の色が緑色のビールがあったのだが、こちらはガイドのグッさんが「これは薄いので美味しく無いよ。」とお勧めされなかった。ふーん。でも試しに飲んでみれば良かったな。
と、前菜が登場。
鴨だった。
お腹が空いていたので一気に食べてしまったが(笑)
サラダ感覚で美味しかったな~。鴨、鴨。
続いて登場したのが・・・
おおっと、早くもこの旅一番のメイン食材のお出ましだ。
その名も『フカヒレ』様である。しかも姿煮!!
生まれて初めて春雨形状ではないフカヒレをこの目で見た気がする。
しかもスープがなかなか美味しかったからたまらない。
本気で「おかわりお願いします。」と言いそうになった(笑)
で、一緒に出されたのが「赤酢」。
これを入れると更に美味しくなると言われたので張り切って投入。
お酢ってもともと好きだし♪
すると・・・劇的に味が変化!
なんと言うか、「焼きそば」的な味に変わったのである。
一気に庶民の味へ変身してしまったのだ(笑)
驚いた。
それはそれで美味しかったけど。
つづいて登場したのがまたまた高級食材である『アワビ』様。
立て続けの滅多にお目にかからない高級食材攻撃に我を忘れがちw
まあ、一般人にはその味の素晴らしさがイマイチ理解できなかったがお目にかかれただけでもありがたい(笑)
と、連続攻撃にたじたじになっていた時にやって来た。
次の料理に一同愕然。
『チキンのレモンソース』とお品書きには書かれていたのだが・・・
確かに「チキンの上にレモンソース」がかかっている。
が、しかしである。
不自然に黄色いソースではないか???
ちょっとだけ嫌な予感がしたのだが一口食べてみた。
すると・・・
そう、完全にレモンソースである。
どちらかというとかき氷の上などにかかっていそうな甘いレモンソース♪
・・・ってオイ!!
甘いじゃないの(笑)
完全に意表をつかれた。
まあ、フランス料理なんかで肉の上に甘いオレンジソースをかけたりするからね。
そうだよ、日本人には驚きの組み合わせかもしれないけれど、きっと世界的にみたら普通なんだよ。
と、言い聞かせる。
さ、きをとりなおして次の料理カモーン!
と、2皿続けて無難な料理が登場。
なんとなく安心したりしてw
豆腐とホタテの蒸し物
点心。
この間に一皿あんかけチャーハンまで食べたものだから、思い切り満腹になった。
だけど、このあとまだデザートが残っている。
一体どんなデザート???
と期待に胸を膨らませてお品書きを見てみると・・・
『タピオカミルク里芋入り』
え?
なんですと?
『里芋入り』ですって????
意味分かんないんですけど(笑)
タピオカミルクに里芋????
と、デザートが運ばれて来た。
フルーツはまあ、ごく普通だったのだが問題は『タピオカミルク里芋入り』である。
写真で見えるタピオカミルクの上に浮かんでいる物体、それが『里芋』だったのだ。
(タピオカはミルクの下に沈んでいる。)
デザートに里芋。
新しい発見だった。
いやー、「ところ変われば・・・」とはよく言ったモノだ。
身をもって勉強したよ。
でも食べ物の好き嫌いがほとんど無い私は全部食べたけどw
旅先ではその土地の料理を食べるのが楽しいんだから。
(これが普通の台湾料理かと言えばそうではない気がするが。)
不思議な組み合わせでもそれはそれでいいのだ♪