ハスキー三脚 | G13型写真研究所

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フォトグラファーG13のブログです。
自宅撮影スタジオの拡充をメインに、
いろいろ研究していきます。

一応ブツ撮りと人物ポートレイトを軸にしますが、
写真に役立ちそうなものなら何でもアリの方向で。

以前ベルボンのDP-83S というドリーポッドをご紹介したことがありました。

これは屋内での撮影には素晴らしいパフォーマンスを発揮しますが

屋外では使いにくいことと、

高さが出しにくいという点において唯一の選択肢とはいえず、

やっぱりドリーポッドよりも先に必要になるであろうと思われるのが

三脚かと思います。


とはいえ、三脚選びは本当に難しい。

私も何本か買って正解に近付いた気がしますが

今もって一本に絞り切れてはおらず、

何本かを併用しています。

ただし、ハスキー三脚はいくつかある選択肢のなかで

有力な候補と言えると思います。


ハスキーはもともとクイックセット社の三脚で

ジッツオ、マンフロットと並ぶ舶来品の有力ブランドですが

現在は実は日本製の三脚です。

もともとトヨ商事というところが輸入して

調整して国内出荷をしていたのですが

まるごと全部トヨ商事に移管され

以前と変わらぬ信頼感で製造が続けられています。

センターポール付近に貼られているラベルは

075からはじまる電話番号が記載されていますが

これは日本の京都市の市外局番なんどすえ。

持ち込みで修理もしてもらえますえ。


ハスキー三脚のよいところは何といっても

シンプルで頑丈な点。

調整もしやすく、長く使えます。

お値段も他社より少し抑えられています。

また、雲台部分の動作は実にスムーズで

3ウェイ雲台の中でもかなりよくできたシロモノです。

以前はこの雲台は交換できませんでしたが

後年雲台だけの販売もなされるようになり、

他社の三脚と組み合わせてもよく使われています。


ハスキーの難点は、

あまり低くすることができず、ローポジション、

ローアングルでの撮影をする方法が厳しいこと、

金属製しかなく、カーボンのような軽量なタイプが存在しないことですが、

そもそも1本ですべて完結するような三脚はおそらくないため

難点というよりは特徴といったほうがいいでしょうか。

長く使えて信頼できる三脚として、ハスキーはすごくいい選択肢だと思います。


ラインナップはいろいろ出てますが、

一番オーソドックスで使いやすいのは3段、

HUSKY ハスキー3段 #1003 雲台一体型三脚

高い位置から撮影するなら4段、

HUSKY ハスキー4段 #1004 雲台一体型三脚

少し縮長が短めのセミショート4段あたりが使いやすいと思います。

HUSKY ハスキーセミショート4段 #1007 雲台一体型三脚