フォアハンドをまたも改良 | TENNISUMI

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娘が小さい頃はストライダー、小学生になってからは自転車とテニスのネタ、中学生になったらテニスのネタと備忘録。
テニスは目指せ全国大会でしたが、何とか出場が叶ったので、これからは思春期の子供の親としてつらつらと書いています。

先日の試合で気になった点は、速いボールをフラット軌道で打ち返していたことが判明しました。決めたいという気持ちが出ると彼女特有の癖がでて、ラケットヘッドが高い位置からフラットボールを打ち込む結果アウトになるのですが、今の状態でスピンが15%増量すればベースライン上に落ちてくれるはずです。

そんな娘に対して

もっとスピンを掛けて!と伝えると、下から上に振り上げるだけのチカラのないボールを打つので困りもの。セミウエスタンと薄目のグリップな彼女なので、ナダルの様にラケットヘッドを落としてから振れば普通にスピンはかかるはずなのに、ラケットヘッドを落とすことができませんでした。

こうなると動画とのにらめっこ、彼女のスウィングを関節の可動域を考慮しながらじっくり観察します。

うーん。


あ、発見しました。


彼女のレディポジションでは五郎丸選手の様に、グリップが胸の前にありました。これはかなり高い位置で、そのままテイクバックに入ると、脇を締めた状態になり腕を振れない姿勢になることが判明。

そこで彼女への指示は、レディポジションでラケットをおヘソより低い位置で構えて、右手を軽く伸ばすこと。スウィングのメカニズムは基本的に誰でも同じですが、スウィングのスタート地点が変わることにより、スウィング自体が大きく変わってきます。

低く構えた位置から素振りをさせてみたところが、、、


お父さん、ラケットヘッドがよく走るよ!スウィングも軽くなったみたい。

と驚いていました。

スウィング自体はなにもいじっていないのですが、レディポジションでのラケットの位置が変わっただけで、スウィングがかなりスムーズになったそうです。その結果としてボールを打つまでに気持ちの余裕が出来るので、ラリーでも焦ることなくボールを打っていました。