今年は、昨年よりもマメにブログ更新進めたいと思います。
ということで、1月4日につづいて19年第二弾です。
昨年は、船井総研の社内の役割により写真館以外の業種対応もしていました。
(今年も続きますが・・・)
他業種対応の一つに旅館業があります。
神奈川県にある元湯陣屋さんとい旅館はご存知でしょうか。船井総研の旅館業コンサルティングのパートナーにもなっていただいています。
昨年、船井総研で発信している情報に私が書いた内容からの抜粋です。
「(元湯陣屋様は、)先代が病で倒れられ後継者の宮崎様ご夫妻が急遽引き継ぐこととなりました。
負債10億、資金ショートまで残り半年という状況の中で、全従業員の意見も聞き、3つの経営改善の方針を決められました。低稼働率・高単価化、貴賓室活用、ブライダル事業立ち上げ。業績改善のためですから「攻め」の営業強化の施策です。
ところが、「攻める」ために着手する数字が見えない。そこで、ITを活用することとなります。「攻める」ためには「攻める」ための時間が必要。ところが、接客が大切な旅館業なのにバックヤード業務に膨大な時間を取られ、本来のおもてなしの時間が少なくなっている。また、フロント、案内、布団敷など分業されており、情報の共有も上手く機能していない。
そこで、個々の業務を見直し、業務のマルチタスク化を進めます。その結果、業務は効率化され高い生産性を維持できるようになります。
業務改善は進み、効率も良くなった。しかし、離職率は下がらない。がむしゃらに走ってきた宮崎様にも負荷が掛ってきた。そこで取り入れたのが、火・水の2日定休。
従業員には好評な上、光熱費・人件費の圧縮、施設メンテナンスなどプラス面も出てきた。
今では、週休2.5日、離職率も3%(業界平均30%以上)となり、従業員からも、より良くするためのアイデアや取り組みが出てくるようになった。」
どんな業界、業種においても、そこそこレベルのお店は、どこにでもあるようになりました。
お客様も、そこそこのお店には行けます。
「ここでなければダメ」と言われるようなお店にならなければ、より安心して経営出来る状態になりません。
そのために、お客様との関係性を深くしていくような取り組みが大切になります。
しかし、スタッフさんに業務負荷もかかりますし、
最近では採用も厳しく人員が十分でないことも多いと思います。
自社の付加価値を上げて行かなければならない時流だからこそ、
本気で業務改善・業務効率化を進め、その結果として生産性が上がるという流れを作らなければならないと考えます。
今後、3年、5年、10年と商売を続けていくためには、
お客様にとっては、「ここでなければダメ」と思われるようになり、
従業員には、「ここで働き続けたい」と思われるような企業にならなければならないのだと思います。
この数年、そんな取り組みをしてきた写真館のご支援先様もいらっしゃいますが、業界全体を見ると、まだまだ足りていないのではないかと思います。
より良い未来を過ごすために、考え、実行していきたいことだと思います。
ぜひ、こちらもご覧下さい!
https://www.facebook.com/PhotobizNetwork/?ref=bookmarks
https://www.instagram.com/akira.iguchi/