お世話様でございます。写真館経営コンサルタント井口です。
直近では、「時流適応とマネジメント」というお話を3回の連載で書かせていただきました。
写真館業界だけでなく、時流を読み対応していくには、いくつかの視点があります。
今回は、その視点を整理してお伝えします。
1.既存事業の推移
これは写真館でいえば各記念日毎の直近3~5年の撮影件数の推移です。
それぞれの記念日の撮影が上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのか?
その理由は何か?
2.自社を取り巻く環境
・商圏環境)
直近の3~5年で商圏内に同業他社が出ていないか、または変化した同業他社はいなか?
フリーフォトグラファーのマッチングサイト登録数は増えていないか?
自社の力を信じることも大切ですが、お客様から見た時にどう見えるのか、この目線での競合環境を知ることは大切です。
特にこの数年は、専門店化してきているので、総合スタジオの自社にはそれほど関係ないと思うことは大間違いです。
・業界環境)
業界=お客様にとっての記念日の過ごし方がどう変化しているのか?
お客様が、写真館で記念写真を撮ることが記念日の在り方だと考えるのは危険です。
お客様が変われば業界の流れも変わります。
・マクロ環境)
自社をと取り巻く環境変化は、毎年小さくとも、時を重ねると大きく変化してきています。
子供が減る、結婚する人が減る、お年寄りは増える、当たり前のことですが、実数として実感する段階に入ってきていると思います。
これらのことを踏まえ、自社の今の立ち位置を考えます。
そして、どう時流適応していくのか?
力相応に適応していくことが大切です。
そして、3~5年という期間では、力相応から、少し背伸びしたところを目指さなければなりません。
少し背伸びしたところのお話は、第二創業のお話などで過去ブログでもお伝えしています。
そちらをご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。