美味しいお店の食べ物、自分で作った料理・・・
最近のブログには料理の写真があふれています。
また、最近ではキッチンツールのデザインや機能性も高くなり、キッチンワークが「炊事」という概念から広がりつつあり、洗練されたフィールドと感じられるようにもなってきています。
手を掛けた自作の料理を写真に撮り、レシピを記録したり、もちろんブログにアップしたりと、
料理写真は家の中で随分撮られるようになったのではないでしょうか。
料理の写真は「美味しそう」に撮るのが第一です。
最も理想的なのは自然光の下での撮影。
日差しの入る窓にレースのカーテンを引き、その窓近くに置いて逆光で撮ると写真の中の料理は引き立ちます。
フラッシュは不自然な光があたり料理の色味がくすんでしまったり、表面が光ったりしてしまうので使いません。
そういえば・・・
と考えて見てください。
というか、あなたの持っている雑誌を色々とみてください。
よく見ると、料理の左後ろから光が入り、手前に影ができてないですか?
たぶん、情報雑誌やチラシに掲載されている料理写真は左後ろから光を当てて影を出しているはずです。
料理写真のセオリーです。
カメラからストロボを直接当てるようなことはしません。
実際に撮影となると日差しの入る窓際に配置することが不可能なケースが多いかと思います。
夜の食卓やお店の中など、室内の少ない光で撮らなければならない場合は、ホワイトバランスの調整でカバーします。
室内や店内の照明に合わせ、ホワイトバランスを変えて何枚か撮ってみましょう。
もう一つのテクニックとしては絞り優先モードにしF値を小さくすることで背景をぼかすのも料理が強調されます。
そしてもう一つ。
カメラのことからは逸れてしまいますが、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに、
と言われるように、料理は食べるのも撮影するのも出来たてが一番といえます。
湯気の立つ様子、表面に出る瑞々しさ、ひんやり感などは「美味しそう」と思わせる表現に大いに役立ちます。