ペット・・・と一緒にしては失礼ですが、動き回ってじっとしていてくれない子供を撮るのは、
ペットを撮るのに似て、なかなかシャッターチャンスを捉えられません。
止まってカメラ目線で写ってくれれば写真としては綺麗に収まりますが、躍動する表情こそが子供らしさ。
まずは被写体ぶれを抑えることが基本となります。
そのためにはシャッター速度を速くします。
人の動きを撮影するには最悪でもシャッタースピード1/200を確保します。
シャッター速度を速めるには幾つかの方法があります。
一つは撮影モードを絞り優先にし、絞り値を一番小さい数値にして撮影します。
もう一つはISO感度を上げることでシャッター速度を速くします。
400、800、場合によっては思い切って1600まで上げてみてもいいでしょう。
そしてもう一つ。
交換レンズを使う方法です。
室内や夕暮れ時の子供を撮影するとき、十分な光を得るためにF値の小さい明るいレンズに付け替えて撮影します。
さて、写真の中の子供の笑顔や表情を引き立てるには、いい感じに背景をぼかすのが効果的です。
広角レンズ使用では被写体に近づき、F値を開放すると被写体がシャープに強調され、背景も綺麗にぼかせます。
ズームレンズの望遠側を使うことで、離れた位置の子供をひきつけるような写真になります。
また、やはりペットの撮影時と同様、アクティブな子供のシャッターチャンスを捉えるには連写してたくさん撮るのがおすすめ。
一瞬の表情を獲得するチャンスが増えます。