みーちゃんのいとこのバーを出て4人でタクシーに乗る
(近くにカラオケとかありそうやけどタクシーで行くとかここの人らは金銭感覚ちゃうんやな)
と思ってた。
タクシーに揺られ繁華街を抜ける。
どこかもう分からない…
どんどん不安になる。
コンビニの前で降りた。
コンビニで飲み物購入。
みーちゃん
「これから行くカラオケは持ち込みできるねん」
私
「へー」
不安すぎてそれどころじゃない…
それぞれ飲み物を購入。
ネズミ男とキャバ嬢はやたらいちゃついてる…
(ヘドロやのによくそんな近くおれるな…)
コンビニの近くのカラオケへ。
ジャンカラとかそういう大手ではなかった。
1人ワンオーダー制。
いまだに場所はわかっていない…
ネズミ男とキャバ嬢が隣同士に座り、テーブルを挟んで私とみーちゃん。
私の前にキャバ嬢がいる。
ふと気づいた。キャバ嬢ってドレスじゃないんやな…と笑
仕事終わりやから私服に着替えたんかな…
思えばバーにいる時もドレスじゃなかった。
土地柄キャバ嬢やと思ってたけど多分キャバ嬢やと思う。
などカラオケに来ても1人でずっと考えてた。
みーちゃんが歌う。
ネズミ男も歌う。
B'z歌ってた。意味もないのに少しイラっとした笑
1時間くらい経った頃
みーちゃんが耳打ちしてきた。
「営業やからね」
私
「はぁ…」
相変わらず目の前でイチャイチャ。
それを見て
なるほど‼︎
と思った。
(待って‼︎どっちが営業?ネズミ男がキャバ嬢に対して営業してるってこと?キャバ嬢がネズミ男に対して営業してるってこと?どっち?)
1人でめちゃくちゃ考えてた。
ボーッと2人を見てると雰囲気が変わってきた。
ネズミ男が
「そんなひっつくなよ‼︎」
と言い出した。
キャバ嬢
「なんでよー」
と言い笑っている。
(なんの茶番やねん)
と思って見ていた。
ネズミ男がキャバ嬢の頭を小突いている。
(ん?見間違いか?)
部屋が暗いので見間違いかと思った。
みーちゃんは歌い続けている。
目の前に座っているので見たくなくても見える。
ネズミ男がキャバ嬢の身体や足を殴っている。
(見間違いじゃない‼︎助けないと‼︎)
キャバ嬢を見る。
笑ってた…
キャバ嬢
「もぉやめてよー。」
猫撫で声。嫌がってる様子はない…
漫画やアニメやドラマや映画などで暴力受けてる場面って暴力受けてる側ってうずくまったり自分を守ろうとしてるでしょ?
それが一切ない‼︎
自分の過去の経験でも自分を守るようにうずくまってたしめちゃくちゃ痛かったし…
暴力振るうやつは
「見えるとこにはつけるな」
とか言うてたし…
ネズミ男見てもお腹とか胸の近くとか頭とかドレス着ても見えない場所ばかり殴っていた。
殴られても暴言吐かれても
嬉しそうに笑ってるキャバ嬢にも恐怖を感じた。
みーちゃんの
「営業やから」
という言葉を思い出し
(暴力振るわれてるように見えてほんまは見て欲しいんか?確かYouTubeであえて暴力振るわれるのが好きな人がおるとか言うてたな…)
などプチパニック。
暴力振るわれるの嫌やけど…
助けた方がいいのか助けない方がいいのか…
目の前で暴力が行われてるのに平然と歌っているみーちゃんにも恐怖を感じている。
ネズミ男と目が合う。
ネズミ男
「歌いやー」
私
「え?あ…はぁ」
歌えるわけがない…
みーちゃんが歌ってるドリカムが耳につく。
ずっと殴っているネズミ男。
殴られるたびに喜んでるキャバ嬢。
ドリカムと安室ちゃんを歌ってるみーちゃん。
どうやって逃げるか助けるか見続けるか考えてる私。
考えていると終了10分前コール。
すぐコールに出る私
「はい。すぐ出ます‼︎」
と伝えた。
私
「もう終わりですって。」
みーちゃん
「もうそんな時間ー?最後にみんなでなんか歌わん?」
私
「歌わんでいいですよ笑。早く出ましょうー」
ネズミ男
「これ歌おうや」
キャバ嬢はネズミ男に絡まっている。
私
「私それ知らないです」
みーちゃんとネズミ男は2人で歌いだした。
私
「トイレいきます」
カバンを持ちトイレへ逃げる。
時間ギリギリまでトイレで待機。
そろそろ終了時間
扉開けたら
ネズミ男とキャバ嬢がキスしていた。
吐きそうになった。
(やっぱり好きで暴力振るったり振るわれたりしてたんや…そんなことよりあんなヘドロとよくキスできるな…)
ヘドロとキスとか無理すぎる…
私
「もう時間ですよ」
部屋から出るように促した。
会計はネズミ男とみーちゃんが出してた。
お礼とか言いたくなかったが気持ちを込めず言うておいた。
カラオケを出て4人で歩き出す。
どこに向かっているのか分からずついていく。
ネズミ男とキャバ嬢がいきなり喧嘩を始める。
喧嘩しながら別れ道で
「俺らこっちやから」
と言い出しキャバ嬢と2人で歩き出した。
みーちゃんは
「あの2人は家帰るはずやで」
私
「へー」
どうでもよかった。
みーちゃん
「私こっちやから」
と言い出しネズミ男たちとは違う方向へ歩きだす。
私
「駅は?」
と聞くも歩くの早過ぎたのか遠くの方にいる。
置き去りにされた。
周りを見ても住宅街。
駅はどこ?
始発の時間にはまだまだ早い。
まずは駅を探す。
ウロウロ。ウロウロ。
入り組んでいるのか同じような景色。
住所を確認するもなんて読むん?っていう漢字が並んでいる。
タクシーを呼ぶにも自分のいる場所がわからない…
タクシーアプリとかなかった時。
ウロウロしていると偶然、散歩中のおじさんと出会う。
おじさんに近くの駅の場所を聞く。
丁寧に教えてくれた。
どうにか駅に到着。
まだまだ始発には時間がある。
開いてる店なんてない。
その場で寒いのを我慢して待つ。
凍え死ぬかと思うほど寒かった。
ひたすら待つ。
やっと始発の時間。
梅田まで行く方法を調べる。
最寄り駅まで何回も乗り換えがあった。
やっとの思いで帰宅。
この日以降、みーちゃんからご飯や飲みの誘いがあっても断るようになった。
ヘドロと暴力は忘れられない。
衝撃というより恐怖体験かも…