看護師として働いていた頃


私より3歳くらい年上の看護師が途中入職してきた。

みっちゃん。

年上で経験年数も上の人。

私はずっと敬語で話していた。

その人は慣れてきたのかタメ口で話す。

タメ口がダメとかそんな話ではないです。

ハキハキしている。初対面の印象ではキツそう。

確かにキツい人やったけど害のあるキツさではない。

好き嫌いがはっきりして自分の意見を言う感じかな。押し通すわけではない。

シングルマザーで小学2年生の男の子が1人いる。


みっちゃんと働き出して半年くらい経過した頃、飲みに誘われた。

みっちゃん

「プー。今日飲みに行かへん?」

「いいですよー。でもお子さん大丈夫なんですか?」

ちなみに私は他人の子どもの面倒は見たくない。

患者さんとして入院してくる子どもは別。

何かあっても責任取れないし仕事でもないのに変な気は使いたくない‼︎

飲み会に連れて来るのはいいがちゃんと親が面倒見ろよ‼︎後輩とかに見させとけばいいとか思うなよ‼︎と内心思っているタイプ。

みっちゃん

「店はうちの兄貴がしてる店で母親もおるし無視してても大丈夫やでー」

「それなら行けますよー。私は絶対子どもと遊ばないですからねー。他は誰か来るんですかー?」

と伝える。

絶対面倒は見ないことを先に伝えるようにしておく。じゃないと後々、全然遊んでくれてないとか言われることあるから。

みっちゃん

「うーちゃんとまーちゃん呼ぶ?」

うーちゃんもまーちゃんも後輩。

「2人がいいならいいですよー。」

みっちゃんがうーちゃんとまーちゃんを誘う。

2人は即返答し参加することに。


仕事終わり

みーちゃんのお兄さんが経営している創作和食的な店へ。

広くはない店。こじんまりとしている感じ。

店内にはおばあちゃんと子ども1人と料理を作っているお兄さん。

みーちゃんから紹介されおばあちゃんはみーちゃんの母親。子どもはみーちゃんの息子。

母親はもうすでに飲んでいた。

子どもは走ったりご飯食べたり。

母親が

「お客さん来たんやし走ったらあかん」

と注意する。

私たちはビールやソフトドリンクで乾杯。

色々注文。

注文した料理も届き食べ始める。

みーちゃんの職場の文句を聞き後輩も文句を言い出す。

食に走る私。

子どもがやってきた。

挨拶はしたが宣言通り遊ばない。

後輩2人は遊んであげている。

何も言わない母親とみーちゃん。

みーちゃんはずっと文句か噂話。

適当に話を聞きながらスルー。

たまに

「すごいですねー」

などほめておく。

お腹いっぱいやしそろそろ時間的に解散しよかなー的な雰囲気。

その日はそのまま解散。


美味しかったですよ。

後輩たちはずっと子どもの遊び相手になっていてなんとも言えんかったなー。


「私、子ども好きなんで大丈夫ですよー」

って言うている人たちはほんとに子どもが好きで自分が食べられない飲めない状況を作らされて他人の子どもと遊びたいんかな…って思ってしまう。

ほんまに好きならいいけど少しでも嫌なら可哀想…

他人の子どもの遊び相手になって飲食の量も参加している人より少ない上に割り勘で払わされるっていやじゃないんかな…


私は3年目くらいまでは飲み会で先輩が連れてきた子どもの遊び相手になっていたよ。

飲み食いがほとんどできずに割り勘にさせられたよ…

先輩の子どもって時点で気を使うし…

男の子は3〜4人。

仮面ライダーとかアンパンマンとかウルトラマンなどの敵役にさせられ殴られ蹴られやりたい放題されていた。

子どもやから力も弱いしいけるかなー思ってたら本気で殴ったり蹴ったりしてくるから痛い‼︎

女の子は2人。

プリキュアとかの話をする。

プリキュアとか全く分からない私は

「どんな子がおるんー?教えてー」

と優しく言う。

ちゃんと教えてくれようとする子もいたがその子はあまり飲み会には来てなかった。

もう1人は

「なんでそんなことも知らんの?ありえへんわー。」

と母親そっくりな顔と声と言い方でバカにしてきた。

「分からんから好きなキャラとか教えてよー」

とご機嫌取りのように聞く。

女の子

「仕方ないな。ちゃんと勉強しぃや」

と言われた。

ダメなことは分かっている‼︎絶対しないけどど突きまわしたくなった。

『仕事でも言いたい放題言われてその子どもにもやりたい放題言いたい放題されなあかんねやろ』

とずっとイライラしていた。

親たちは子ども放置で飲み食いしてずっと噂話や悪口を言うている。

散々飲み食いしたあとに割り勘で会計された時のゲンナリ感は忘れない。


自分がこんな経緯を辿っているのでほんとに楽しくて他人の子どもの遊び相手になっているのか見るたび疑問に思っている。


みなさんはどうですか?


次回

衝撃だったこと