松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -33ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

チーム百万石2025年度公演《旅する和楽器》は、

10月26日(日)の予定通り開催することができました。

 

会場がほぼ満席となる盛況となり、

大河内淳矢さん(尺八)と川嶋信子さん(薩摩琵琶)の入魂の演奏によって

5人のメンバー作曲家の作品が見事の彫琢され、

更には現代音楽界の秘曲のような存在とも言える武満徹作品「Eclipse/蝕」

のステージも加わり、充実した公演となりました。

 

ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

さて、チーム百万石の次回の公演は、

2026年5月16日(土)@KMアートホール《コントラバス百万石》を予定しております。

気鋭の奏者:山本昌史さんを主人公としてお迎えしての企画となります。

どうぞご期待ください。

 

国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの回想を続けています。

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)は、2025年3月から11月にかけて、全国各地で断続的に既に開催されました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる"木の良さ"(Wood is Good !)を

スローガンに掲げる、IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)とJWCS(一社)日本木文化学会が、

ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を組織して開催した国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、ご参加をお待ちしております。

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

 

3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開する<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われた後、

4月に入ると、富山県の井波彫刻を会場とする<国際木彫キャンプ>に

世界から木彫のアーティストや職人が集結して、日本の伝統工芸の技術を学びながら制作に励みました。

ここで誕生した作品の多くは、11月21日〜24日に開催されたWWD2025成果発表展示会、

【木の展覧会】で多くの皆様にご覧いただきました。

 

国際木彫キャンプ

開催日:4月3~9日
会場:井波木彫刻工芸高等職業訓練校
共催:井波彫刻協同組合

 

日本の伝統家屋等に見られる欄間の彫刻などで世界的に有名な井波彫刻の拠点に、

世界中から木彫アーティストが集結して、井波彫刻の伝統技術の研修を受けて、

滞在中に作品を制作するキャンプが展開されます。

施設の近隣にあるキャンプ場の宿舎で寝食を共にして交流を深めながら、

日本を代表する伝統工芸の一つの分野を体験していただく数日間となりました。

 

今後の詳しい情報は下にリンクしたサイトでも順次発表される予定です↓

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

 

 

 

毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいました。皆様のご注目、ご来場、誠にありがとうございました。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

明日以降も、各イベントを紹介する記事を連続掲載していきます。どうぞお楽しみに!

 

月曜日の朝一番の記事では、Nゲージサイズ模型が付録についてくる雑誌、
「国産鉄道コレクション」の紹介を続けています。


アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社発行「国産鉄道コレクション」

の記事と付録模型の紹介、今回は第202巻です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

ジョイフルトレイン「やすらぎ」牽引専用機に抜擢されて、

専用塗色を纏ったEF60形19号機の流麗な姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第202巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

国鉄時代の1986年に12系客車を改造してつくられたお座敷列車「やすらぎ」は、

高崎客車区に配属され、その後JR東日本高崎車両センターに引き継がれ、

東日本エリアを中心に活躍しました。

その専用牽引機に抜擢されて、客車に合わせてクリーム10号の地色に

青20号と赤11号のラインが施された塗色を纏って活躍した機関車が、

EF60形19号機でした。

 

 

続くページは、西武鉄道2000系の特集です。

長らく20m級・ロングシート・両開き3扉という独自の仕様を貫いてきた

西武鉄道の通勤形電車の伝統を打破して、

両開き4扉で独特の前面デザインで登場したのが、この2000系でした。

増備途中でマイナーチェンジを受けつつ勢力を拡大していきましたが、

2015年から廃車も始まっています。

しかし今なお鮮やかなイエローの車体を見る機会は多く、

西武鉄道の通勤輸送の主役の座を守っています。

 

 

更にページをめくると、カリブ海の島国、南国キューバに渡った

ソ連製の機関車、M62-K形ディーゼル機関車の特集です。

1949年にコメコン(COMECON / 経済相互援助会議)が発足して、

各加盟国が得意分野を活かした分業による相互協力が盛んにおこなわれましたが、

鉄道車両にも波及して、規格化された形式が量産されたのでした。

その好例として挙げられる存在が、南国キューバに現れた真っ赤なディーゼル機関車、

M62-K形という訳です。

 

 

このところ連続掲載されている「日本の鉄道の歴史」シリーズは、

北海道日高山脈に挑んだ道東への幹線ルート、石勝線の特集です。

狩勝国境の山岳地帯を長大トンネルが連続する歴史的な工事を重ねて

1981年に石勝線は開通したのでした。

北海道の鉄道ネットワークの重要路線として、確固たる地位を築いています。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、1992年にオール2階建ての通勤電車として鮮烈にデビューした

JR東日本215系電車の特集となっています。

朝夕の通勤輸送のみならず、日中の快速や週末の観光輸送などに

幅広く運用されて、観光列車としても大いに威力を発揮しました。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ
(Dmitrii Dmitrievich Shostakovich / 1906-1975)の
交響曲(全15曲)の探訪を先々週からアップしています。

<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、
国際音楽界に衝撃的なデビューを果たした
ショスタコーヴィチは、1927年には、
前衛的な気概にも満ちた単一楽章構成による
<交響曲第2番「十月革命に捧げる」>を作曲し、
1929年にはより祝祭色の強い<交響曲第3番「メーデー」>を発表しました。
ソヴィエト連邦建設の推進を賛美する作品を
書かざるを得ない事情が、きっとあったことでしょう。

ところがその後、スターリン体制になると、
芸術界の前衛的な試みは弾圧されるようになり、
1936年には共産党機関誌"プラウダ"で批判を受け、
ショスタコーヴィチはソヴィエト社会で窮地に追い込まれました。
折から初演の準備を進めていた<交響曲第4番>の初演を撤回して、
1937年に作曲した<交響曲第5番>で何とか名誉を回復しました。

その<第5番>は、社会主義リアリズムに迎合した作品として
長らく語られてきましたが、作曲家の死後に公表された
様々な証言資料等が明るみになるに従って、
体制批判のメッセージを巧妙に仕込んだ作品であることが
知られるようになってきました。

1939年に書かれた<第6番>はやや変則的な3楽章構成でしたが、
次の<第7番「レニングラード」>(1941年)では
オーソドックスな4楽章構成に立ち戻り、
しかも空前の規模を誇る大作になりました。
続く<第8番>(1943年)は5楽章構成による
沈痛なまでに厳粛な作品です。
その<第8番>をミニチュアにしたような<第9番>を(1945年)発表して、
内外の音楽ファンの意表を突いたショスタコーヴィチは、
その意外性がソヴィエト当局の不評を買い、
"ジダーノフ批判"の対象にされてしまいました。

その後しばらく交響曲の分野では沈黙を
守らなければならなかったショスタコーヴィチは、
1953年に<第10番>を発表しました。
オーソドックスで堂々たる4楽章構成に戻りました。
輝かしいフィナーレで終わるという観点も含めて、
今日では<第1番><第5番><第7番>と並ぶ
人気のレパートリーになっています。

<第7番>から<第10番>までを、
第2次世界大戦との関連と作品の性格の両面から、
"戦争シリーズ"と捉えることもできます。

さて、ベートーヴェン以降の作曲家が超えられなかった、
交響曲分野で"第10番"を完成するという偉業を
若くして成し遂げたショスタコーヴィチは、
更に交響曲を書き重ねていきました。
この<第11番>は、第2次世界大戦から離れて、
1905年の「血の日曜日」、末期のロマノフ王朝時代に、
請願の行進に終結した無防備な一般市民に軍隊が発砲して
多数の犠牲者を出した事件を題材にしています。

一方で、作曲当時に起きた「ハンガリー動乱」との関連も指摘されています。
表向きは「血の日曜日」を題材としたプロバガンダ的作品、
しかし光明に隠されたメッセージとしては、
ハンガリー動乱への痛切な批判、とも考えられる作品です。

日本では、1992年に北原幸男氏がNHK交響楽団の
定期演奏会でこの曲を取り上げ、大評判となる演奏となり、
俄に注目されるレパートリーとなりました。
その演奏は後にCD化され、私のライブラリーにも所蔵されています。

CD:ショスタコーヴィチ/交響曲第11番「1905年」
   北原幸男指揮/NHK交響楽団
   東芝EMI / Exciting Concert Live Series
   TOCZ-9201
北原幸男盤

###<交響曲第11番 ト短調 『1905年』作品103>###

緩・急・緩・急の全4楽章が切れ目無く演奏されます。
バルトークの<弦・打・チェレスタの為の音楽>等に見られるように、
バロック時代の教会ソナタを想起させる速度設定でもあります。

[第1楽章]「宮殿前広場」
帝政ロシアの圧政の重圧を思わせる、重苦しい緩徐楽章です。
他の楽章も含めて、全曲にわたって
革命歌の旋律がいくつも引用されているということです。

[第2楽章]「1月9日」
民衆の請願行進は始り、行進曲調に音楽が前進していきます。
しかし紅潮した先に待っているのは不吉なトランペットの信号で、
皇帝軍の一斉射撃による民衆大虐殺が繰り広げられます。
やがて静寂が残り、弦楽器とチェレスタの寂寥感が、
民衆の死を象徴します。

[第3楽章]「永遠の記憶」
犠牲者への鎮魂歌(レクイエム)とでも言うべき、
沈欝な音楽が連綿と流れます。
複合三部形式と捉える場合の中間部では、
犠牲者の死を乗り越えて更に立ち上がるような、
或いは復讐を期するような、力強さが沸き起こりますが、
やがてまたレクイエムの雰囲気に静まっていきます。

[第4楽章]「警鐘」
ロンド形式を応用したフィナーレです。
様々な革命歌を引用しつつ、民衆の不屈の精神を象徴するような
壮烈なクライマックスに到達します。
更に、コールアングレによる哀愁漂う旋律が聴かれた後、
最後はチューブラベルの乱打が帝政ロシア(ロマノフ王朝)への
警鐘を象徴して全曲を閉じます。

約60~70分も通奏される壮大な音楽です。
ソナタ形式を明確に聴き取れる楽章が一つも無い、
珍しいタイプの交響曲で、表題交響曲でありながら
かなり難解でもあります。

YouTube / Shostakovich Symphony No.11 in G minor op.103
1. Palace Square. Adagio 00:00
2. Ninth of January. Allegro -- Adagio 15:23
3. Eternal Memory. Adagio 33:45
4. Alarm. Allegro non troppo - Adagio -- Allegro 46:00
Semyon Bychkov
Berliner Philharmoniker


1905年は、日露戦争(1904年~1905年)に重なります。
実は、正面全面戦争の長期化では決した勝ち目が無かった日本は、
当時の政府と軍部の周到な計画と行動によって、
ロマノフ王朝の国内の革命による崩壊を幇助すべく
諜報活動や地下支援活動も行なっていました。
この交響曲のテーマ表題は、
日本の歴史にも密接に関連した題材と見ることもできるのです。



###「007~サンダーボール作戦」###

1965年作品 監督=テレンス・ヤング
タイトル音楽歌手=トム・ジョーンズ
ジェームズ・ボンド/ショーン・コネリー
ボンド・ガール/クロディーヌ・オージュ
ボンド・カー=アストンマーチンDB5
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

YouTube / サンダーボール作戦 (字幕版)


この「サンダーボール作戦」は、
私が思春期にテレビで初めて観て、
世界各地の風景や高級保養地の雰囲気、
そして大型クルーザーの豪華さ等に目が釘付けになり、
このシリーズの虜になるきかっけとなった作品です。

東西冷戦の真っ只中の時代の物語らしく、
核弾頭2基を搭載したイギリス空軍機が
NATO(北大西洋条約機構)の訓練飛行中に消息を絶ち、
またまた登場する謎の組織スペクターが、
1億ポンド相当の金塊を要求してくるという事件から、
ハラハラドキドキの展開が始ります。
相変わらず、ショーン・コネリー扮するジェームズ・ボンドは、
バハマやマイアミ等を舞台に駆け回り、
大人の男の色気を振りまきつつ、社交界の礼儀をわきまえつつ。
敵味方の交錯する中を颯爽とした大活躍で、
敵方の途方もない謀略を阻止していきます。

この映画シリーズの企画開始当初、制作サイドでは
この作品を第1弾としたかったようですが、
権利問題等のクリアが難航して、結局第4作になったそうです。
興行的でも大成功を収めた作品で、
インフレ率等の修正を加味すると、「007シリーズ」で
最も高い興行収入を上げたことになるそうです。

思春期の頃の私には、この作品がキラキラ眩しく見えて、
夢のようにも感じられました。
以来、このシリーズを全部観るようになっていたのでした。


ジョン・バリー作曲の音楽とイメージ豊かな映像による
オープニングのYouTubeをリンクしておきましょう。


このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきましたが、

今日は2021年3月に初演された作品の話題です。

 

 

洗足学園音楽大学の大学院の和楽器専攻には、

近年になって中国からの留学生が入学してくるようになりました。

東アジアにには、ルーツを同じくする同属楽器が多数存在します。

箏、笛、尺八、琵琶、三味線、胡弓などが上げられます。

中国で古箏を勉強した方が日本で箏の奏法を習得したり、

中国で笛子を勉強した方は日本で篠笛や能管の奏法を習得したり、

あるいは東アジアの同属楽器の比較研究をしたり・・・

といった学生が増加傾向になるという訳です。

 

2020年度は篠笛専攻と箏専攻の二人の留学生が在籍していたので、

その二人のための大学院生新作初演プロジェクトとして、

私の最新作が下記の2公演で初演される作品を作曲しました。

日本の伝統音楽のルーツが中国の西域やモンゴルを経て伝来したことに

想いを馳せつつ、青空を見上げるようなイメージを脳裏に描きながら、

筆を進めた作品となりました。

 

 

♪♪♪ 松尾祐孝《天空幻想Ⅱ》〜篠笛と箏の為に〜 初演公演♪♪♪

 

      初演奏者:篠笛=馮蕊   箏=呉尚美妜 

 

・・・2021年3月20日(土) 大学院スペシャルコンサート・・・

      15時開演 @ 洗足学園 前田ホール

 

・・・・・2021年3月21日(日) 邦楽 第11回定期演奏会・・・・

           〜舞踊を邦楽〜

連系:World Wood Day 2021(オンライン国際フェスティバル)

開演:14:30 (YouTube Liveによる同時配信実施〜現在アーカイブ配信中)

 

YouTubeライヴURL=https://youtu.be/WsKnQwxLiM0

 

■プログラム

 「ポピーエチュード」池辺晋一郎 作曲(現代邦楽研究所 第1期委嘱作品)

          〜コンテンポラリーダンス協演〜

 「八千代獅子」古典 〜日本舞踊協演〜

  笛箏二重奏曲 松尾祐孝 作曲(新作初演 / 大学院生プロジェクト)

 「四つの小品」長沢勝俊 作曲 〜コンテンポラリーダンス協演〜

■出演

 現代邦楽コース学生・院生・卒業生  

 ダンスコース学生

 吉原佐知子(講師:箏) 野澤佐保子(講師:三絃) 冨田慎平(和太鼓) 

 山口賢治(講師:尺八) 花柳輔瑞佳(講師:日舞) 松尾祐孝(司会&作曲)

■協力 ダンスコース(コンテンポラリーダンス)

    音楽環境創造コース 音楽・音響デザインコース(照明)

 

■主催:洗足学園音楽大学・大学院

■企画制作:現代邦楽コース ■協力:現代邦楽研究所

■国際連携:World Wood Day 2021

 ( 主催:International Wood Culture Society (一社)日本木文化学会 )

洗足学園音楽大学は、邦楽器の部門を擁しています。

音楽学部(大学)に現代邦楽コース、

大学院(音楽研究科)に器楽専攻和楽器(通称:和楽器専攻)、

そして付属医研究所として現代邦楽研究所があります。

それらが日常的に協力・協働しながら、学部生・院生・研究生たちが切磋琢磨しています。

 

その邦楽器部門のカリキュラムの要の一つとなっている合奏授業の、

後期成果発表演奏会として毎年恒例の《邦楽 冬の演奏会》が、

いよいよ本日12月20日(土)15時開演です。

皆様のご来場をお待ちしております。

 

近年の邦楽器部門は、単に邦楽・邦楽器の学びの場としてのみならず、

海外から(特に中国から)の留学生のアプローチも多く、

東アジアの同属楽器の比較研究の拠点としても機能している、

現代邦楽コース&現代邦楽研究所です。

どうぞその成果の一端をお楽しみください。

 

♫ ♫ ♫ 邦楽 冬の演奏会 ♫ ♫ ♫ 

2025年12月 20日(土)

  • 14:30 開場
  • 15:00 開演

シルバーマウンテン1F

入場料

  • 無料
  • 小学生以上入場可

【出演】
川田 健太・郭 雅文・李 覃琛・胡 焱文・蒋 佳君・張 順順・鄭 啓源・林 彩葉・李 芊媛・西川 瑚音花(学生)
碓井 由希子・磯部 桐笛(現邦研 研究生)
産形 典子・谷富 愛美(助演)
吉原 佐知子(現代邦楽コース統括・客員教授)

 

【司会】      
森重 行敏(現代邦楽研究所 所長)

 

プログラム

<箏・三絃 二重奏> 秋さやかに 作曲:池上眞吾

<箏・十七絃 二重奏> クリスタル 作曲:吉崎克彦

<十七絃・三絃 二重奏> 海鳴り 作曲:石井由希子

<笛・琵琶 二重奏> 流遍の譜 作曲:石高琴風

<大合奏> ファンタジア 作曲:沢井忠夫  箏ソロ 川田健太 

 

備考

来場を希望される方は事前予約をお願いいたします。

なお、受付は定員に達し次第終了とさせていただきます。

 

予約サイト

 

国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの回想を続けています。

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)が、2025年3月から11月にかけて断続的に開催されました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる"木の良さ"(Wood is Good !)を

スローガンに掲げる、IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)とJWCS(一社)日本木文化学会が、

ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を組織して開催した国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、誠にありがとうございました。

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開する<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われました。

世界各国から集まる<国際青少年木工交流キャンプ>の参加者の皆さんは、

<オープニング・コンサート>→<国際青少年木工交流キャンプ>→<植樹活動>

と一続きのツアーとして参加することができました。

 

 

植樹活動

植樹を東京大学 田無演習林において、3月28日に挙行されました。

午前11時から12時半頃にかけて、

邦楽器によるプレパフォーマンス→式典(要人挨拶等)→植樹、と信仰しました。

プレパフォーマンスでは、笙奏者:中村華子さんと私の拍子木による記念演奏を披露いたしました。

 

会場を提供してくださっている東大田無演習林は素敵なところです。

当日は天気予報よりも早く天候が回復して、食事活動の式典の時間には好天となりました。

演習林の中の様々な種類の桜が咲き始めていました。

 

 

詳しくは下にリンクしたサイトをご覧ください。↓

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

 

 

 

 

毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいりました。皆様のご注目、ご来場、ご協力に感謝申し上げます。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

明日以降も、各イベントを紹介する記事を連続掲載していきます。どうぞお楽しみに!

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第201巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

東海道本線・山陽本線を専用塗装を纏ってブルートレインを牽引して疾走した

EF58形直流電気機関車の優美な姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第201巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

1958年に登場した画期的な近代的寝台客車20系は、後にブルートレインと称され、

鉄道ファンならずとも国民的な人気の的となりました。

そのブルートレインによる特急寝台列車を牽引することになった機関車が、

優美な流線型で人気が高かったEF58でした。

「あさかぜ」「さくら」「はやぶさ」などのヘッドマークを掲げて

20系に合わせたブルーとクリームのツートンカラーも鮮やかに、

東海道本線・山陽本線を疾走していたことでしょう。

 

 

次のページは、京王電鉄1000系の特集です。

旧帝都電鉄にあたる井の頭線向けに開発されたステンレス車両ですが、

前面の上半分が編成毎に7つの色に塗装され、側面の窓下に同色のラインが延び、

"レインボー電車"として親しまれています。

全29編成が運用されていますが、7色×4編成で一つ余る1編成は、

特別に7色ともグラデーションでラインが延びている特別塗装で、

特に人気があるようです。

 

 

更にページをめくると、凍てつく大地を走る気動車の写真が目に飛び込みます。

国鉄の晩年に、宗谷本線の急行のスピードアップを図るために開発された

キハ400形・キハ480形気動車の特集です。

一般形のキハ40系を種車として大出力エンジンに換装して、

座席もリクライニングシートに改装して、

急行「宗谷」「利尻」「天北」に投入されました。

 

 

「日本の鉄道の歴史」シリーズは、江の島電鉄の特集です。

鎌倉の海岸風景をつくったリゾート電車の元祖として、

また地元の人々の日常の足として、一地方私鉄でありながら

群を抜く利用者数を誇る存在になっています。

通称"江ノ電"として親しまれていて、

正に湘南のアイコンといった、趣に溢れた鉄道です。

4ページにわたり様々な写真が掲載されています。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、JR九州が誇る“日本三大車窓"を行く観光特急、

「いさぶろう・しんぺい」の特集です。

ループ線やスイッチバックが連なる山岳路線として知られる肥薩線の

人吉ー吉松間を走る観光特急です。

ビューポイントでは徐行運転、停車駅では観光案内も実施している

速達性とは無縁のJR九州らしい独特に観光特急です。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ
(Dmitrii Dmitrievich Shostakovich / 1906-1975)の
交響曲(全15曲)の探訪を先週からアップしています。

弱冠19歳で書いた<交響曲第1番>(1926)が大評判となって、
国際音楽界に衝撃的なデビューを果たしたショスタコーヴィチは、
その後はソヴィエト体制の中での葛藤の中で
したたかに創作活動を続けていきました。

国威発揚讃歌的な作品で単一楽章構成による
<第2番「十月革命」>と<第3番「メーデー」>は、
今では殆ど演奏されません。
巨大な3楽章形式による<第4番>は、
"プラウダ批判"の渦中にあって初演を回避して
長年お蔵入りとなった曰く付きの作品ですが、
今日では名曲の評価が定まってきています。

そして、名誉回復を遂げた<第5番>から、
器楽交響曲の量産が軌道に乗っていきました。
通常の冒頭楽章が欠如したような3楽章構成による<第6番>、
オーソドックスな4楽章構成ながら
巨大な<第7番「レニングラード」>、
冷徹の極みのような5楽章構成の<第8番>、
内外からの期待にパロディックに応えた
<第8番>のミニチュアのような<第9番>と、
40歳を目前にした段階で、既にベートーヴェンと同じ数の
交響曲を発表し終えたショスタコーヴィチは、
あのマーラーも為し得なかった二ケタ番号交響曲の完成という
孤高の境地を歩んでいきます。

しかし、<第9番>があまりに軽妙な作品で、
ベートーヴェンの第9のような大作を期待していた
ソヴィエト当局からは"ジダーノフ批判"の対象とされてしまい、
第10番の発表にはかなりの時間を要しました。
<第9番>から8年の歳月の後、1953年にようやく
この<第10番>を発表することができたのです。

現在では、この作品は、<第8番>と並んで
欧米メジャー・オーケストラでしばしば演奏される名曲として
高い評価が定着しています。

#####<交響曲第10番 ホ短調 作品93>#####

<第1番><第5番><第7番>に続いて
オーソドックスな4楽章構成を採用しています。

[第1楽章]
静謐な音楽からじわじわと始る、
ショスタコーヴィチ独特の筆致による
ソナタ形式によって構成される冒頭楽章です。
展開部の痛切な前進は見事です。

[第2楽章]
冒頭楽章が二十数分もあるのに対して、
このスケルツォ楽章は5分足らずしかありません。
しかし、その痛快なまでの存在感は抜群です。

[第3楽章]
この作曲家が、多くの作品の中で使用している
自身の名前のアルファベット表記から抽出した
"DSCH音型"(レ・ミ♭・ド・シ)が、特に明確に
そこかしこから聴こえてきる緩徐楽章です。
静謐な音楽から始りますが、
終盤に大きなクライマックスの達します。

[第4楽章]
ロンド的な快活な性格を持ったソナタ形式による終楽章です。
この楽章の展開部でも、冒頭楽章やスケルツォの狂気に似た
爆発的な漸進的発展が聴かれます。
ユーモアも交えた再現部の後、輝かしい終結部に到達します。
ここでは、自身を象徴する"DSCH音型"が高らかに奏されます。
「体制下の社会における自己の勝利を暗示している」
と見ることもできるでしょう。

YouTube / ショスタコービッチ交響曲第10番 
      カラヤン / ドレスデン 1976ザルツブルク



仕事場のライブラリには、初演者=ムラヴィンスキーの
指揮によるライヴ盤が在ります。

CD:ショスタコーヴィチ/交響曲第6番&10番
   エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮
   レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
   1972年&1976年 ライヴ録音
   BMG / BVCX-4007
ムラヴィンスキー盤