松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~ -31ページ目

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

今日は私の独奏曲"PHONO"シリーズの第16作、
《フォノ XⅥ》~三味線独奏の為に~の紹介です。

 

 

 

第2番以降は独奏曲シリーズとなっている《フォノ》シリーズですが、

邦楽器の独奏曲は、二十絃箏のための第10番に続いて2作目となります。

邦楽器作品を数多く手掛けてきた筆者にとって、初めての三味線独奏曲です。

 

NPO法人日本現代音楽協会「演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ」の一環として、

三味線作品が集中して初演される企画が2022年3月7日に開催されました。

一挙に7曲の新作が初演されたコンサートの主人公は、野澤徹也さんでした。

その公演で初演された作品が、この《フォノXⅥ》です。

 

 


曲は、拍節感・定常リズムを伴わない揺蕩うような前半部に始まり、

一転して一気呵成に疾走する後半部でヴォルテージを上げて締め括る、

短いながらもピリリと存在感を放つ音楽になっています。

ここ10年以上私が継続的に手掛けてきた琵琶との近似性にも着目しながら

筆を進めた作品で、移調を可として、細棹・中棹・太棹・琵琶

何れでも演奏できることを想定しています。

### PHONO XⅥ - for Shamisen solo ###
   フォノ第16番~三味線独奏の為に~
         (2022)   

初演:2022年3月7日 Tokyo Conserts Lab

ー演奏家+作曲家コラボレーションシリーズー
     野澤徹也三味線リサイタル
     演奏:野澤徹也(三味線)

 

演奏時間:約4分               
 

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この私のPHONOシリーズは未出版のものが多いので、
楽譜をお求めの方は、直接ご連絡をいただくか・・・
「マザーアース株式会社」(Tel:03-3455-6881
を通してお問い合わせください。
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国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの回想を続けています。

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)は、2025年3月から11月にかけて、断続的に開催されました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる"木の良さ"(Wood is Good !)を

スローガンに掲げる、IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)とJWCS(一社)日本木文化学会が、

ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を組織して開催した国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、誠にありがとうございました。

 

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3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開する<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われた後、

4月に入ると富山県の井波彫刻に会場を移して<国際木彫キャンプ>、

そして5月下旬には大阪→静岡→山梨と3箇所をめぐる<木工ろくろ実演>、

更に6月初旬には大阪市立美術館での<木版画作品展示>と続きました。

そして、7月下旬には<ウッドデザイン>が行われました。

ウッドデザイン

テーマ: 木霊:木の精霊
開催日:7月22~30日
会場:Mt. Fuji Wood Culture Society「まなびの杜」木工スタジオ(山梨県河口湖)

 

河口湖と富士山を望む素晴らしいロケーションに恵まれた木工研修施設、

Mt. Fuji Wood Culture Society「まなびの杜」に世界各国の家具職人が集結して、

この期間に個性とアイデアに溢れた作品の制作に専心しました。

期間中の週末には一般の方々にもお楽しみいただけたオープンデーも行われました。

 

 

 

 

毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいりました。皆様のご注目、ご来場、ご協力に感謝もうし上げます。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

明日以降も、各イベントを回想する記事を連続掲載していきます。どうぞお楽しみに!

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第205巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

所謂"セノハチ越え"を支えるシェルパ機関車=EF67形直流電気機関車の

真っ赤な塗装をまとった雄姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第205巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

山陽本線の八本松ー瀬野間は、「瀬野八」と通称されて知られる22.6パーミルの

急勾配が連続する難所となっています。そのため、重量列車では

列車の最後尾に補助機関車を連結して坂を押し上げるスタイルで運行されています。

その補助機関車専用に開発されたのが、EF67という訳です。

新造ではなく、EF60もしくはEF65を改造して誕生した形式でもあります。

赤11号を基調とした塗色をまとって、後継機への置き換えが進んだ現在も、

まだ一部は現役で活躍しています。

 

 

次のページをめくると、JR東日本の新幹線の電気・軌道総合検測車、

E926形電車"East i"の特集です。

ミニ新幹線の線区にも乗り入れて検測できるように、

秋田新幹線用のE3系を基本とした車体規格と性能を有していて、

各種検測機器を装備した6両編成で活躍しています。

 

 

更にページをめくると、国鉄キハ07形を改造して生まれた気動車の写真が目を惹きます。

鹿島鉄道キハ600形の特集です。登場当時の丸みを湛えた独特の先頭部の形状は、

その後の改造で平妻化されてしまいなくなりましたが、小まめな窓がズラリと並ぶ

3扉の側面に往時の面影を残していました。

現在は601が動態保存されているということです。

 

 

「日本の鉄道の歴史」シリーズは、青梅鉄道公園の特集です。

日本の鉄道90周年を記念して1962年に開館した鉄道保存公園です。

山の上に位置していて、以外な車両に出会えるスポットとして、

根強い人気を誇っています。入場料は今でも100円という貴重な存在です。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、JR九州の新幹線車両800系の特集です。

九州新幹線鹿児島ルート向けに開発されて活躍している車両です。

九州新幹線内での運行を基本とするため、6両編成で全て普通車という構成ながら、

郷土色を盛り込んだインテリアなどで大いに魅力的な新幹線車両に仕上がっています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ
(Dmitrii Dmitrievich Shostakovich / 1906-1975)の
交響曲(全15曲)の探訪を先々週からアップしていますが、
いよいよ最終回が近づいてきました。

ベートーヴェン以降のシンフォニストのジンクスであった
「交響曲第9番」を超えることが不可能ではないかという
大きく聳え立っていた壁を越えて、あのマーラーも
為し得なかった二ケタ番号交響曲の完成という
偉業を若くして成し遂げたショスタコーヴィチは、
孤高の境地を歩んでいきました。

しかし、意表を突いた小振りな<第9番>が
"ジダーノフ批判"の対象になってしまうという苦境にも立ち、
<第10番>の発表は1953年になりました。

その<第10番>によって第2次世界大戦に関連した
"戦争シリーズ"を完結すると、次には、
ロマノフ王朝末期の「血の日曜日」事件を扱った
表題交響曲<第11番「1905年」>(1957年)、そして、
レーニンによる「十月革命」を題材とした表題交響曲
<第12番「1917年」>(1961年)と、
体制賛美の色合いが濃い作品を続けました。

しかし、続く<第13番「バビ・ヤール」>(1962年)では、
非スターリン化が進行していた"雪解け"の時期とは言え、
大胆にも、エヴゲニー・エプトゥシェンコの
体制批判的な詩をテキストに用いて、
初期の交響曲以来封印してきた声楽付交響曲のカタチを
復活させた音楽で内外に大きな反響を巻き起こしました。

その後、交響曲の作曲から
暫く遠ざかったショスタコーヴィチは、
1969年に発表したこの<第14番>で、
またまた新境地に踏み出しました。
無調性・十二音技法・トーンクラスターといった、
当時のソヴィエトでは遠ざけられていた前衛的技法を、
自分なりに消化したカタチで応用した作品になっています。

交響曲というよりもオーケストラ伴奏歌曲集とでも言うべき、
外観を持った作品で、ソプラノとバスの独唱を伴い、
オーケストラは弦楽器と打楽器のみという編成で、
例外的に多い11楽章から構成される点が大きな特徴です。
マーラーの交響曲「大地の歌」を思わせるとも言えるでしょう。

###交響曲第14番 ト短調 作品132「死者の歌」###

[第1楽章]「深いところから」Adagio
 バス独唱が、ロルカによる歌詞を歌います。

[第2楽章]「マラゲーニャ」 Allegretto
 同じくロルカの詩による歌詞で、今度はソプラノが歌います。

[第3楽章]「ローレライ」Allegro molto - Adagio
 この楽章から歌詞はアポリネールになります。
 打楽器が多用され、前半のアクセントになる楽章です。
 二重唱で歌われます。

[第4楽章]「自殺者」Adagio
 ソプラノ独奏にチェロ独奏(オケ首席)が絡みます。
 歌詞はアポリネールです。

[第5楽章]「心して」Allegretto
 シロフォンが12音音列を奏して始る楽章です。
 兵士とその姉妹の近親相姦をテーマとした、
 アポリネールの歌詞が、ソプラノ独唱で歌われます。

[第6楽章]「マダム、御覧なさい」 Adagio
 アポリネールの歌詞が二重唱で歌われます。
 シロフォンが寂寥感を漂わせます。

[第7楽章]「ラ・サンテ監獄にて」Adagio
 アポリネールの歌詞がバス独唱で歌われます。

[第8楽章]「コンスタンチノープルのサルタンへの
      ザポロージェ・コサックの返事」Allegro
 ここでもバス独唱によってアポリネールの歌詞が歌われます。

[第9楽章]「おお、デルウィーク、デルウィーク」Andante
 この楽章だけ、歌詞はキュッヘルベケルによるものです。
 バス独唱によって歌われます。

[第10楽章]「詩人の死」 Largo
 ソプラノ独唱によって、今度はリルケによる歌詞が歌われます。
 ここでもシロフォンの効果的な使用が印象的です。

[第11楽章]「結び」Moderato
 リルケの歌詞による終楽章です。
 人生の結びである死を賛美した内容が歌われます。
 結尾で弦楽器のパートが細分化されて、
 トーンクラスター状の音響となります。
 当時の西欧の現代音楽シーンでの大きな潮流となっていた
 トーンクラスターを、ショスタコーヴィチなりに試みた
 密かな気概を感じさせてくれます。

YouTube / Dmitri Shostakovich: Symphony no.14 op.135
Jitka Soběhartová - soprano
Jan Ericsson - Bass
Filharmonický orchestr Iwasaki
Chuhei Iwasaki - conductor


全11楽章で演奏時間は60分弱位が標準的でしょうか。
何とも厳粛且つ不思議な交響曲です。
仕事場にあるCDは、初演を指揮したバルシャイの指揮による
モスクワ室内管弦楽団の演奏です。

CD:ショスタコーヴィチ/交響曲第14番「死者の歌」
   ルドルフ・バルシャイ指揮/モスクワ室内管弦楽団
   TOKYO FM / TFMC-0036
バルシャイ盤
###映画「007~ダイヤモンドは永遠に」###

1971年作品 監督=ガイ・ハミルトン
主題歌=シャーリー・パッシー
音楽=ジョン・バリー
ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリー
ボンド・ガール=ジル・セント・ジョン
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前作で起用されたレゼンビーは結局「女王陛下の007」
一作のみの主演で終わり、再びショーン・コネリーが
ジェームズ・ボンドに登板しました。

ショーン・コネリーは、あまりにもジェームズ・ボンドの
イメージが強くなってしまう事を嫌って、
当初は再登板を固辞したと言われていますが、
最終的には破格の高額出演料を提示もされ、
再びの出演が実現しました。

この「ダイヤモンドは永遠に」は、
イアン・フレミングの原作としては
「ジェームズ・ボンド」長編小説シリーズの4作目、
映画「007シリーズ」としては第7作となります。

宿敵ブロフェルドを遂に見つけて殺害を果たしたボンドは、
休養を兼ねて南アフリカのダイヤモンド大量盗難事件の
捜査という地味な任務を命じられますが、
やがて深い謎と凶暴な黒幕に挑んでいくことになります。

ボンド・カーには、ヒロイン(ボンド・ガール)の
ティファニー・ケイスの車としてではありますが、
フォード・マスタング・マッハ1が登場しています。

ショーン・コネリーのジェームズ・ボンドは、
この作品で一端おしまいとなり、
この後の作品からはロジャー・ムーアが起用されます。

引き続き「007シリーズ」を回想していきます。
映画は楽し! 音楽もまた楽し!

YouTube / ダイヤモンドは永遠に (字幕版)

今日は最新作、2022年2月20日に初演、3月19日に再演された

二人の横笛奏者と一人の打楽器(和の打ち物)奏者のための作品の紹介です。

 

注)初演公演の模様の記録動画をリンクしました。

  55分あたりからこの曲の演奏の部分になっています。

  下記の記事内容をご一読の上、ご視聴ください。

 

 

洗足学園音楽大学の大学院の和楽器専攻には、

近年になって中国からの留学生が入学してくるようになりました。

東アジアにには、ルーツを同じくする同属楽器が多数存在します。

箏、笛、尺八、琵琶、三味線、胡弓などが上げられます。

中国で古箏を勉強した方が日本で箏の奏法を習得したり、

中国で笛子を勉強した方は日本で篠笛や能管の奏法を習得したり、

あるいは東アジアの同属楽器の比較研究をしたり・・・

といった学生が増加傾向になるという訳です。

 

2021年度は篠笛専攻の二人の留学生が在籍していたので、

その二人のための大学院生新作初演プロジェクトとして、

私の最新作が下記の2公演で初演される作品を作曲しました。

コンサートホールのステージを"能舞台"や"枯れ山水"(石庭)に

見立てたようなイメージを脳裏に描きながら、筆を進めた作品となりました。

 

 

<解説>

曲は、鼓による”落とし”のリズムに始まり、横笛奏者が能舞台を静々と進む役者のように
舞台上を移動しながらやがて左右に離れた定位置に至る<序>に始まり、
五音連打によるモティーフが団扇太鼓を伴いつつ次第に増殖していきながら

次第にリズム感が明確になっていく<漸増>を経て、
明確な4拍子が確立されて進行する<祭り幻想>が輝きを放った後、
締太鼓による間奏<轟>を経て定常拍節感が無い音楽に回帰する。
最後は二人の横笛が呼び交わしがやがて天空の彼方に消えていくような

<呼応>に収束していく。
タイトルは、1999年に国立劇場委嘱作品として作曲して初演された「呼鼓悠遊」

(小鼓・大鼓・三味線・十七絃箏・打楽器)に一脈通じる音世界を有していることから、

姉妹作という意味もこめて「呼笛悠遊」と命名した。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪ 松尾祐孝《呼笛悠遊》 初演公演♪♪♪♪♪♪♪♪

 

   初演奏者: 能管・篠笛=馮蕊  篠笛=馬新凱   

       和太鼓(小鼓・団扇太鼓・締太鼓・鏧=冨田慎平

 

・・・・・2022年2月20日(日) 邦楽 dai12回定期演奏会・・・・・

       17時開演 @ 洗足学園 前田ホール

           (一般入場不可)

 

連携:World Wood Day 2022(オンライン国際フェスティバル)

開演:17:00 (YouTube Liveによる同時配信)

 

■プログラム

 「LITURGIA」ディエゴ・ルズリアーガ 作曲 (1) (2) 

 「調・下り葉」根笹派古典本曲

 「津軽三下り」「津軽じょんから節」津軽三味線独奏

 「ゆき」地歌

 「呼笛悠遊」 松尾祐孝 作曲(新作初演 / 大学院生プロジェクト)

 「深みどり」石垣征山 作曲

 

■出演

 現代邦楽コース学生・院生・卒業生  

 電子オルガンコース学生(1) 打楽器コース学生(2)

 吉原佐知子(講師:箏) 野澤佐保子(講師:三絃) 冨田慎平(和太鼓) 

 山口賢治(講師:尺八) 松尾祐孝(司会&作曲・指揮)

■協力:電子オルガンコース 打楽器コース

■主催:洗足学園音楽大学・大学院

■企画制作:現代邦楽コース ■協力:現代邦楽研究所

■国際連携:World Wood Day 2022

 ( 主催:International Wood Culture Society (一社)日本木文化学会 )

 

・・・・再演:2022年3月19日(日) 大学院スペシャルコンサート・・・・

 

 

国際木文化フェスティバルの日本初開催の各種イベントの回想を続けています。

《World Wood Day 2025 Japan》(《ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会》)

(略称:WWD2025)は、2025年3月から11月にかけて断続的に開催されました。

SDGsにも繋がる、地球環境持続的保全の根幹にも関わる"木の良さ"(Wood is Good !)を

スローガンに掲げる、IWCS国際木文化学会(本部USA/CA)とJWCS(一社)日本木文化学会が、

ワールト・ウッド・デー 2025 日本大会実行委員会を組織して開催した国際フェスティバルでした。

皆様のご注目、ご来場、誠にありがとうございました。

 

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3月16日〜19日開催の仙台での<シンポジウム>、3月20日開催の<オープニング・コンサート>、

そして3月21日から27日にかけて展開する<国際青少年木工交流キャンプ>に続いて、

会場を東京大学田無演習林に移して、<植樹活動>の式典が行われた後、

4月に入ると富山県の井波彫刻に会場を移して<国際木彫キャンプ>、

そして5月下旬には大阪→静岡→山梨と3箇所をめぐる<木工ろくろ実演>と続き、

6月初旬には大阪市立美術館での<木版画作品展示>となりました。

木版画作品展示

木版画作品展示は、6月3~8日の期間、大阪市立美術館(大阪府大阪市)で開催されました。

この催しはEXPO2025 大阪・関西万博に関連したコラボレーション企画の一つで、

シュールレアリズムに焦点を当てている美術文化協会の美術展の一角に、

WWD2025のコーナーを設定していただき、IWCSが所蔵する木版画作品や、

JWCSが推薦する作品などが展示されました。

 

 

美術文化協会の公式ホームページに詳しい情報がアップされていますので、

下にリンクしておきます。是非、ご覧ください。

その記載の中にあるように、<ワールド・ウッド・デー賞>と<日本木文化学会賞>を、

美術文化協会の作品展に贈賞するという交流協同も行うことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

毎年の3月21日は、IWCS国際木文化学会が提唱する World Wood Day であり、

国連が制定している 国際森林デー でもあります。

また、10月8日は日本の「木の日」です。

概ね、この3月21日から10月8日にかけての約半年間の会期の中で、

全国各地で各種イベントの断続的な開催を展開する分散開催方式で、

《World Wood Day 2025 Japan》/《ワールド・ウッド・デー2025日本大会》

を開催してまいました。皆様のご注目、ご来場、ご協力に感謝申し上げます。

 

 

英語サイトはこちらです。

https://www.worldwoodday.org/2025/

 

明日以降も、各イベントを回想する記事を連続掲載していきます。どうぞお楽しみに!

 

 

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第204巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

飯田線に投入するためにED61形を軽軸重に改造して登場となったED62形の、

JR発足後に一両だけJR貨物の塗装をまとった姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第204巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

ED61形総勢18両は全機がED62形に改造されて飯田線に導入されました。

晩年は大糸線などでも活躍した後、2002年までに全機廃車となりました。

 

 

次のページは、銚子電鉄デハ800形の特集です。

戦後の復興期から伊予鉄道で活躍した後、昭和末期に移籍してきたデハ800形は、

典型的な地方鉄道16m級電車の佇まいが人気を博しました。

現在は引退したものの、外川駅構内に保存され、内部は資料館になっています。

 

 

更にページをめくると、今度は近代的な車両の写真が目に飛び込みます。

JR四国の徳島エリアの地域輸送向けに開発された1500形気動車の特集です。

都市近郊非電化区間のサービスアップのために開発された車両で、

搭載エンジンには環境対策が、内装にはバリアフリーが施された

現代的な気動車として、34両が製造されて活躍中です。

 

 

「日本の鉄道の歴史」シリーズは、松浦鉄道の特集です。

佐賀県有田と長崎県佐世保という松浦半島の付け根の二つの町を起終点に、

半島外周の主要部を巡る松浦鉄道西九州線は、嘗ての国鉄松浦線を引き継いだ

第三セクター鉄道です。その開業時には、列車本数や駅数を大幅に増やす

積極策を展開して注目され、開業後12年間の黒字経営を続けたことも話題になりました。

 

 

巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

本号では、JR九州の"100年の時を越えて甦った「幻の豪華列車]

というコンセプトで登場した"或る列車"の特集です。

明治期に九州の鉄道網の基礎を築いた「九州鉄道」が、

アメリカ製の豪華客車を使用した列車を計画していたものの、

国有化の波に呑まれて実現しませんでした。

その幻の「或る列車」を現代に甦らせた列車という訳です。

デザインは例によって水戸岡鋭治氏によるもので、

列車全体が金細工のように輝いています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。

 

 

ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ
(Dmitrii Dmitrievich Shostakovich / 1906-1975)の
交響曲(全15曲)の探訪を先々週からアップしています。

ベートーヴェン以降のシンフォニストのジンクスであった
「交響曲第9番」を超えることが不可能ではないかという
大きく聳え立っていた壁を越えて、
あのマーラーも為し得なかった二ケタ番号交響曲の完成という
偉業を若くして成し遂げたショスタコーヴィチは、
さらに孤高の境地を歩んでいきます。

意表を突いた小振りな<第9番>が
"ジダーノフ批判"の対象になってしまうという苦境を乗り越えて、
1953年に<第10番>の発表によって
<第7番>以来の"戦争シリーズ"を完結すると、
20世紀序盤の事件に題材をシフトしていきました。
<第11番「1905年」>は、ロマノフ王朝末期の
「血の日曜日」事件を扱った表題交響曲、
そして、1961年に初演されたこの<第12番「1917年」>は、
レーニンによる「十月革命」を題材とした表題交響曲でした。

この<第11番>と<第12番>は多分にプロバガンダ的な作品で、
(実は<第11番>には隠されたメッセージがあるようですが)
特に<第12番>は今日では滅多に演奏されません。
しかし、この<第13番>は久しぶりに声楽(合唱)を導入した
交響曲であると同時に、そこに使用したテキストが、
極めて刺激的な内容になっています。

1975年に行われた早稲田大学交響楽団(指揮:山岡重信)による
日本初演を聴いている私としては、想い出深い作品です。
「バービィ・ヤールに記念碑はない・・・」という
意味深長な歌詞で始る、全5楽章約60分の大曲です。

この作品が発表された1962年当時のソ連は、
"雪解け"の時期で、非スターリン化が進行していました。
その状況の中で大胆にも、エヴゲニー・エプトゥシェンコの
体制批判的な詩をテキストに用いて、
初期の交響曲以来封印してきた声楽付交響曲のカタチを
復活させた作品になっている、問題作なのです。

作品の内容を問題視した当局の妨害工作にも挫けずに、
キリル・コンドラシン指揮&モスクワ・フィルハーモニーの
演奏によって1962年12月に初演された時には、
聴衆から熱狂的な拍手が沸いたと伝えられています。

"バービィ・ヤール"はキエフ近郊にある渓谷の名前で、
第二次世界大戦中にウクライナを占領したナチス・ドイツが、
ユダヤ人を(更にはロシア人やウクライナ人までも)
数万人規模で虐殺した地なのです。

折しも、現在のウクライナは、
ロシアと西欧の思惑の狭間に揺れ動き、
内乱状態に近い混乱した状況になっています。
2013年5月に私が
ファイナル・コンサートの指揮者としてドネツクを訪問した時は、
平和で美しい街の風景と、音楽を愛する多くの市民の皆さんが
とても好ましかったウクライナでしたが・・・
平和な解決を願ってやみません。

そして、1975年に行われた早稲田大学交響楽団
(指揮:山岡重信)による日本初演を聴いている私としては、
とても想い出深い作品です。
「バービィ・ヤールに記念碑はない・・・」という
意味深長な歌詞で始る、全5楽章約60分の大曲です。

##交響曲 第13番 変ロ長調『バービィ・ヤール』作品113##

着想当初は1楽章形式による交響詩として計画されたそうですが、
同じ詩人の他の作品も組み合わされて、
 第1楽章「バービィ・ヤール」 第2楽章「ユーモア」
 第3楽章「商店」 第4楽章「恐怖」 第5楽章「立身出世」
という5楽章構成を持つ大作になりました。

[第1楽章]「バービィ・ヤール」
反ユダヤ主義を糾弾する内容を持つ、
極めて刺激的な内容の楽章です。

[第2楽章]「ユーモア」
"どんな支配者もユーモアを手なずけることはできなかった"
という、反体制的な皮肉に満ちた、スケルツォ的な楽章です。

[第3楽章]「商店」
どんな季節でも行列に耐えて買い物をする女性達を讃え、
そんな庶民から暴利をむさぼろうとする商店を揶揄するといった
これまた皮肉に満ちた歌詞の内容を歌う楽章です。

[第4楽章]「恐怖」
スターリン時代の粛正や密告の横行は影を潜めてきたものの、
今度は、虚偽等の蔓延といった新たな恐怖が存在している
という意味深長な内容による、冷徹な楽章です。

[第5楽章]「立身出世」
その昔に地動説を主張し続けて弾圧された
あのガリレオ・ガリレイを例に引いて、世俗的出世を捨て、
危険を顧みず、人々に呪われてでも信念を貫き、
後の世に認められる生き様こそが真の「立身出世」であると、
ややパロディック歌い上げて全曲を閉じます。



何とも謎めいた雰囲気でかつ重苦しくもあり、
またパロディー精神にも溢れた、
交響曲らしくない交響曲です。
私の仕事場のライブラリーに在るCDはこの1枚です。

CD:ショスタコーヴィチ/交響曲第13番「バビ・ヤール」
   キリル・コンドラシン指揮
   バイエルン放送交響楽団 & バイエルン放送男声合唱団
   PHILIP / PROA-30
コンドラシン盤
このところ、夕方の記事シリーズとして、
映画「007シリーズ」の記事を続けています。



シリーズの世界的な大成功によって、
ジェームズ・ボンド=シューン・コネリーという印象が
すっかり定着しました。
そのような状況の中で、第6作「女王陛下の007」の
ジェームズ・ボンド役に、オーストラリア人の若手俳優=
ジョージ・レゼンビーが起用されました。

結局、レゼンビーはこの一作のみの起用に留まりましたから、
必ずしも幸運な出会いではなかったのかもしれませんが、
映画自体はなかなか素敵な作品になっています。

犯罪組織のボス=ドラコから、
一人娘=テレサとの結婚を頼まれたボンドは、
情報を得るためにそこに取り入っていくのですが、
最後には心からテレサを愛するようになって、
この映画の最後ではハネムーンに出発します。
しかしそこで・・・
このシリーズでは珍しい、悲しいラストシーンです。

今回も、ポルトガルやスイス等でロケが行われ、
高級リゾートや歴史的市街地等の風景が次々と登場します。
珍しいカーリングのシーンや、
同シリーズの他の作品にも度々登場するスキーシーン等、
ウィンター・スポーツの場面も見物です。

YouTube / 女王陛下の007 (字幕版) MGMvodJP


#####映画「女王陛下の007」#####

1969年作品 監督=ピーター・ハント
タイトル音楽=On Her Majesty's Secret Service
       (インストゥルメンタル)
ジェームズ・ボンド=ジョージ・レゼンビー
ボンドガール=ダイアナ・リグ
ボンド・カー=アストンマーチンDBS
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