全国を縦横無尽に走れる交直流電気機関車の決定版=EF81〜「国産鉄道コレクション」第93巻 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第93巻の紹介です。

EF81形交直流電気機関車

毎号のお楽しみ、Nゲージサイズ模型の付録は、
交直流電気機関車の決定版=EF81でした。

「国産鉄道」第93巻パッケージ

では、いつものようにパッケージを解いて
奥底から第93巻の冊子を取りだしてみましょう。

第93巻冊子

関東記事は、このところの定番通りに
付録模型の車両の紹介になっています。
EF81形交直流電気機関車の最終完成形とも言えるもので、
直流1500v、交流20000v/50Hz、交流20000v/60Hz、
の三電源に対応できるオールマイティーな性能を誇ります。
日本海縦貫線のエースとして大活躍した名機です。

EF81形交直流電気機関車記事

次のページをめくると、伊豆急行8000系の特集です。
オールステンレス20メートル級4ドア通勤型車両の
私鉄向けのスタンダードを確立したと言っても過言ではない
東急8000系が、現在では伊豆急行の主力車両として
大活躍しているのです。
海側の座席をクロスシートにするなど、
観光路線向けの改造が施されて、
外装もマリンブルーのラインを纏って、
伊豆半島東岸を快走しています。

伊豆急行8000系

更にページをめくると、旧型電機の厳めしい姿が
目に飛び込んできました。
全202両のうちの24両が回生ブレーキ追加の改造により
EF16形になり、さらにそのうちの10両が再改造されて
EF15形に戻るという、国鉄史上ほとんど類例をみない
原形式復旧というケースがあったのが、
EF15形直流電機機関車なのでした。

EF15形電気機関車

続くページは、比叡山鉄道・坂本ケーブルの特集でした。
大正時代に開業された坂本ケーブルは、山麓の坂本駅も
山頂の延暦寺駅も、開業当時からの雰囲気を
今に伝えている、鉄道ファン必見のスポットです。

坂本ケーブル

巻末は、このところの定例通りに観光列車の特集です。
但し、本号で珍しく私鉄が取り上げられていました。
富山地方鉄道のダブルデッカーエクスプレスです。
京阪電鉄の2階建車両付き特急電車として
一世を風靡した名車3000形が、
富山地方鉄道で2階建て車両を真ん中に挟んだ
3両編成で運用されているのです。
オレンジ色系の車両が、緑深い山河の風景に
よく映えて、素敵なコントラストを醸しています。

ダブルデッカーエクスプレス

「国産鉄道」コレクションシリーズは、
まだまだ続きます。