アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第58巻の紹介です。
目玉のNゲージサイズ模型の付録は、
前号に続いて急行形交直流電車で、
北陸と九州を駆け巡った
475系交直流電車の先頭車でした。
付録のNゲージサイズ模型が覗けるパッケージを
解いて、冊子を取り出してみましょう。
巻頭記事は、211系近郊型直流電車の特集です。
113系と115系を置き換えるために開発されたもので、
抵抗制御から電機子チョッパ制御に進化して、
しかも界磁添加励磁制御を採用して、
製造コストも配慮された形式でした。
続く記事は、雪国で大活躍をした
DE15形除雪用ディーゼル機関車の雄姿が
眩しい記事でした。
次のぺージは、1994年まで和歌山県北部を走っていた
野上電気鉄道の特集です。
阪神や阪急の旧型電車等が走っていた
まるで古典車両博物館のような存在だったそうです。
更に北海道の名寄駅舎の記事もあり、
嘗ての拠点駅の風格が懐かしくなりました。
一方、海外の鉄道の記事も掲載されていました。
屋根の上まで人々がすずなりに乗車している
バングラデシュ鉄道の写真には、
一種威容な活力が感じられました。
そして巻末の記事には本号の主役の登場です。
前号に続いて交直流電車の急行形の決定版、
60ヘルツ対応の475系の特集でした。
前号の457系は、50ヘルツ対応形式でした。
お楽しみのNゲージサイズ模型は、
475系急行形交直流電車クモハ475形の雄姿です。
新北陸色が爽やかなイメージを醸し出しています。
「国産鉄道」シリーズはまだまだ続きます。