アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第43巻の紹介です。
今回は第43巻になります。
本号の付録は、前面貫通タイプの特急形電車として
国鉄ボンネットタイプのイメージチェンジの嚆矢となった
485系特急形直流電車クハ481形200番台の
Nゲージサイズ模型でした。
さて、いつものようにパッケージを開けましょう。
冊子の巻頭記事は、北勢鉄道~三重交通~近鉄~
三岐鉄道と社籍を変更しながら庶民の足として
営業されているナロー鉄道のモニ220形の紹介です。
続く記事は、九州の交流電化に伴い登場した
旅客用の電機機関車=ED72形の特集です。
当時はまだ蒸気機関車が多く残っていた
九州の事情に合わせて、重量のかさむ蒸気暖房供給機器を
搭載するために、中間に務動力台車を配して軸重を分散
する必要があったために、EFではなくEDになったのでした。
そして、独特の顔つきが個性的です。
一方で、音楽関係の記事、"ちゃっきり節"
というコーナーもあり、目を惹かれました。
その他、中国の主要幹線に残る庶民の長距離列車、
普通旅客快車(1461/1462列車)の記事がユニークです。
そして巻末に本号の主役の登場、
クハ481形200番台直流特急電車の特集記事です。
ボンネットタイプから前面貫通タイプへの
イメージチェンジは、新時代の到来を思わせてくれました。
お楽しみの付録模型はこの通り、
485系特急形直流電車クハ481形200番台、
なかなかの出来栄えです。