2018年の「バーンスタイン生誕100年に寄せて」記事シリーズの
再収録も、早いものでもう vol.9 になりました。
今日ご紹介する作品は、1952年に発表された
歌劇「タヒチ島の騒動」です。
1幕・3場からなる約45分の小オペラで、
現代のある家庭の一日を描いている舞台になっています。
「タヒチ島事件」とか「タヒチ島の騒動」と訳される
奇妙なタイトルは、ストーリーの本筋には無関係で、
家庭内に流れるニュースというパロディーです。
尚、この歌劇「タヒチ島の騒動」は、後年、1983年に
大幅に改訂が施されて、歌劇「静かな場所」となりました。
下のジャケットの写真は、
「タヒチ島の騒動」でも「静かな場所」でもありませんが、
バーンスタインの多彩・多面的な活躍を象徴する作品
「ミサ」のLPです。