大相撲初場所が終わりました。
とにかく荒れに荒れた場所でした。
復活を信じていたファンの声援も空しく、
横綱:稀勢の里は初日から連敗を重ねて遂に引退を発表、
三大関が序盤で大崩れして、四日目まで3人合わせて2勝10敗、
栃丿心は途中休場、高安と豪栄道は9勝6敗まで盛り返して
何とか勝ち越したものの、物足りない成績でした。
また、横綱:鶴竜も序盤で2勝3敗となって途中休場、
序盤ではハラハラ相撲も見られたものの徐々に調子を上げて
10連勝と波に乗ったかに見えた横綱:白鵬も、
11日目の御嶽海戦で土がつくとそのまま3連敗で
最終盤で途中休場となってりました。
横綱大関陣が正に総崩れとなった初場所は、下手をすると
優勝が11勝レベルまで下がる可能性もありましたが、
その窮地を救ったのが、東西の関脇でした。
先場所に小結で初優勝を遂げた東関脇:貴景勝は、
初日から3連勝のスタートを切って、その後も連敗をせずに
着実に星を重ねて、千秋楽を11勝3敗で迎えました。
既に34歳ながらここ数年で地力を上げてきた西関脇:玉鷲は、
序盤で御嶽海と貴景勝に敗れたものの、
六日目から連勝街道まっしぐらで、千秋楽を12勝2敗で迎えました。
両関脇の活躍で優勝争いが2〜3敗レベルで千秋楽まで繋がり、
両国国技館が大きく盛り上がったことは救いでした。
優勝決定戦を見てみたいというファンの期待も
大きかったようでしたが、玉鷲が本割りの遠藤戦を勝って、
13勝2敗で初優勝を決めました。
貴景勝は、結びの一番で大関:豪栄道と対戦しましたが、
一方的に押し込まれてあっさり負けてしまい11勝4敗となりました。
勝っていれば、また攻防が激しい内容の濃い相撲であったならば、
大関昇進の声がかかる可能性が大きかったのですが、
あまりの負けっぷりに審判部の印象を悪くしてしまい、
昇進は見送りになってしまったのは残念でした。
まだ22歳と若いのですから、来場所に文句無しで昇進できる
二桁勝ち星を上げてほしいものです。
幕内の成績上位と有力力士の成績は下記の通りです。
13勝2敗=関脇:玉鷲(優勝)
11勝4敗=関脇:貴景勝
10勝4敗1休=横綱:白鵬
10勝5敗=前頭8:魁聖 前頭9:遠藤 前頭10:阿炎
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9勝6敗=大関:高安 大関:豪栄道
8勝4敗3休=関脇:御嶽海
昨年の名古屋場所で初優勝を遂げて貴景勝と並んで
有力な大関候補の御嶽海は、今場所は小結で5連勝スタートで
優勝争いの主役に躍り出るかと思われましたが、
ところが膝を傷めてしまって途中休場となってしまいました。
しかし11日目から再出場とて、いきなり全勝の白鵬に土をつける
大殊勲を上げて、千秋楽まで相撲をとって勝ち越しを掴みました。
しかし、膝という部位は力士生命に直結するものだけに、
無理がたたって来場所以降に影響が残らないことを願うばかりです。
また、1勝も上げられずに途中休場となった大関:栃丿心も
心配です。遅咲きの大関昇進ながら、地力と腕力抜群の豪快な相撲に
横綱の可能性を見出していた好角家も多いだけに、
何とか復活してほしいものです。
前頭では、遠藤や阿炎の二桁勝ち星が光りました。
次代の横綱大関陣となる若い力士の台頭が待望されています。
誰が飛び出して飛躍していくのかが、
今年の大相撲の大きな注目点ですね。
