お隣の国=韓国でも音楽や音楽教育が盛んです。
大学の在り方がアメリカに近く、
大きな総合大学が各地に点在し、公立・私立の別を問わず、
そこに必ずと言って良い程に音楽学部も設置されています。
アメリカも、例えば、ハーバード大学やイェール大学や
コロンビア大学、カルフォルにア大学、等に音楽学部があります。
日本に例えるならば、東京大学や早稲田大学や慶応大学に
音楽学部が存在するといった格好になります。
私は、韓国のソウル大学や大邱にある総合大学=嶺南大学等に、
講演や演奏会に招かれて何度か訪ねたことがありますが、
とにかく韓国の大学のキャンパスは広大で立派です。
また、韓国では現代音楽の普及活動も盛んで、
各地で現代音楽祭が開催されています。
日本の日本現代音楽協会に相当する「ISCM韓国支部」が
毎年秋に開催している<PAN MUSIC FESTIVAL>は
特に有名ですが、それ以外にも数多くの現代音楽祭が、
ここ20年位の間に多数誕生しています。
夏休みの時期に開催される大邱国際現代音楽祭には、
韓国中の作曲科学生が多数終結して、凄い熱気に溢れます。
その他にも、韓国出身の国際的作曲家として著名な
尹伊桑(ユン・イサン)氏(1917-1995)の生地=
統営(トンヨン/慶尚南道)の音楽祭、等があります。
韓国の音楽の近代化に多くな足跡を残した
LEE Sang-guen氏(1922-2000)を記念して発足した音楽祭=
<LEE Sang-guen International Music Festival>は、
今年ももうあと間も無くで、故人の生地=
普州(チンジュ/慶尚南道)で開催されます。
会期中に作曲コンクールの本選会(演奏審査)も開催され、
私はその審査員に招聘されていますので、
今月末の現地を訪ねることになっています。
そこでの体験談は、またこのブログでも報告しましょう。
アジアの一員である日本に棲む私達は、
アジア諸国との交流を大切にしたいものです。
写真は、済州島で目撃した長大な凧挙げのショットです。