K.Akiyama「旅の途中にて。」
人生って、つくづく「旅」だと思う。
40歳になって、
そんなことを考えるようになった。
……と言うと、なんだか急に哲学者っぽい(笑)。
でも本当にそうなのだ。
人生には予定通りにいくこともあれば、
「いや、聞いてないんですけど」
ということもある(笑)。
お金が増えて喜んでいたら、
次の日減っていたり。
「よし、今日はバリバリ仕事するぞ!」
と思った日に限って、眠かったり。
人生、なかなかこちらの予定表通りには動いてくれない。
まあ、いいか(笑)。
最近、この
「まあ、いいか」
という言葉が、結構好きだ。
若い頃は、
もっと成功しなければ。
もっと稼がなければ。
もっと成長しなければ。
そんなことを考えていた。
もちろん40歳になった今でも、
お金は増やしたい。
資産も増やしたい。
仕事でも面白いことをしたい。
美味しいものも食べたい。
旅行もしたい。
そして、できれば働きすぎたくない(笑)。
欲望は、普通にある。
ただ昔と違うのは、
「人生、そんなに急がなくてもいいんじゃない?」
と思えるようになったことだ。
人生には、
一見すると無駄に見える時間がたくさんある。
カフェでアイスコーヒーを飲みながら、
何となくスマホを見る時間。
昼寝して、
起きたら夕方だった日。
好きな人と、
どうでもいい話をして笑っている時間。
生産性という観点だけで見れば、
たぶん大したことはしていない。
しかし、
人生という観点から見れば、
結構重要なのではないか。
だって、
人生の最後に思い出すのが、
「2026年8月9日の生産性は87.3%でした」
だったら、
ちょっと嫌だ(笑)。
それより、
「あの時食べた肉、美味しかったなあ」
とか、
「あのカフェ、居心地良かったなあ」
とか、
「あの人とくだらないことで笑ったなあ」
とか。
僕は、そういう記憶をたくさん持っていたい。
考えてみれば、
僕たちはいつだって「旅の途中」なのだ。
20歳の時も途中。
30歳の時も途中。
40歳の今も途中。
おそらく50歳になった僕も、
「まだまだこれからですよ」
とか言っているだろう。
80歳になったら、
「人生100年時代だから、あと20年あります」
とか言ってそうだ(笑)。
それでいい。
人間なんて、
完成しなくてもいいのかもしれない。
少しずつ考え方が変わって、
付き合う人が変わって、
好きなものが変わって、
生活が変わっていく。
昔の自分なら気になったことが、
今では、
「まあ、いいじゃん」
と思える。
それも成長なのだろう。
人生という旅には、
高速道路もあれば、
各駅停車もある。
たまには道に迷う。
そして僕の場合、
途中でスタバに寄る(笑)。
でも、それでいい。
早く目的地に到着した人が、
人生の優勝者ではない。
途中の景色を楽しんだ人。
好きな人と笑った人。
美味しいものを食べた人。
何度か失敗して、
それでも、
「いや〜、人生色々あるね」
と笑えた人。
僕は、そういう人になりたい。
40歳。
まだ完成していない。
まだ知らないことだらけ。
行ったことのない場所もたくさんある。
だから面白い。
今日も僕は、
人生という長い旅の途中にいる。
疲れたら休む。
お腹が空いたら食べる。
お金が増えたら喜ぶ。
減ったら……
とりあえず相場を閉じる(笑)。
そしてまた、
気が向いたら歩き出せばいい。
急ぐ必要なんてない。
人生はまだまだ続く。
さて。
アイスコーヒーでも飲みますか。
旅の途中にて。